ホームでの惨敗、またもやACL敗退(ACLフロンターレvs山東泰山)


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ACL2ndレグ、フロンターレはホームに山東泰山を迎えましたが2-4で敗戦。ベスト16で敗退となりました。簡単に感想を残します。

 

残念でならないのは、容易に予想できた山東の戦術に対しフロンターレが何も準備をしていなかったことです。もしかして準備していたのかもしれませんが、準備してたとしたらもっとやばいですね。1stレグは結果こそ3-2でフロンターレの勝利でしたが、前半2-0、後半は一転して山東のゲームとなり1-2でした。この時点で山東フロンターレ攻略をつかんだと私もブログに書いたと思います。とにかく前にボールを送って攻め立てること。簡単に再現できるやり方ですから、2ndレグは相当難しい試合になることは容易に想像できましたし、山東の攻撃も想定内でした。そして結果は前半1-2、後半1-2と1stレグ後半と全く同じ。開催場所が変わっただけで、アメフトでいえば4つのクオーターのうち1つ目は取ったけどあとは落とした、1つ目が終わって相手が修正してきたことに対しフロンターレが対応できなかった、という極めてシンプルなことだと思います。

 

この試合のスタメンは「上手い」選手が揃っていました。特に脇坂選手、山本選手、橘田選手の3人はボールをするすると前に運ぶのが本当に上手。ただ、ボールをゴール前に運ぶのはゴールを奪うための手段の一つにすぎません。つまり山東のようにロングボールで一気に前線に運んでもOK。むしろ中盤をすっ飛ばされることで、フロンターレのMF3人は頭上を見上げることしかできない。山東は1週間でしっかりスカウティングしたんだなと思いました。あとは1stレグ後半と同じで、強く攻撃し続けるとフロンターレの守備は崩れることが分かっていました。後半アディショナルタイムの突き放すゴールなどその典型。強度への耐性という面では、フジフィルムスーパーカップのメンバーの方があったように感じます。ヴィッセル神戸も強い攻撃が持ち味ですが、それを跳ね返し続けることができたのですから。

 

今の時点ではACLメンバーがAチームなのでしょう。しかし、この打たれ弱さではJリーグのタイトル獲得は厳しい。Bチーム(スーパーカップのメンバー)は守備の約束事や連携面が鬼木監督の基準に届いていないのかもしれませんが、それでも両方のハイブリッドがいいのではないか?と思います。特に気になるのはDF4人とアンカーです。アンカー橘田選手は上述のように攻撃における潤滑剤だったり、守備時のボールホルダーに対するアタックが非常に優れていますが、この試合のように中盤をすっ飛ばされると上手さを発揮しづらくなります。早急にゼ・ヒカルド選手が馴染んで激しい競争になることを期待します。それで解決できるのかはわかりませんが。

 

これでフロンターレの2023ー2024ACLは終わりました。「なんそれ?」という悔しさしか残りませんが、スーパーカップを勝ったことで今シーズンへの可能性を感じることはできました。AチームもBチームもなく、ハイレベルな集団となってリーグタイトル争いを続け、シーズン最後に笑顔になれるよう期待しています。

 

しかしスーパーカップもACLも出場していないたくさんのメンバーをどうするんだろう?

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収穫有り!やっぱりフロンターレはワクワクさせてくれる(フジフィルムスーパーカップ フロンターレvsヴィッセル神戸)

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直前まで現地参戦せずTV観戦のつもりでした。濃くお律競技場は球技専用スタジアムじゃないし、2月だから寒いし。さらにDAZN値上げが発表されて、今年はDAZN解約し、等々力に行けるときだけ行って観戦しようかと真剣に考えていました。ところがACLアウェイ山東戦をDAZN観戦し、「やっぱりフロンターレ!」という気持ちがムクムクと大きくなって…。「推しは推せるときに推せ」との格言を思い出し、私もこうして現地に行くことができるうちはできるだけ現地に行こう!と思い、チケットを取った次第です。

 

そして結果はというと、1-0で勝利!見事フジフィルムスーパーカップを勝ち取りました!現地観戦するワクワク感だけでなく、結果まで残してくれて、あ~本当に行って良かった~~~、と思いました。f:id:cleanfuture_big:20240219175620j:image


さて、試合について簡単に残しておきます。

直近のACLからスタメン全員入れ替えには、ちょっと驚きました。鬼木監督がやったことないのでは?これまではどんな過密日程でも、ここは外せない、というポジションは過密日程承知でメンバーチェンジしてなかったと思います。ところがこの試合は全員入れ替え。言い方は悪いけど、ACLに全振りしたと思われても仕方がないと思いました。しかしながら、当人達は当たり前ですがそんなこと思ってないですよね。カップ戦でスタメンというシチュエーションに皆「やってやる!」と燃えたのではないでしょうか?そしてその気持ちはそのまま「目の前の相手に負けないこと」「きつくても走ること」といった基本を徹底的に遂行することに表現されたと思います。

 

