一年間の成長を見せたチームが勝つんだろうな(フロンターレvs浦和レッズ)

2-0で勝利!ちょっとバタバタするシーンがあったけど、完勝と言っていいと思います。とはいえ、何せ両チームともハードスケジュールの中の試合。お互いベストメンバー、万全の状態というわけではなかったかもしれません。それもあってか、普段ならフロンターレが苦戦する3バックの浦和ですが、プレスにこなかったおかげでボールをつなぐことができました。

 

ルヴァン杯決勝で私が勝ちパターン(になりかけ)と思ったのとほぼ同じメンバーのフロンターレ。その脇坂選手がやってくれれば、ダミアン選手と交代で入った悠選手が彼にしかできない動きで追加点。後半から僚太選手投入でゲームを作ることができる選手が増えたし、僚太選手をマークするため右SBの守田選は自由度が増してたし。前節出場停止だった3人がキレていたのも良かったと思います。

 

憲剛選手がケガで今シーズンは出場できないけど、そんなこと言い訳にできない時期です。どのチームが一年間で一番成長したか、が試されています。私は否定的だったけど、超オールマイティな山村選手が奮迅の働きをしているのもすごいと思います。(山村選手ごめんなさい!)

 

あ、私手のひら返しますから!ってか、間違ってたら謝って訂正しますのでよろしく〜

 

戻ってきたケガ人もいるし、まさに総力戦の最終盤。勝つことしか許されないフロンターレがどこまで突き進むのか?応援し続けたいと思います。

 

でもあと3試合しかないんですよね〜。だから天皇杯敗退しちゃダメなんですよ…。シーズンオフが長すぎるから!

見えかけたけど消えた勝ちパターン(ルヴァンカップ決勝_フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌)

遅くなりましたが、やっぱり私の観戦記録を兼ねているこのブログ、ルヴァンカップ決勝の感想を簡単に書いておきたいと思います。

 

まずはフロンターレ、ようやくのルヴァンカップ獲得おめでとうございます!2017、2018とチャンピオンとなったフロンターレ。ようやくウィナーとなることができました!

 

この試合で本当に残念だったことは、90分で決めきれなかったこと。これに尽きると思います。もし決めきれていたら、この試合こそが2019フロンターレがようやく作り上げた「勝ちパターン」になったかと思ったからです。

 

先発に名を連ねたダミアン選手と脇坂選手。2人でチャンスを量産しましたね。ただ、得点を奪うことができず。ありえないと思うくらいの外しっぷりでした・・・。そして後半途中から2人と交代で入った悠選手と憲剛選手。ここから2得点で逆転!悠選手はさすがの決定力を見せた形となりました。そして私は、これこそがようやくフロンターレが手に入れた「勝ちパターン」だと、もうちょっとで思うところだったのです。しかし、後半ラストプレーで同点に追いつかれ、延長戦を経てPKの末に優勝したのは皆さんご存知のところです。

 

ダミアン選手と脇坂選手を先発で使い、後半交代で悠選手と憲剛選手を入れる。こうすることで4人ともフルスロットルで行けるし、それぞれが阿吽の呼吸で連携していけると思うのです。そしてこの試合ではまさにそうなるところでした・・・。

 

結果的に私の考える勝ちパターンは不発に終わりました。結局フロンターレは勝ちパターンが見つかっていません。優勝を喜ぶ同時に、残りのリーグ戦に大きな不安を感じた埼玉スタジアムでした。

ここまで来たら「勝てばよかろう!」ということにしておくよ・・・(フロンターレvsサンフレッチェ広島)

2-1で勝利ですよ!勝ったんですよ!勝ったんです!

 

いいじゃないですか、試合内容なんてもう。けが人、出場停止。シーズン残り5試合になってもなお、出来上がらない勝ちパターン。今となってはサッカーの内容なんて期待してはいけないのです。ええ、そう自分に言い聞かせないと納得できない試合内容だったんです!

 

バリバリの主力3人が出場停止ということで、DFには奈良選手が復帰していきなりスタメンに名を連ねました。さらにベンチにはジェジエウ選手も。スクランブル状態もいいところです。そんな奈良選手のプレーは、けがをしていたとは思えないほどファイトあふれるものでしたね。ああ、こんなだったなぁ・・・懐かしく感じました。

 

そんな中、久しぶりに右SBで出場したマギーニョ選手については・・・いろんな方が語っていると思うので私は語りません。今日のポイントは、「仕事してない(させてもらえない)悠選手」だと思いました。

 

