悔しさよりチームの無力さを感じる(ギラヴァンツ北九州vs藤枝MYFC)

DAZN観戦しました。ホームで0-1の敗戦。残念と思うと同時に、悔しいと思えなくらいチームとしての無力さを感じさせられましたね。

 

チーム内にコロナ感染者が発生し、メンバーが入れ替わったとはいえ、完成度が低すぎると思います。来年上位カテゴリーで戦い、且つ定着を目指すチームとは、正直ちょっと思えないですね。

 

チームとしての練度の前に、個人スキル負けているのがそもそもどうだろう?ここはJ3です。個人スキルでやれてるのは高澤選手と前川選手くらいで、あとは時々針谷選手という感じ。そもそもそれってどうなんでしょう?練習を通じて上手くなっているのか?90分間やるアスリートとして体力はついてきているのか?判断スピードは速くなっているのか?

 

どうしたらいいのか、私にも案はないので何も言えないのですが、今の状況見てると下手したら下手するかも、と感じています。まずは監督・スタッフと選手達が一丸となっていることを祈ります。ここの信頼が崩れたら、全部おしまいだと思うので。毎年選手の多くが入れ替わる地方クラブの悲哀をギラヴァンツも感じていますが、フィロソフィーと市民サポートで、監督・スタッフ・やってきてくれる選手達が継続して一緒に戦っていくクラブになって欲しい。

 

それにしても、クラブのフィロソフィーを作りながらチームも継続して強くしていくって難しいですね。1歩進んで2歩戻るを繰り返してるけど、これが2歩進んで1歩戻るになる時。悔しさより歓喜のほうが多くなる時がいつか来ると信じて、ギラヴァンツと成長を共にしたいと思います。

練習。とにかく練習!(ギラヴァンツvs愛媛FC)

先週、目の前で0-4と玉砕した沼津戦から1週間。ギラヴァンツはホームミクスタに愛媛FCを迎え、勝利を目指しましたが、スコアレスドローDAZN観戦の感想を簡単に残しておきます。

 

沼津戦では相手のプレスを交わせず、まともに受け続けた結果、いいところなく大敗でした。1週間でどう立て直すのか。注目してましたが、ちょっと残念な内容だったと思います。

 

愛媛のプレスはかなり積極的で、ギラヴァンツの守備陣の足もとの未熟な部分を狙ってきたと思います。沼津ほどではなかったけど、立ち上がりから積極的でした。案の定、ギラヴァンツDFはそれをまともに受けバタバタ。さらにボランチもボールを受けに下りてきても、そこから前を向けないから、そのままDF返し、ボールと一緒に相手FWがプレスをかけるから、もう逃げるのが精いっぱい。

 

前川選手がボールを受けたところから攻撃のチャンスになってたので、前川選手にボールを届けたいけど、ボランチがこれでは前線にいいボールが供給できない。中盤が弱々だから、前川選手も高澤選手も下りてきてしまうから、ゴール前の怖さもない。ボランチとCBのレベルアップがないと、ギラヴァンツは強くならないことが明確になったと思います。

 

さて、どうしたもんだか…。今シーズンの針谷選手は守備も奮闘してるけど、やっぱり攻撃に持ち味がある。やっぱり前目の位置でボールを受け、前線に決定的なパスを出すタイプだと思う。(だからといって相手プレスを剥がせなくていいわけじゃない。)前川選手はトップ下気味のFW、高澤選手はPA内に置いておきたい。やっぱり体力があって守備に攻撃に走り回れる選手が欲しいと思いました。

 

やっぱり井澤選手に早く復帰してほしい!そうすればCBのフォローにも走り、ボールを中盤〜前線に届け、ゴール前にも走れる。彼のスタミナは本当に魅力だし、やはり今ケガで離脱しているのが痛いですね。

 

とはいえ井澤選手もまだまだ復帰には時間がかかる。もう、特にCBとボランチはひたすら練習し、足下のスキルと連携挙げるしかないと思う。あと、CBはスルーパス狙うならパススピード上げないと。毎試合のようにインターセプトされて大ピンチですから。

 