試合内容について詳細は書きませんが、概ね神戸の流れでした。相手から押し込まれる時間の方が長かったのですが、それでもDF陣中心に守備の意識は落ちませんでした。特にFWのゴミス選手と山田新選手は献身的にプレスバックしたり自陣に戻ったりと、相当な運動量だったと思います。CBの丸山選手と高井選手も声を掛け合いながら守備位置を修正したり、マークにつくべき相手選手を確認したりで、怖い怖い神戸攻撃陣を完封することができました。逆に押し込むシーンは少なかったのですが、FKからのこぼれ球をファンウェルメスケルケン際選手がうまく押し込んで先制!流れを呼び寄せるまではいきませんでしたが、より攻撃的にならざるを得ない神戸に対し、マルシーニョ選手を投入してカウンターをちらつかせるなど、試合運びとしては上々だったと思います。

 

こうしてBチームとも言われる立ち位置のメンバーだったのですが、しっかりと神戸に勝利し、ほぼ全員がファーストチョイス候補に名乗りを上げたのですから、鬼木監督もうれしい悩みでしょう!ボールを動かすという点では、例えば脇坂選手の不在を感じるシーンもありました。でもACLはもちろん、近年のJリーグも強度とスピードが重視されており、むしろACLを戦ったメンバーよりもスーパーカップのメンバーの方が上手くいくのではないか?とすら感じました。もちろん、そうはならない連携の拙さもあったし守備の危うい部分もあったので、ACLはあのメンバーとなったのでしょうが。

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何を言っているのが自分でもわからなくなったので、とくに印象に残った選手について書いて終わりにします。


まずはFWバフェティンビ・ゴミス選手。残念ながらフロンターレ加入後初ゴールはお預けでしたが、ポストプレーの上手さが光っていましたね。ゴミス選手の半径10m以内に落としとけば、抜群の感覚でいち早く落下地点に入り、巧みにトラップしコントロールします。DF陣からすると、すごくやりやすい。だってアバウトなボールでもいいんだもん(失礼!)。決定機でGK正面を突いてしまったシュートも、とっさにしっかりミートさせるテクニックと言うか嗅覚と言うか、すごかったです。前述した通り守備面でも貢献してくれましたし、早くゴールを見たいですね!

 

次にGK上福元選手。久しぶりの出場だったと思います。押し込まれる展開の中で、何度もスーパーなセーブを魅せましたが、何と言っても大迫選手の決定機を見事な判断と出足で、読み通りに止めたのには感嘆しました。神戸が左サイドでボールを運び、大迫選手が中央に走り込んできて(この時フロンターレのCBは大迫選手に前に入られていたと思う)、それを確認すると左サイドからのシュートも、大迫選手のシュートも止めることができる位置取り。GKって常にこういう地味な動きをしてるんでしょうね。試合に出られていなくても、しっかり練習で積み上げたのでしょうし、それを大一番でできるってことは基本のレベルがすばらしいんでしょうね。今シーズンは過密日程なので出番も増えると思います。期待しています!

 

そしてCB高井選手と丸山選手。海外でも通用した神戸のFW大迫選手にやらせないというのは、高井選手にとっては海外進出するために必須だと思います。将来を考えると、この試合にスタメンで出場したということは大きいし、怖い神戸FW陣をクリーンシートに抑えたというのはとても価値があること。ただ、それは高井選手が一人で成し得たことではなく、隣に百戦錬磨の丸山選手がいたことも大きかった。声出しを厭わず、試合中ずっとコミュニケーションを取り続け、一瞬も隙を作らなかった。丸山選手の加入は高井選手にとって本当に飛躍的に成長するチャンスですね。このCBコンビも、今シーズンまだまだ見たいです!

 

最後にファンウェルメスケルケン際選手!文句なし!まず、フロンターレサポーターの心をつかむ術を全て持っています。容姿端麗、分析し言語化する能力、しかもバイリンガル(トライリンガルかも!?)。何よりもゴールを奪うことが、フロサポの信頼を勝ち得る最も大事なことですが、それをいきなり成し遂げたこと!オランダでプロとしてやっていたということで、自分より大きくて強い相手にも負けない強度もありそうだし、今シーズン期待しかないですね。ACLでは佐々木旭選手が右SBでしたが、ここの争いは簡単に決着しなさそうで、わくわくしますね。


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アウェイでのACLとフジフィルムスーパーカップを連勝し、2024年のスタートとしてはこれ以上ないものとなりました。この連勝の勢いをもって2月20日は等々力に山東を迎えます。見据えるのはもちろん勝利のみ。ACLアウェイメンバーが中心でしょうが、ここにスーパーカップ出場メンバーがどれだけ食い込んでくるのか?そしてJリーグ開幕戦はどういうメンバーになるのか?予想が全くつかないし、それが楽しみを何倍にも膨らませてくれていますね。まずは皆さん、2月20日は等々力に駆け付けましょう!