今日の悠選手、まあ本当に存在感がなかったです。もちろんいくつかいいプレーはありましたが、FWとしての役割を果たしたかというとそうは言えないと思います。ダミアン選手を抑えて1トップで出場するからには、やっぱりしっかりとボールを受けてもらう必要があると思います。広島DFにマークされていたとはいえ、チャンスを作ることができなかったのは、今日のフロンターレの攻撃が機能不全となった要因の一つだと思います。ルヴァンカップで見せた勝負強さを発揮できませんでした。

 

悠選手、ボールを受け取りに来ないですよね。自分のところにボールが来るまでボールを待っている。そのボールを迎えに行かない。だから今日も狙われてインターセプトされていました。広島DFにとっては守りやすかったと思います。下りてこい、というのではないのです。狙われているのだから、受け取りに来い、ということです。

 

とにかく近年まれにみる、いいところのないフロンターレでしたが、なぜか勝ちました。最初に言ったように、そもそもこの時期になっても勝ちパターンを確立できていないのですから、これから良くなるなんて期待してはいけません。もう「勝てばよかろう!」と達観して、残りのシーズンを応援したいと思います。

 

いいですか?自分に言い聞かせるんですよ!勝てばよかろう!

リーグ優勝争いから大きな後退…。今はまさにルヴァン杯に向け「切り替え」しかない(フロンターレvsガンバ大阪)

DAZNガンバ大阪vsフロンターレを観戦しました。結果は2-2の引き分け。フロンターレにとってはリーグタイトル争いからさらに後退となる、悔しい引き分けとなりました。一夜経って、感想を攻撃・守備の両面で書いておきます。

 

まず攻撃。ダミアン選手の1トップにちょっと驚きました。ボランチに僚太選手、守田選手が並び、トップ下に憲剛選手ということで、同じ画を描ける悠選手がトップかと思いました。また、ダミアン選手は来週のルヴァン杯勝戦にスタメン出場かなと勝手に考えてました。

 

DAZNで解説してた福田さんも言ってたけど、このメンバーとダミアン選手ではちょっと噛み合わない部分がどうしてもありますね。特に裏抜けは悠選手はいつも狙ってるけど、ダミアン選手はそうでもない。この辺でゴール前のチャンスを逃したシーンもあったのは残念だけど、ご承知の通りダミアン選手にはそういう声を黙らせる結果を出す力があります!僚太選手の同点弾はダミアンの頑張りからだったし、逆転弾はまさにゴールゲッター!

 

さて、結果的にダミアンの頑張りが生んだとも言える2得点。冒頭に「悠選手かと思った」書いたのですが、この結果を見ると、ダミアン選手のフィットの問題ももちろんあるけど、ダミアン選手の強みを生かさない攻撃アプローチに問題があるのでないか、と思います。もともとACL中心に苦戦していた昨年までのフロンターレの戦術に変化を加えるのがダミアン選手だったのでは?今シーズンのフロンターレの得点の少なさは、やっぱり「強みを生かさない」「強みのなさ」だと思うんです。

 

次に守備。G大阪のアタッカー陣は強力です。でも昨日の試合内容で2失点はいただけません。1失点目はプレゼントパス、2失点目はなんでそこでマークいない?稚拙な守備からでした。特に2失点目はG大阪の足が止まりだしていた状況。フロンターレとしては悪くない展開だったはずなのに…。3バック・5バックに対する攻守の苦手さがハンパないですよね。

 

やっぱり今シーズンのフロンターレは攻撃も守備もあらゆる面で強くなろうとして、全部が「7掛け」になってると思います…。DAZN解説の福田さんは「去年ほどの正確性がない」旨のコメントしてましたよね。その通りです。

 

主軸の復帰もあり「ここから!」というところで、自分達の稚拙さから勝ちを逃したフロンターレ。この時期にきてなお勝ちパターンが作れてない。優勝争いから大きな後退となり、新たなけが人も出そう、といい材料が見つからない…。今シーズン何度も選手・監督が言ってきた「切り替え」を、今こそやらなくてはいけません。なぜなら来週はルヴァン杯決勝だからです。リーグの1試合ではないのです。試合の空気も違うのです。しかも相手はコンサドーレ札幌、3バックだし、セットプレーとFWのカウンターが強いのです。

(逆に言えば、リーグで「切り替え」なんて言っちゃダメで、そこはしっかり振り返って何がいけなかったのか、次どうするのかを検討すべき。)

 

とにかく絶対にルヴァン杯を勝ち取る。今はここに焦点を当ててください。頼みます!