とりとめなく書きましたが、今のチームの完成度だと、1年でのJ3昇格は難しい。3年前にやろうとした、しっかりJ2に定着できるチーム作りをやりながら3年で昇格する、というのが妥当気がします。もちろん前倒し出木たら嬉しいけど。

 

話変わって、DAZNで見た今日のミクスタ、いい雰囲気でしたね。やっぱり素晴らしいスタジアム。入場者が3000人弱でしたが、毎試合5000人入るようになって欲しいと思います。もっともっと、市民に根づいてほしいです。

今シーズン初観戦はいいところなしの惨敗(ギラヴァンツ北九州vsアスルクラロ沼津)

あまりの天気のよさと、横浜から沼津は意外と近いことに気がつき、休日出勤の予定を同僚に押し付け(ごめん!)、初めて沼津のホーム、愛鷹広域公園多目的競技場に参戦しました。残念ながら0−4と、内容も結果も惨敗となりました。

 

ゴール裏から応援したので、正直ポジショニングとかはわかりません。ただ、ギラヴァンツの選手達の脚元の技術の拙さが目立ちました。トラップで止められない、パスがズレる。特にパスは受け手の味方選手が慌てるほどで、球際厳しくきた沼津の選手にインターセプトされたり掻っ攫われたり。中でもDF陣はちょっとひどかったですね。もしかしたら、プレスをかけたら奪えるとスカウティングされていたのかもしれません。

 

これは中盤もそうで、ボランチは攻撃性は悪くないけど、何せ攻撃性を出す前にミスしてやられる。受ける、外す、ターンする、パスする、といった一連の動作がぎこちないから、簡単に潰される。正直ギラヴァンツの中盤は昨年からボトルネックになってるので、ボールを保持するサッカーだと厳しいと感じました。

 

どこの国でもだいたい下部リーグになればなるほど、技術よりもバチバチと肉弾戦になる印象があります。もちろん全チームがそうではないでしょうが、Jリーグもそういう部分はあるかと。J2に昇格し、且つそのまま定着するためには、肉弾戦で負けないことと足元の技術&戦術浸透が必要なんでしょうね。ギラヴァンツは昨年、選手が入れ替わって足元の技術と戦術浸透がなくなってしまった。その結果、J3に降格したのだと思います。

 

まだまだ序盤。ただ、この内容では一年での昇格なんてとても言うことはできない。しっかり練習し、戦術を叩き込み、それでも勝ったり負けたりでしょうから、そこから地力をつけてJ2に定着する。その過程をしっかり見届けようと思います。

 

 

カウンター対策であり、ACL仕様でもあったと思う(フロンターレvs柏レイソル)

1-0で3試合ぶりの勝利!攻守にバランスよく、特に守備が機能し、好調の柏に対しグリーンシートで勝利です。

 

まずは勝ったこと。これが大事だと思います。勝ちグセってあると思うんですよね。苦しいんだけど、押し込まてるんだけど、結果は勝つ。勝たなければ勝ち点3はゲットできないし、リーグ戦は勝ち点数で優勝が決まるんで。負け、引き分けと、内容も結果もダメダメが続いたけど、ここで勝ったのは大きいと思います。

 

その要因は、やはりシステム変更だと思います。ボランチをシミッチ選手と橘田選手の2人にしました。これ、より攻撃的に行くときにはシミッチ選手がアンカーになって、橘田選手が前に行けるという、とてもユーティリティ性の高いシステムだと思います。

 

これでまず守備が安定しましたね。柏の攻撃は基本的に「これでもか」と前線にロングボールを入れて、前線の選手のスピードで一気にゴールまで行くカウンター。シミッチ選手って守備力高いと思うんですよ。柏のロングボールをDFとシミッチ選手が押さえる、出されてもDFがしっかりついている、とい形が徹底できました。危なかったのは、立ち上がりの相手シュートくらいだったのでは?さらにシミッチ選手を後ろにおいて、橘田選手が猛然と刈り取る。圧巻の守備でした。

 

そして攻撃は遠野選手とマルシーニョ選手ですね!これは「遠野システム」でしたね。もともとシュート意識の高い選手ですし、レンタル移籍していたアビスパ福岡でもトップ下で得点を量産してました。

 

