ストレスの80分、歓喜の10分(フロンターレvsベガルタ仙台)

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久しぶりに等々力劇場を観戦してきました!もうね〜、川崎修学旅行に来た陸前高田の子供達が感想文で「負けたけど、1人少なくなっても、諦めずに走り続けたフロンターレに感動しました」って書く姿が目に浮かんでね〜。「負けたけど」がなくなってよかったですよ!興奮冷めやらぬとはまさにこのこと。なかなか冷静になれませんが、頑張って感想を書こうと思います。

 

まず、今日のフロンターレは「強い気持ち」をもって試合に入ったとは思うのですが、裏腹に動きが重かった。どうしても仙台に遅れて動いてたし、そのためかパスもずれてました。ルヴァン杯第2戦のように主導権を握りたかったけど、そうはいかず。一方仙台は、直近の2戦を振り返り、先発メンバーの変更(復帰)に加えて、フロンターレ以上の強い気持ちで入ってきました。その攻撃から守備、守備から攻撃のスピードはとにかく早く、攻撃も守備も人数をかける。そんな感じだったと思います。さらに変化をつけるべく、コートチェンジもしてきました。そして、前半はまさに仙台の狙い通りの展開だったと思います。

 

ただ、数的不利で長い時間戦うのは最近でも3試合目のフロンターレは、ルヴァン杯と同じように憲剛選手を残して徹底的に縦に速い攻撃を仕掛けてきました。ちょっと関塚監督の頃のフロンターレのようでしたね。DF陣は身体を張ってしつこく守りながら、ボールを奪ったら縦に速く攻撃する。相手の守備が構築される前にシュートまでいく。そういう感じです。数的不利になったことで、もやもやしてた前半から一転、戦術が整理されたんだと思います。そして、徹底的にそれを完遂しようとしてました。そしてそれが功を奏したのだと思います。

 

それでもなかなか点が入らずに、本当にもうダメかと思いましたよ…。ただ、仙台も前述したように、攻守ともに人数をかけていたので、後半の後半は少し足が止まり始めたようです。もちろんフロンターレも10人で戦い続けてしんどかったのですが。そうしてその時はやってきました!エウシーニョ選手のゴール時、仙台の選手達は人数はいたと思います。それでも、距離はありましたがエウシーニョ選手へのプレッシャーはなかったですよね。小林選手の2得点も、フロンターレでいうところの「フリー」といえる状況を作っていたと思います。3得点とも、すばらしいゴールでした。

 

今日思ったのは、フロンターレは、鬼木監督は決して「奇をてらう戦術は使わないんだなぁ」ということです。仙台と三連戦ですよ?何か違うことをしようと、普通はするでしょう?仙台の渡辺監督も、三連戦ということでチームに変化をつけてたと思います。でも鬼木監督は、自分の、自分達の引き出しから最適と思われる戦術を、高いレベルで完遂することで上回ろうとしていると思います。そして、最適な選手交代で残り10分での逆転を演じて見せたのだと思います。

 

 勝ち点3を取り続けることでしかリーグタイトルの可能性をあげることができないフロンターレ。以前も言いましたが、勝ちながら修正できるのは本当にいいことです。今日も勝ち点3をゲットしましたが、前半のサッカーはグダグダでしたよ。どこがノッキングしたのか、ボトルネックがあるのか?しっかり分析して修正してください!

 

最後に、憲剛選手J1出場400試合おめでとうございます!サポーターはあなたと一番高いところに行くことを心の底から望み、全身全霊をかけてフロンターレを後押ししますよ!そのために、まずは401試合目を勝利しましょう!

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