 

あと、DAZNも契約延長しなきゃですね!f:id:cleanfuture_big:20240219175542j:image

2024初戦!価値あるアウェイACL勝利(フロンターレvs山東泰山)

いよいよ2024チームが実践の場でお披露目となりました。フロンターレはいきなりのACL、しかもアウェイ。昨シーズン終了後、多数の主力が抜けたため、新戦力とともにどのような戦い方をするのか注目でした。そしてそれは準備期間の短さもあり、期待よりも正直言って不安が大きかったです。しかしながら、難しい試合を3-2で勝利し、2ndレグを等々力で開催できることになりました。ほぼ理想と言っていいでしょう。

 

 

スタメンに名を連ねた新戦力は、FWエリソン選手、MF山本選手の2名。DFライン特にSBはどうなるのかと思いましたが、昨シーズンから所属する選手を登用してきました。たとえばファンウェルメスケルケン際選手かも、と思われた右SBは佐々木旭選手、左SBは瀬川選手となりました。昨年まで鬼木監督の下でプレーし、戦術理解、特に守備の基準により近い選手ということだと思います。恐らくこの試合のラインナップが今シーズン前半はメインとなるのでしょうね。

 

試合はホームの山東が押す展開で始まりました。そんな中でもフロンターレはボールを持つと中盤の3人が巧みなパスワークとテクニックで相手ゴールまでボールを運び、前半をエリソン選手とマルシーニョ選手のゴールで折り返すことに成功!アウェイの戦いとしては満点の前半だったと思います。

 

エリソン選手はさすがのフィジカルを魅せていましたが、ボールさばきも上手いですね!また加入後最初の公式戦でゴールを決めたということが、レアンドロ・ダミアン選手が加入したスーパーカップを思い出させました。ダミアン選手もその後、得点王となりフロンターレのタイトル獲得に大きな貢献をしてくれましたので、エリソン選手も大いに期待できると思います。

 

また、マルシーニョ選手については戻ってきてくれてよかった~。昨年の天皇杯、マルシーニョ選手がいたらもっと違った展開ができたと思うんですよね。この試合も相手が警戒してバックラインを下げざるをえなくなったり、ラインが高いとマルシーニョ選手が裏を取ったりとすばらしい活躍でした。ゴールシーンも、あの外から入り込んできてのダイビングヘッドって多分得意ですよね。脇坂選手の斜めのクロスもお見事でしたし、この形でのゴールは意識的に狙いに行ってもいいと思います。

 

 

しかし後半に入ると一転、選手交代も含めて前に圧をかけ続ける山東に対し防戦一方のフロンターレ。失点を喫してしまいましたが、そんな前掛かりの相手の裏を取ったソンリョン選手のフィード→山田新選手のヘッドでの落とし→家長選手がGKと1vs1を決めて追加点。しみじみ良いカウンターでしたねぇ。その後また1点差に詰め寄られましたが逃げ切ることに成功。ゴールは奪える時に奪っておかないといけませんね。全般にACLアウェイとしては上出来だったと思います。

 

気になったところは、CBからの縦のボールの精度が低かった点。逸れてインターセプトされるシーンが散見されました。要因の一つは現地の芝の状態でしょうが、一方で連携面というか、選手同士の意思が一緒だったのかも気になります。この辺は短い準備期間だったので仕方ないのですが、こうして公式戦を経験したわけですから、再度練習で確認して欲しいです。

 

また後半2失点を喫したことについても、課題を抱えてしまったと思います。山東にしてみたら、得点への道筋を見つけたと思っているでしょう。2ndレグは1stレグ後半同様、最初から猛烈に圧をかけてくるはず。そうした時に今回のように受け続ける展開となるとひっくり返されて次に進めなくなります。いかに相手の圧をいなし、自分達のミスを減らし、効率よく振舞った試合をすることができるか、がキーになるでしょう。そしてそれはできるはずです。

 

 

厳しい試合でしたが勝ったことを素直に褒めたいし、厳しかったからこそファンウェルメスケルケン際選手や丸山選手に公式戦を経験させることができました。フジフィルムスーパーカップ、ACL2nsレグそしてアウェイでのJリーグ開幕戦とハードスケジュールですが、過密日程は強いチームの宿命です(黒津勝)。我々サポーターもたくさんの試合を魅せてくれるフロンターレを今年も追いかけましょう!今年もよろしくお願いいたします。

悔しくも美しい試合(Fリーグファイナルシーズン墨田ラウンド ボルクバレット北九州vsフウガドールすみだ)

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※画像はオフィシャルから引用です。


いよいよフットサルリーグDiv.1も最終日。ファイナルシーズン最終日は墨田区総合体育館でフウガドールすみだと対戦しました。この試合前、すみだは10位でボルクは勝ち点差3の11位。ボルクが勝利すると勝ち点で並び、得失点差で順位が入れ替わるという6ポイントゲームです。しかも花嶋悠選手はこの試合をもって(まだ選手権は残っているけど)引退ということで、ボルクとしては花嶋選手の引退の花道を勝利で飾りたい。しかし、すみだも田口選手が同じく引退で負けるわけにはいかない。このアリーナをホームにしているすみだ相手ということで実質アウェイのボルクですが、両チームとも意地を出して戦いました。
 
