蝶のように舞い、蜂のように刺す(ACLホームvsWSW)

前半こそ大柄なWSWの選手達の足にあたってパスが通りにくかったものの、後半はしっかりパスをつなぎました。ゴール前にボールを運ぶところまでは何度も持って行きましたが、あと一歩のところでWSWの選手達の体を張った守備に阻まれたり、味方にボールが合わなかったり。見てて「このままダメなのか」というより「逆転できる!」という期待感の方が強く感じられました。

右サイドから侵入し、左サイドから侵入し、中央から試み…。そして抉ってクロスやミドルシュート。圧倒的なポゼッションからあらゆる攻撃を行いました。偏った攻撃でなくいろんな攻撃をやってくるので、相手も守りにくかったと思います。

憲剛選手の同点弾は、それまではゴールラインまで抉って何度もマイナスのクロスを跳ね返されてたのを逆手にとったかのよう。意表をついた見事なシュートだと思います。

大島選手の逆転ミドルシュートはお見事!それまでも何本かミドルシュートを打ってました。逆転弾はゴールまでポッカリ空いたのが見えたんでしょうね。きれいにカーブしながらネットを揺さぶりました。

前後左右斜めに長短織り交ぜたパスをつないで揺さぶり、ここぞとシュートしゴールを奪う。蝶のように舞い蜂のように刺す。そんなフロンターレのサッカーだと思いました。

のこり全勝して予選リーグ突破し、決勝トーナメントでフロンターレのサッカーをアジアに、世界に知らしめて欲しいですね。