このシステム、かつて岡田武史さんが日本代表監督だった頃に実行した「憲剛システム」を思い出しました。あれは確か、元リバプールのジェラードがやってた役割でしたよね?トップ下が入るとボールが前線に届くまで時間がかかったりしますが、フロンターレのCBはガンガンFWやトップ下にボールをつけます。

 

さらに、シミッチ選手左足が巻き気味のロングパスをマルシーニョ選手に届ける届ける!あれを何度もやられると、これまた柏DFはラインを上げられなくなってたと思います。さらにこれのすごいとこは、5バックの外側から破壊しにいくところだと思います。5バックを苦手としてきたけど、更に外からぶっ壊しに行く。マルシーニョ選手のドリブルにDF2人つけば、事実上4バックですから。圧巻のシミッチ選手とマルシーニョ選手、しっかり決めたダミアン選手でした。

 

ここからACLに入ります。私は昨日のシステムは柏対策でもあるけど、ACL対策でもあったのではないかと思います。相手との力関係によっては、自分達がボールを握れるなら433、相手がロングボール中心だったり、DFへのプレス強度が続くなら昨日の4231と、相手を見ながら変えられる。今シーズンはリーグ3連覇とACLを狙うと公言していたので、ACL対策はしっかり検討してるのではないかと。これは推測ですが。

 

さあ、切り替えてACLをDAZNで応援しよう!サポーターも連戦ですよ〜

これから「今年最強」のフロンターレはくるのか、もう来たのか(フロンターレvsジュビロ磐田)

DAZN観戦しました。1-1の引き分けは、今年のフロンターレからしたら妥当な結果なのかもしれません。そのくらい開幕から低調なチームです。

 

正直、ジュビロが良かったわけじゃないし、むしろプレスも弱く、フロンターレとしては久しぶりにゆったりボールキープできました。これ、何気に重要なポイントだと思います。言い換えれば、今シーズンは相手のプレスがあるときはボールキープできない。スキルとポジショニング、フォローが落ちていると思います。

 

そして、ボールキープできても攻め手を見つけられない。もちろんジュビロが5バックで守ったというのはありますし、もともと5バックを苦手にしてたけど、そこを打破するアイデアが出てこない。強引にこじ開けるでもないし、揺さぶり続けて小さなギャップを突くでもない。こういうとき誰がピッチ上で指揮を取っているのか?と思いました。

 

セレッソ戦後、私は「残留争いに加わるかも」と書いたけど、本気でそう思ってます。好転する要素がないからです。立ち上がりから圧倒する攻撃も、途中からギアを上げる交代要員もないし、守り切る守備も今シーズンはありません。バージョンアップしてきた他チームとは、相対的に差がないというか、負けている。ちょっとそうとしか思えないですね。

 

フロンターレはこれがいっぱいいっぱいなんですかね。次は柏レイソル戦。去年までとは違うチーム作り上げてきました。フロンターレがもともと苦手としていたチームですね。中2日で積み上げや変化は臨めないから、とにかく勝つこと。それからACLを活用しながら、「今年最強」のフロンターレを作っていってほしいです。

剝れた化けの皮、残留争いの始まりか?(フロンターレvsセレッソ大阪)

いやぁ、お見事な惨敗ですよ。不思議の勝ちが続いたフロンターレですが、とうとう化けの皮が剥がれました。低調かつミスの多い内容で、前半で0-3、最終的に1-4と、ここホームですけど?

 

反省点を挙げればきりがないのですが、それよりも何よりも、今シーズンはもともとこんな感じではありました。ミスが多い、相手に圧倒される。そんな中でもどうにかこうにか耐えて、勝ち点を稼いできましたが、そんな神通力のようなものも通じず。だましだましやってきたけど、完全に化けの皮が剥がれたと思います。

 

私が昨年後半以降のフロンターレをどう評価していたかは、この感想文を読んでいただいたことのある方はご承知だと思います。守備をさぼらず、相手の攻撃を耐え、蜂の一刺しで勝つ。これです。これは今シーズンさらに強まりました。相手に圧倒されても、とにかく頑張って守備し、セットプレーなどで得点し、頑張って逃げ切る。それがフロンターレです。「攻守に圧倒する」というのは、過去の話です。

