明白だった「練度」の差(天皇杯フロンターレvs柏レイソル)

0-1。悔しさを通り越して、むしろさっぱりした完敗でした。こういう時はどうしても、悪いところにたくさん目がいってしまいます。フロンターレの選手達は動かなかったし。でも、全体的にあらゆる練度の差が明白に出たなぁと思いました。

 

レイソルフロンターレ、もう、大人と子供みたいでした。なんと言っても、ポジショニングが違ってたと思います。フロンターレの守備ブロックも一見きれいにできてましたが、レイソルはそのブロックの間に絶えず顔を出して、あっという間にボールをつないでゴール前に運んでたし、フロンターレに押し込まれてる時に奪ったボールはすばやく前線に出して、一気にカウンターを仕掛ける。フロンターレがちぐはぐ、というか、ボールを出したあと動かないのとは雲泥の差でした。

 

レイソルはよく連動してるなと思いました。FW陣を中心とした「個」と組織が、うまくミックスしてる感じです。個を生かす組織、組織に寄与する個って感じでした。組織あって、クリスティアーノ選手もハモンロペス選手も、より強みを出しているようでした。フロンターレは前半なんて個しかなかったですもんね。後半、憲剛選手が交代で入ってから五分五分まで持っていったかな?憲剛選手はミスもあったけど、やっぱりよく見えてますね!惜しいシーンも作ったけど、得点にはいたりませんでした。

 

まあ他にもいろいろあって、ともかくスッキリした完敗。逆によくあのクリスティアーノのミドルの1失点ですんだな、と思うくらいです。試合内容的には、フロンターレ2:レイソル8って感じです。

 

鬼木監督がスタメンでどういうサッカーで勝とうとしたのか、わかりませんが、知念選手と森本選手の2トップだったら、ひたすら2人目掛けてロングボールって戦術もありかも?って思いました。まあそれだけ前半のフロンターレが試合を作れなかったんですが。

 

これでフロンターレの今年の天皇杯は終わりました。あまりにも無力な、何もできなかった敗戦です。すぐに日曜日にはリーグ戦でまたレイソルと戦います。まさしく「切り替え」ていきましょう。切り替えるしかないですからね。うん、そう。切り替えよう…

 

ん?ちょっと待てよ?天皇杯負けたってことは、このフロンターレは12/2のリーグ最終節で見納めってこと!?うわぁ〜それは残念すぎる。12月早々でこのフロンターレも見納めと思ったら、やっぱり今日の敗戦、悔しくなってきた…