 

 

機能しないユニット、失点につながった両チームのミス、そして帰ってきたクリスタルの足を持つ僚太(ルヴァン杯フロンターレvs鹿島アントラーズ)

今季初めてルヴァン杯観戦しました。等々力のメインスタンド南側の2F席。後援会会員特典を使ってチケット購入したので、リーグ戦のいつもの席とは違う景色でした。思えばメインスタンドができて最初に購入したシーチケは北側の2F席でした。ピッチとの距離は感じますが、全体俯瞰できて面白かったです。

 

さて、ルヴァン杯準決勝第1戦はホームのフロンターレが3-1で勝利。アウェイゴールを取られたことで有利とも言えない状況です。忘れないうちに振り返っておきます。

 

試合の入り方は最悪でした。サポーターのほとんどが「絶対あってはならない」と思ってたことをやってのけてしまいました…。アウェイゴールをあっさり献上したことはもちろんですが、そこにいたるまでの「スーパーふわっと」です。第1戦がアウェイの鹿島はアウェイゴールを取ることが目標でしょうから、お互い中2日の中、強い姿勢で試合入ると思われてましたし、始まるとその通りでした。フロンターレはボールを保持するけどシュートまで持ち込めず、逆にカウンター気味に失点…。_これがフロンターレカップ戦を取れない理由だな、と思いました。見返すとあのシーン、まあひどいマークの受け渡しですね。わざわざ相手がやりやすいようにしなくても…。

 

その後も攻撃がまるで機能しない。このユニットは何が強みなんだろう?どういう戦術が強みを発揮できるんだろう?疑問を感じながら観戦してました。鹿島は縦にすごく圧縮した守備で、CB2人はダミアンをどうにかこうにか抑えている状態だし、DF裏スペースは広大だし、それでもDFを押し下げるような長いパスは使わない。そもそも誰も裏狙いの動きすらしていない。鹿島としてはとても守備しやすかったでしょうね。フロンターレが自由にボールを持てるのはCBとCB間に降りたボランチだけで、その他の選手中対して鹿島はボールが入るときにはプレスをかけ、フリーでプレーさせないようにしてました。今のフロンターレはパスもトラップもずれるので、ボールをこねくり回している間にミスから奪われカウンター、ということの果てしない繰り返しでした。

 

そんな中で気を吐いたのがダミアン選手!1点目は結局ダミアン選手圧巻のボールキープからでしたね!だからなおさらフロンターレの戦術がよくわかりませんでした…。

 

後半逆転に成功したフロンターレですが、以外と言えば以外のところから。鹿島にミスが出始めましたね。まあ鹿島の選手も人間ですから、ミスはあります。でも後半に入り如実にミスが出始めました。フロンターレの得点もそういうミスから始まりました。やってはいけないところでのミス、本当に怖いと思いました。

 

試合の感想としては以上ですが、やっぱりこの人に触れないわけにはいかないですね。大島僚太選手。まるでそれまでの80分は彼のために準備された時間だったのではないか?そう思わせる内容でした。あれでまだ本調子じゃないらしいです。大島選手が不在の中、他のボランチ選手が踏ん張ってきましたが、結果はご存知の通り。岩政さんがツイッターで「彼がいるフロンターレは別物」と言ってましたね。ようやく帰ってきてくれたことへの感謝と同時に「遅えよっ!」と悪態の一つでもつきたくなりますよね!でもやっぱり「おかえり!待ってたよ!」と声を掛けたのでした。

 

前述した通り、アウェイゴールを許したことで第2戦を難しくしてしまったフロンターレ。鹿島は今日のありえないミスを修正するでしょうし、そうしたらフロンターレは手詰まりになり、カウンターをくらって…、というのが目に浮かんでしまいます。第2戦に必要なのは、「頑張るだけじゃない守備」だと思います。昨日は見るからにぐちゃぐちゃで、一人一人が踏ん張ってた、そんな感じでした。守備の整理って鬼木監督は得意なのかと思ってましたが。そうすればきっと、帰ってきたあの男がクリスタルの輝きを放つはずです!

同じ設計図を書けるのはこのメンバーだということですね(フロンターレvs湘南ベルマーレ)

5-0!正直予想していなかった完勝でした。選手そしてサポーターの鬱屈した気持ちをぶつけるかのように、得点を重ねたフロンターレ。確かに湘南は「らしく」なかったです。プレスも掛けたり掛けなかったり。そして何よりあの怖い怖い怒涛のフリーランニングが少なかった。でも、それを差し引いてもフロンターレの動きが上回ったと思います。

 

では、感想です。まずはネガティブな点から。前述した通りいつもの湘南らしくないプレス度合いだったと思うけど、それでもフロンターレのミスが目立ちました。やはり遅いパスとズレたパス、そして判断の遅れがあると捕まってしまいますね。このあたりは仕方ないのかなぁ。退化していくしかないのか…。フロンターレがリーグ随一と言われていた部分なのでちょっとさみしいです。