 

書けば愚痴になるので、試合の分析は上手な人にやっていただくとして、敢えて良かった点を書いておきたいと思います。スタメン発表を見て「大島選手がいない」と思い、同時に「これは本格的に小塚選手の序列が上がったのかな?」と思いました。後半から小塚選手が投入され、これはマジでそうかも、と思いました。守備が上手か正直よくわからないのですが、小塚選手がボールを持った時、大島選手や脇坂選手とはまた違った「何かが起こる」感が等々力に漂います。特に「そこに出すか!」というロブパスが面白いですね!次節は小塚選手がスタメンに来るんじゃないかな?

 

最後に、タイトルの言葉。私は本気で思っています。今年のフロンターレは強くない、と本気で思っています。開幕からこれだけの時間がたってなおこの練度です。今シーズンは、徐々に上げていくなんて言ってられない過密日程だし、速く練度を挙げたチームが圧倒的優位だったのですが、勝ち点とは別で練度は劣っていることを認めるべきです。そしてそれは、ここからの戦いがますます厳しくなることを表します。残留争いに加わってしまう可能性は十分高いと思うのです。

 

もちろんそうなってほしくないし、ACLとリーグタイトルを狙うと言ったからには、それを達成してほしい。ですが同時に、自分たちの立ち位置を冷静に見て、選手・スタッフ・強化部は最善の手を打ってほしい。そう願っています。

ACLを獲るために知念は帰ってきた(フロンターレvsサンフレッチェ広島)

2-0と、終わってみたら快勝の得点差。全く、あの内容でよく勝てたな…と思います。

 

前半。まあ、一週間休暇だったんですか?というようなレベルの内容でした。厳しく言えば「本当にプロ?」というレベル。まあ、イージーパスミスは多いし動こうとしないし。そういう作戦だったらたいしたものですが。

 

後半、流れが一変…とは行かず。ちょっとプレスを強めただけで、中盤はずっと広島に支配されっぱなしでした。崩して得点なんてありえない、これはセットプレーしか可能性がないな〜とツイートしたら来ました!セットプレーから先制です。

 

私はかねがね、フロンターレは攻撃のチームじゃなく、しっかり守備をして少ないチャンスを決めるチームに変わったと言ってきました。典型的なのが昨年の最終節アウェイマリノス戦で、押されっ放しフェスタガーデンセットプレーからはダミアン選手が一刺しし先制しました。昨日の広島戦も同じで、勝因は「無失点で守備を頑張ったこと」に他ならないと思います。

 

一方で、今シーズンのマリノス戦やガンバ戦のように、守備をぶっ壊されると打つ手なし。攻撃の強度を上げて複数得点する可能性が低いチームです。私は2007ごろからのファンですが、相馬監督時代を除きフロンターレはずっと攻撃力が売りだったし、かつての「2点取られたら3点取ればいい!」「3点取られたら4点取ればいい!」というような風潮が好きだったので、そこは正直寂しい。鬼木監督は決して守備重視のチームを作るつもりはなく、「攻守に圧倒する」ことを目指しているのでしょうが、今はそのバランスが崩れていると思います。

 

そんな中ですが、注目は知念選手!チャンスを掴みつつあります。もともと身体の強さとシュートスピード速さには定評あり。知念選手がPK蹴るときって、コース読まれてても入るもんね〜。ゴール数はもうちょい増やしてほしいけど、昨日も再度に流れてボールを受けキープする姿、その力強さはダミアン選手を凌駕擦るものでした。

 

私は、本気でACL優勝を狙うなら、ダミアン選手と知念選手ふたりがパワーを遺憾なく発揮することが必要だと思います。屈強な相手DFに対してバチバチに戦い、ボールをキープできる力。そこから2列目3列目の選手が飛び出して決める。もしくは最前線でダミアン選手と知念選手が受けてそのまま決める。そういう力強さが必要だと思うのです。

 

知念選手のファンの皆さま、お待たせしました!大分での武者修行を経て、ACLを取るために知念選手が帰還しました!今シーズンのフロンターレの浮沈を背負うのは彼。一層注目したいと思います。