結果は3-3の引き分け。先制されたボルクですが、田村選手の2得点と大澤選手のゴールで3-1と逆転に成功。しかし終盤すみだのパワープレーに屈し2失点。試合終了時のボルク選手達の悔しそうな顔といったらなかったです。そりゃそうです、同点ゴールは終了間際の残り22秒。しかもクイック気味にリスタートされ、角度のないところからゴールネット上に突き刺されたのですから。パワープレーに対し強度をもって守っていたのですが、この早いリスタートに隙を突かれるというのは、今シーズン前半に何度も見た気がするんですよね。リーグ後半にかけて攻守に連携を深めてきたボルクでしたが、最後の最後に、まさに一瞬の隙を作ってしまったと感じました。翌日の町田vs名古屋の優勝決定戦も、町田が2点を追いかける展開で終盤パワープレーに入ったのですが、1失点したものの名古屋の守備は凄みを感じましたし、そのまま逃げ切って優勝しました。このあたり、具体的には説明できませんが、残念ながらボルクと差があるように感じました。
 
しかしながらこの試合、リーグの下から2番目と3番目の戦いとは思えない、フットサルの魅力が詰まったすばらしい試合だったと思います。その理由はいくつかあるのですが、まずフットサルの最大の魅力であるゴール数。両チーム合わせて6ゴール、それもバラエティに富んだ素晴らしいものでした。ボルクに関しては田村選手の相変わらずの嗅覚のすばらしさ、そしてイザケ選手の強烈なシュート(クロス)に触れてコースを変えた大澤選手。すみだについては、思い出すと悔しいので触れませんよ~。やっぱりゴール数は、特に私みたいな素人にはわかりやすくて好きだし、大事だと思います。
 
次にプレー強度。両チームとも強度が高い!会場MCの福田さんからはボルクについて「この最後まで落ちない弾丸プレスがボルクの魅力」といった旨のコメントいただきました。そうなんですよね、最後まで前から前から行く守備はボルクの魅力。そしてそれに負けないくらい高い強度でプレーしてきたすみだ。レギュラーシーズンでの対戦は1勝1敗、ここで決着をつける!という、気持ちが前面に出た試合でした。そしてそんなすみだの猛烈なプレスに「はめられた!?」と思ったこと複数回、しかししっかりそこからパスワークで逃がして相手ゴールに迫るボルクというシーンも多数。今も思い出しながら鳥肌立ってます。
 
そして、バチバチにやり合っていたにもかかわらず反則が少なかったこと。これはフットサルの観戦者を広める上で大事なポイントだと思います。私は個人的に、乱暴なプレーがまかり通るスポーツを子供たちに見せたいとは思いません。(プロレスとか相撲とか、競技向けに鍛えた選手達がルールの中で行うスポーツは別です。)そういう意味ではこの試合はファールが少なく、ボールがアウトになった時以外に時計があまり止まらなかった。両チーム正々堂々と、フェアに、スピーディーに、バチバチにやり合った、称賛されるべき美しい試合でした。
 
 
では、印象に残った選手について簡単に。
まずは田村選手。言わずと知れたチーム内得点王ですが、この試合前に16ゴール。あと1ゴールで背番号17に並ぶということで勝手に期待していたら、あっさりそれを超え2ゴールを積み上げ18ゴールとしました。これはF1リーグで7位の素晴らしい数字です。前述したようにゴールへの嗅覚のすばらしさはもちろん、ゴレイロを見てチップキックをしたりコースを変えたり。もちろんFPとして運動量も落ちない。選手権も期待していますよ。
なお、チーム内2位は宮崎岳選手の13ゴールで、2桁ゴールはこの2人だけ。次にクシヤマイザケ選手の9ゴールと続きます。来シーズンはもっと2桁ゴールのFPを輩出したいですね。イザケ選手は背番号15以上をお願いします!
 
次に伊名野慎選手。両チームともバチバチに行ったということは、お互い決定機を作ったということでもあります。そういう意味では3得点3失点以上の展開になってもおかしくなかったのですが、そこを引き締めたのはまぎれもなく両チームのゴレイロでした。どちらも素晴らしい反応を連発。それをFPが上回ったのはお互い3回ずつだったということですね。伊名野選手については今シーズン何度もチームを救い、サポ席を煽って鼓舞してくれたことか。一方、最後の失点は悔しくて仕方ないと思いますが、あれは前述の通りチームとしての隙だったと思う。選手権もよろしくお願いします。
 
3人目は宮崎岳選手ですが、この試合に限ったことではないことを。私にとってフットサルと言えば、元ブラジル代表のファルカンです。以前のフットサルはボディコンタクトに対して厳しく、スライディングなども禁止。よって、攻撃対守備の1vs1の攻防が今よりも数段多くありました。攻撃側の選手はボールをこねくり相手を動かし、いかに逆を突くか。守備側の選手はそれに乗らず読み切って、いかにボールを奪い切るか、みたいな感じでした。その後フットサルはルールが変更され強度重視となり、ご承知のように今ではスライディングもOKだし、激しいボディコンタクトもあります。プレーもより組織だったものが多くなり、スピード感あふれるものとなりました。(昔が良かったとか、今の方がいいとか、そういうことが言いたいのではないですよ。)
そして私が宮崎選手に対して一番ワクワクするのが、この足下にボールを置いて相手と対峙した時、1vs1でどういう足下のスキルで相手を抜くのだろうか、ということです。こういうシーンが昔より減っていっている中、ポジションの兼ね合いもあると思いますが、宮崎選手は必ず試合中にそういうシチュエーションで魅せてくれます。ボルクの試合に行くと32番のユニを多く見かけます。宮崎選手が好きな理由はそれぞれでしょうが、私はこういった理由でいつも注目しています。選手権でも抜群の足技に注目です。
 