 

次に前半と後半でやっぱり違うチームになってしまうこと。前半4点取ったんだから、後半も4点取れよ!ということではありません。できてたことができなくなるんです。もちろん相手はハーフタイムに修正してきます。それに対応ができないんですよね。もう「ハーフタイムふわっと」です。今日なんて後半動きを緩めたように見えたし、サボりだしてるように思いました。そんなことないだろうけど、この「ハーフタイムふわっと」は由々しき問題だと思います。

 

ではポジティブな点。5点取った!!!これは大きいです。技術が落ちてることを嘆きましたが、その中でも同じ設計図を書くことができたからです。今のフロンターレで同じ設計図を書けるのは、結局今日のメンバーなんでしょうね。正直私はスタメン聞いて「えっ!?」と思いました。不安だけど、鬼木監督が目指すサッカーが練習で一番できているのがこのメンバーなんだろうと思うようにしました。そしてそうだったんだなと今思ってます。

 

この設計図を書くのに一番怪しかったのは家長選手でしたよね。でも前節あたりから家長選手の調子が上がってきたように思います。それは、走るようになったから。だって今シーズン走ってなかったもん。フロンターレの家長選手は走る家長選手である必要があるんです。ようやく走る家長選手を見ることができました。

 

そして守田選手がSBとして頑張っていること。守田選手も調子を落としてましたが、右SBで持ち前のボール刈り取り(ジャッカル!?)を見せてくれるようになったし、縦に速いパスをつけるようになってきました。もう少しでボランチ復帰ではないでしょうか。え?そしたら右SBがいない?いやいや、そこは本来本職の方が頑張ってですね…

 

課題ありありで、上位チームと今日みたいな試合ができるかというとそうは思えません。だけど、確実に戦力が戻り選手の調子も戻りつつあると思いますし、鬼木監督の求める「走る」ことができるようになってきました。技術の劣化を球際の強度などで覆い被せようとしてるようですが、それで行くのなら徹底的にそれで行くしかないでしょ。ルヴァン杯リーグ戦も。

 

でもね、今日は5-0で勝ったのです!言いたいことはあるけど、何はともあれ勝利を喜びますよ!そして中2日でルヴァン杯、私、行きますよ!やっぱり居ても立っても居られないですから。

敗戦も、見せた求める「テンポ」の片鱗。下を向く必要はない。(ギラヴァンツ北九州vsセレッソ大阪U23)

アウェイ全勝でホームに帰ってきたギラヴァンツセレッソ大阪U23を迎えますが、0-2と悔しい敗戦となりました…。

 

前節勝利後のインタビューで小林監督は浮かない表情でした。どうやら「テンポ」が悪いと。攻撃のテンポが悪いので意思疎通ができずボールが繋がらなかったり、守備時の連携が悪くなっている。そういう話だったと思います。だから嫌が応にも今日はテンポが注目ポイントでした。

 

結果的には、前半は上手くいっていると思ってました…。でもよく考えたら、そうではなかったんですね。守備は上手くプレスを掛けたりコンパクトさを保ったりでしたが、攻撃ではここぞという時にゴールを奪えず。攻撃の良いテンポというのは、やっぱり最後にはゴールに結びつくものだと思います。上手くいってた前半ですが、最後のテンポが合わないことで、後半にそのツケを払うことになりました…

 

後半は前半と違い、コンパクトさが薄まってしまいましたね。スペースができうまくボールを持てない。そんな中でセレッソが上手かったですね。カウンターで3人対3人になり、上手に決められた1失点目に、隙を逃さず畳み掛けられた2失点目。相手の上手さですが、後半にテンポを維持できなかったことを反省しましょう。

 

逆転の切り札北川選手もプレーするスペースを与えてもらえず、無得点。北川選手が悪かったわけじゃなく、やりたいことに対してセレッソがしっかりそれを消す守備をしてきたので仕方ないですね。

 

でも今日は小林監督がギラヴァンツに対して昇格のために求めているものが高いものであること、今の時点ではまだまだ到達していないということ、とはいえ可能性を感じさせるものがあること、というのを感じました。首位奪還とはならなかったけど、目指すサッカーができるようになれば自ずとそれはついてくると思います。

 

5800人のサポーターが集まったミクスタ 。夏に加入しギラヴァンツの中興に寄与した3人はどう思ったかな?ここがあなた達のホームです!全メンバーとサポーターが小林監督の下、しっかり成長して目指す場所に到達しましょう!