もちろん、ほかの選手達も全員印象深いし、全員にコメントしたいのですが、私のダラダラした文章で上手に表現できないのでごめんなさい。でも、いつもそうなのですが「出来が良くない選手」なんて一人もいませんでした。全員が手を抜かず、ずっと全力で走っていましたよ。
 
最後に、この試合でFリーグから引退する花嶋選手について。本当にやめるのですか?と言いたくなる充実したプレーでした。宮崎選手とポジションを入替えながら前線に押し上げたり、相手のマークの裏を突いてゴール前に顔を出したり。私が花嶋選手を存じ上げたのはほんの1年ちょっと前なのですが、この期間でも十分すぎるインパクトを与えてくれました。だから感謝の気持ちを込めて試合後、僭越ながら私からも横断幕を掲出しました。次の夢に向け、頑張って欲しいですね。でもその前に選手権ですね。ついでにやめるのやめたら?
 
あと、会場MC務めていただいた福田悠さんには心から感謝です。墨田区総合体育館とはいえセントラル開催なので、あくまでも中立の立場でMCしてくださいました。両チームがそのときの攻撃や守備でどういうフォーメーションを取っているのか、それはどういう狙いがあるのかだったり、選手の名前と特徴とか、とても分かりやすく、テンポもよく、試合の流れに乗って見事に説明してくださいました。私みたいな素人にはもちろん、恐らくフットサルに詳しい方も唸る解説だったのではないでしょうか?翌日も朝からMCがあるにもかかわらず、夜は飲み会の場に顔を出してくださり、一緒に写真撮ってくださったり。気さくで素晴らしい方ですね。来シーズンも是非おねがいします。あ、来シーズンは墨田でもボルクが勝つし、ギラヴァンツも相模原で勝たせていただきますので!

  
これで2023-2024F1リーグでのボルクバレット北九州の冒険は終わりました。12チーム中11位と、去年から大きく順位を落としたのは事実だし、結果という意味では満足できるものではありません。しかし、1試合1試合の中身を見ると、1つとして緩いプレーの試合はなかった。だから選手達に「怒」の気持ちなんて湧くわけもなく、いつも「喜と哀楽」を味わってきました。ちょっと「哀」が多めだったかな?でも、だからこそ「喜」は格別だったし、そもそもボルクを応援すること自体が「楽」でしたよ。関東アウェイ中心に私なりに精一杯声を出しましたが、選手達の後押しには少し足りなかった結果でもあると思います。そこは本当にごめんなさい。

 

ただリーグは終わりましたが、シーズンはこれからまだフットサル選手権があります。1回戦・2回戦は地方開催のようですが、3回戦以降は東京・駒沢開催。昨年に続き、まずは何としても3回戦に勝ち上がってきてください!そしてさらに先、まだボルクバレット北九州が見たことがない景色を、私達サポーターに見せてください!狼は集団の規律を守りながら勇猛に戦います。弾丸は後ろには飛ばず、前に向かって飛んでいくのです。
「気高く!勇猛に!前へ!」

岡田よ、アリーナの支配者たれ!(Fリーグファイナルシーズン名古屋ラウンド ボルクバレットvsエスポラーダ北海道、vsYSCC横浜)

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年が明けてファイナルシーズンは名古屋ラウンドへと場所を移し、ボルクバレット北九州は1/6(土)に北海道、1/7(日)に横浜と対戦しました。ファイナルシーズンをここまで1分け1敗のボルクとしては、北海道との裏天王山で勝利し、F1残留を決めたいところ。町田ラウンドでは勝利こそなかったものの、内容としては悪くなかったため期待した名古屋ラウンドでしたが、かなり消化不良のゲームとなってしまいました。私の思い出レベルですが、感想を残しておきます。

 

■1/6(土)vs北海道
レギュラーシーズンでは2勝と相性の良い北海道相手でしたが、ここで勝利しなければ残留がなくなることから相当な気迫で試合に入ってきました。そのせいもあってか北海道はファールが多く、ボルクは第2PKを獲得。しかしながらこのチャンスを宮崎選手が枠に当てるなど、大決定機を複数回外してしまい、結果は2-2の引き分け。勝ち点1を獲得したことでF1残留を決めることができましたが、なんとももやもやした試合でした。

 

では、印象に残った選手です。
まずは安嶋キャプテン。サポ席目の前への華麗な先制ゴール!だったようですが、ゴールが真下なのと、ゴールした瞬間にゴール裏にスモークが出てくるので、誰がゴールしたかすぐにはわかりませんでした…。ゴール後、みんなが飛行機ポーズ。会場アナウンスで安嶋キャプテンとわかりました。ゴール直前まではしっかり見てたのですが、相手を崩した連携は素晴らしかった。その後も攻守に体を張り、まさに声と行動でチームを引っ張ってて、素晴らしいキャプテンですね。でもやっぱりあのシュートは決めてほしかったな~。

 

次に今給黎選手。スターターとサブが発表されて、ゴレイロが1人なのに驚きました。でも我々には超攻撃的ゴレイロ今給黎空がいる!選手によって特徴があるわけで、空の良さを存分に出せばノープロブレム。そしてその期待に応える活躍でした。失点は自分のせいと思ってしまうでしょうが、スーパーセーブにパワープレーと、墨田ラウンドと選手権が楽しみになりました。

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■1/7(日)vs横浜
この日はホームから大応援団がやってきました。私はボルクのホームに何年も行けてないので、ホームでどのような応援をしているのか知らなかったのですが、なるほど賑やかですね!今シーズンのボルクはホームの方がアウェイより勝率がいい(普通そうでしょうが)のですが、やっぱり応援が多いと選手もより動くことができるんだろうな・・・と、いつも関東では数人で声を張り上げることしかできないのが申し訳なく感じました。アウェイももっと応援者を増やしたいですね。

 

試合はというと、残念ながら久しぶりに見る「内容も良くない、結果も良くない」というものでした。立ち上がりから、圧倒的な運動量とボール回しにボルクはついて行けず。先制されてしまいましたが、田村選手のテクニカルなチップキックによるゴールで同点。ここまでは「これは点の取り合いか?」と思わせる内容でした。しかし、相変わらず守備が後手に回って連続失点。ハーフタイムで修正かけたものの、その差は縮まらず2-5の完敗でした。

 

レギュラーシーズン後半に入って以降、上位陣と互角の戦いを行うなど攻守に成長が見えたボルクでしたが、この試合では横浜との差を見せつけられました。私の嫁さん曰く「レギュラーシーズンと短期決戦はそもそも別物」と。つまりこの試合の敗因は「この試合に向けた特別な準備がどれだけできたか」なのかもしれません。もちろんボルクもしっかり対策したでしょう。ただ、それがレギュラーシーズンの延長だったり、選手権前の熟成だったりでは、準備としては不足だったのではないか?と思いました。

※私の勝手な推測です。ちゃんと対策と準備をしたはずです。

 

気になったことは、前半途中から選手達が上手くいかないことに対してイライラしてきているように感じたこと。そしてハーフタイム、控室に戻る選手達が心なしか下を向いていたような気がしたことです。どんな時でも勝利に向かって前進しようとするボルクの選手達が、あんな表情になっているのを初めて見たと思います。それくらい自分達の狙いが外され、相手に圧倒されているのを感じていたのでしょう。でも、私たち現地にいたサポーターは一人も諦めていませんでした!ハーフタイムにしっかり修正してきたのを感じたので少し安心しましたが。

 

では、印象に残った選手です。
まずは田村選手。立ち上がりから支配される展開の中、老獪ともいえるテクニックでさすがの同点ゴールでした。きっと前日に私が名古屋市内にある龍神社に「田村選手がゴールしてボルクが勝利しますように」とお参りしたからですね!龍神社の神様、半分は願いをかなえてくれましたが、半分は却下でした。それでも田村選手は相変わらず尽き果てないスタミナで、アリーナを走り回って攻守に奮闘してくれました。

 

次に花嶋選手。次節がFリーグとしては最後の試合とは思えないテクニックと運動量で、後半1ゴールを挙げました。もちろん不満の多い試合だったと思いますが、花嶋選手の存在は確かに相手の脅威となっていました。次節はもっと華やかな活躍を期待です。本当にやめちゃうの?やめるのをやめれば?

 

最後に岡田選手にフォーカスしたいと思います。普段は2セットを回すボルクですが、この試合では3セットを回しました。そのため、普段であればスポットで出場することが多いメンバーが第2セットで登場した時には、サポーターは盛り上がりましたよ。結果としては失点を喫してしまいましたが、「自分達もできる!」という気持ちが感じられるプレーでした。そしてその中心にいたのが岡田選手です。ご存じの通りイケメンなのですが、そんな岡田選手がなりふり構わず汗をかき続ける姿には凄みを感じました。

 

ボルクがシーズン通じて勝ち点を積み上げるには、特定の選手やセットに頼っていてはだめだと思います。例えばパワープレーの時には宮崎岳選手が捌くことが多いのですが、やっぱり左の花嶋選手へのパスが多いし、相手もそういったところはスカウティングして対策してきます。やはり違う選手の違う目線や戦術も高いレベルで必要。そういった時に重要人物のひとりが岡田選手だと思います。まだプレー時間は短いですが、その中でしっかり評価を上げ、早くアリーナの支配者になることは、ボルクが強くなるために絶対必要だと思いました。

 


ファイナルシーズンは未勝利のまま最終節の墨田ラウンドへと進みます。相手はホームのフウガドールすみだ。大きな声援を受けて戦うであろうすみだに対し、ボルクは1週間でどう修正し対策してくるか?次も現地で選手達の後押しをするつもりです。ファイナルシーズン初勝利で花嶋選手の引退の花道を!
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これも成長の証(FリーグDiv.1ファイナルシーズン町田ラウンド)

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いよいよファイナルシーズン開幕。町田ラウンドでボルクバレット北九州は12/23(土)にしながわと、12/24(日)に湘南と対戦しました。勝ち点を積み上げF1残留を確定させたいところでしたが、しながわに2-3で敗戦、湘南とは2-2で勝ち点1の獲得となりました。どちらも10時キックオフという、なかなか経験しない時間帯の試合でした。2日間の感想を簡単にまとめて残しておきます。


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■12/23(土)vsしながわ
宮崎岳選手のゴールで先制、追いつかれても花嶋選手のゴールで突き放しましたが、前半ラストプレーで痛恨のオウンゴール。後半はしながわの守備力が一段上がり、ボルクはそれを崩すことができず敗戦となりました。午前の試合ということで身体のキレも違和感があったようですが、安嶋キャプテンが言うようにそれは相手も一緒。同条件であれば言い訳せず、相手を上回ることができなかったと認めざるを得ません。

 

ただ、だからといって内容が悪かったかというとそうでもなかったと思います。むしろ試合の入り方は午前の方がいいんじゃない?それだけここで勝ってF1残留に大きく近づきたかったのだと思います。

 

しながわは応援に来た観客は多かったようですが、サポーター席は少なく応援の声はありませんでした。ボルクも応援席は6人でしたが、朝から精一杯声を出して応援、東京都にもかかわらず会場はボルクホームに近づけることができたかな?だからなおさら敗戦は悔しかったです。

 

では、印象に残った選手について簡単に。
まずは花嶋選手。攻守に光ってましたしゴールも決めてくれましたが、特に守備は光ってたと思います。危機管理能力に優れているんでしょうね。また対人でも負けません。ゴールが生まれない時にこういう守備の強さは勝ち点獲得に大事ですね。途中交代且つ翌日はメンバー外だったのが心配。

 

次に伊名野選手。いわずもがなのシュートストップでしたが、あの朝からサポーターをあおる仕草は最高です!だからこそ悔しいオウンゴールでした。どんな時も失点を自分のせいだと受け入れ、そこから成長する伊名野選手が大好きです。

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■12/24(日)vs湘南
連日の試合ということで戦術的な修正を図ることができたのか、ちょっと不安に思いながらも10時に試合は開始。この日はスターターに星野選手が入り、期待に応える動きを魅せてくれました。また他の選手も午前開催に慣れたのか?前日よりも運動量が多かったように感じます。

 

試合は湘南に先制されました。これボルクサポーター席の前で、「来る来る来る来るっ!」って感じで反転シュートを決められたのですが、マーカーがもうちょい厳しく行けなかったかな~。まあ相手の反転のキレは半端なかったけど。でも宮崎岳選手の連日のゴールで同点、安嶋選手のゴールで逆転に成功!今日こそ勝つぞ!と思いきや、相手のパワープレーから不幸なオウンゴールで同点となり、そのまま試合終了。勝ち点1をゲットしました。

 

湘南の応援って、Jリーグのチームも持っているせいかサッカーっぽいですよね。試合中はチャントを歌い、みんなでフラッグを掲揚したりして。我々ボルクのアウェイ席はこの日は8人の精鋭でしたが、サンタクロースとトナカイに扮して声を出しました。だからこそ勝ち得た勝ち点1と思いたいけど、やっぱり後押しが足りなくて勝ち点2を逃したのかな、と悔しい思いです。

 

では印象に残った選手を。
大澤選手は相変わらず相手から嫌がられますね~(誉め言葉)。それはやはり確かなトラップ技術だと思います。「それ収める?」という難しいボールをトラップして足下でキープし、仲間の攻め上がりを待つ。サポーター席の前でそれをやられたらもうたまりません。

 

次に松川選手。攻守にわたり奮闘していました。攻撃では攻めあがってシュートまでいき、守備では絶妙のタイミングで相手の懐に入り込んだり、相手の足とボールの間がわずかに離れたそころをすかさず奪ったり。ボールを持った相手選手に松川選手がついた時は大注目ですよ!

 

そしてイザケ選手。前日はぶっちゃけ目立ったシーンが少なかったし、この日も前半はシュートこそ積極的だったけどおとなしめ。ところが後半は相手選手に対しスピードで勝てるとふんだのか、右サイドを蹂躙してました。守備でも体を張って雄叫びを上げ、ものすごく良かったです。なお前半おとなしめだったのは、パンツの丈が片足長かったからで、後半はちゃんと両足ともパンツをまくり上げてたから調子が上がったのだと思いますw

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町田ラウンドを終え、これで最下位の北海道とは残り3試合で勝ち点9差。ボルクが勝ち点1以上積上げたら残留が決まります。今のままでも得失点差では有利ですが、フットサルはゴールが入るスポーツ。ボルクが大きく失点が先行し、北海道の得点が先行するとひっくり返る可能性はあります。次は1/6(土)名古屋ラウンドで北海道と直接対決。ここでしっかり勝利し、F1残留を確定させ、名古屋めしで祝杯を挙げましょう!

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最後の瞬間まで、気高く!勇猛に!前へ!

「格上」でも「絶対王者」でもない、同カテゴリーの戦い(ボルクバレット北九州vs名古屋オーシャンズ)

前日に天皇杯決勝を現地観戦したので、翌日のFリーグ ボルクバレット北九州vs名古屋は自宅でAbema観戦しました。大阪・北海道に連勝してアウェイの地に臨んだボルクバレット北九州ですが、前年のチャンピオン相手に2-4で敗戦となりました。

 

この試合のボルクは連勝している自信もあるのでしょう、結果は負けたとはいえ本当に素晴らしかったです。全体を通してみたらボールを持たれ、押し込まれる展開が続きましたが、先制し、逆転されてからも追いつき、最後はパワープレーと決して守備に力を注ぐ姿勢ではなく、むしろ名古屋相手に勝ち点3を取りに行きました。その結果、地力に勝るというか、試合巧者というか、そんな感じの名古屋に負けてしまったのですが、この試合をご覧いただいた方の多くはボルクを称賛すると思います。


同時に名古屋は「絶対王者」ではない、とも感じたのではないでしょうか。もし絶対王者だとするなら、それは先述したように取りこぼしてはならない試合でこうして勝ち切ったこと、だと思います。でもこの試合の姿はリーグに君臨し続ける、圧倒的なものには感じませんでした。まあ、負け狼の遠吠えですけど。

 

なぜ私が「絶対王者」という言葉に否定的にこだわるのか、というと、優勝は前年チームが獲得して物であり、今年のチームはまだ優勝していないから、という単純な理由です。もちろん名古屋は強いし、今もリーグ2位につけているし、ボルクはホームでもアウェイでも負けました、だからと言って同じカテゴリーのチームに対し、戦う前から「相手は絶対王者」とか「格上」とか言う必要はないと思います。リスペクトのつもりでしょうが選手本人が言うなんてあり得ない、戦う前から逃げ道を作っているようなものだと思うのです。厳しいと思われるでしょうが、私は心からそう思うのでX(旧ツイッター)でもそう発信させていただきました。

 

この話はこのくらいにして、いつものように印象に残った選手について。現地観戦の印象と違うかもしれませんが、ご容赦ください。

まず、伊名野選手。ご本人はどの失点も悔しいでしょうが、1失点目に関しては本当に悔しいのではないでしょうか。画面越しに見ていて、シュートが放たれた瞬間に腰が落ちていませんでした。体が伸びた状態のため、瞬時に反応できなかったと思います。それだけ相手のシュートタイミングも絶妙だったと思うけど、これは見ていて悔しかった。でも、試合を通して安定してスーパーなシュートストップは相変わらずすごかったです。たまにはゴレイロが目立たない試合をしてほしい気持ちになりませんか?そんなことないか。チームを救う実感を感じられるし、何より目立てるし!?

 

次に田村選手。言わずと知れたスピードスターでチームの得点王ですね。先制点は簡単ではないコースだったし、相手ゴレイロも消しきた中、冷静に決めてくれました。あれでボルクファミリーは「行ける!」と思いました。ただ、スピードは相手にケアされてしまい、思うように魅せられなかったように感じました。この辺は相手のうまさですね。ファイナルステージで右サイドを蹂躙しましょう!

 

最後にピヴォ殺し浦上選手。体格に勝る名古屋のピヴォ相手に一歩も引かず。いい意味で反則ギリギリを見極めたプレーで、相手を自由にさせませんでした。ただこのポジションは、競り合いに負けると即失点。そういう意味では浦上選手もこの試合、悔しい思いをしました。ファイナルステージで晴らしてください。なお、AbemaTVでは、相手ピヴォと交錯して倒れた後、お互い笑顔でハグし身体を引き起こし合う姿がアップで映ってました。人柄を感じました。

 

これでレギュラーシーズンを10位で終え、下位6チーム総当たりのファイナルステージへと向かいます。1部残留を最低目標に、私としては昨年の8位を上回って欲しいと思います。試合日時は昨日発表されましたが、町田で2試合、名古屋で2試合そして墨田で1試合、全試合現地で応援するつもりです。「推しは推せるときに推せ」です!

 

ボルクバレット北九州には本当に感謝してて、もちろんフロンターレギラヴァンツ北九州もそうなんですが、こんなに私に「喜と哀楽」を与えてくれるなんて。中でも私がこんなにボルクの現地観戦に行く理由は、関東での試合が多いことはもちろんですが、ぶっちゃけアウェイでの応援の人数が少ないからです。だから誰が応援に来てくれてもみんなウェルカムな雰囲気だし、これは人数が増えても変わらないと思います。ファイナルシーズン、皆さん是非現地観戦に行きましょう!