板倉の成長こそこの2試合の最大の成果(ルヴァン杯FC東京vsフロンターレ)

f:id:cleanfuture_big:20170903211718j:image

5-1でフロンターレ勝利!2戦合計7-1という大差でのフロンターレの勝ち抜けとなりました!最後の失点が本当に余計でしたが、試合のコントロールは良かったと思います。今日は私が感じたことを少し書きたいと思います。板倉選手についてです。

 

試合開始からのボール回しに、いつものフロンターレとは違うなと思った方は多かったと思います。ボランチの大島選手の相方が、リーグ戦ではネット選手がデフォルトです。2人はお互いに細かいパス交換をしながらボールとポジションを動かして、あるところで攻撃のスイッチを入れます。ところが今日はちょっとボールの動かし方が違うなぁと思いました。なんというか、少しシンプルに動かしてるなぁと。そこから前半怒涛の3点で試合を決めました。

 

前半、板倉選手は3バックの右だったと思います。そつのない上手いプレーを見せてたと思います。でも、ここまでできるのは、第1戦で証明済だから、驚くことじゃないですよね!圧巻は後半です。

 

後半、板倉選手はボランチに入ってたと思います。ほぼ勝ち抜けが決まったことから、連戦の家長選手を下げ谷口選手が入ったことで、ポジションを上げました。ここから憲剛選手達の「板倉選手の教育モード」が発令されたと思うのです!まるで「好きなようにやれ!フォローするから!」と言わんばかり。そのくらい板倉選手はボールに触り、パスを散らし、ドリブルで前に運び、シュートまで行く!というプレーを繰り返しました。板倉選手も素晴らしかったし、引き立てらたまわりの選手、そしてボランチというある意味修羅場体験をさせた鬼木監督も素晴らしいと思います。最後の失点が、板倉選手の交代後だというのは偶然じゃないのではないか?そう思います。

 

ネット選手の大きさはボランチとして魅力的ですよね。でも、今日の板倉選手を見ると、板倉選手はネット選手に匹敵するボランチになるのではないか?と思いました。身長もあって、相手から遠い位置にボールをおける。ボールに関与することを恐れない。というか、ボールに触りたがる!?)機を見て前線に入って行くパワー。どうですか?しかも、ネット選手よりも集中力がありそう!(≧∀≦)

 

ルヴァン杯って、規定で若い選手をスタメンに入れることになってるんですよね?おそらくその規定によって、板倉選手は起用されたんでしょう。でも、この2試合、特に今日の後半を見てると、板倉選手は実力でスタメンを勝ち取ったと思っていいのではないか?本当にそう思います。

 

もちろん、板倉選手にボランチをさせることで大きく成長させるには、前線の3得点があったから。鬼木監督の「前半で決める」という強い意志があったから。さらには第1戦を2-0で勝ったからです。返す返す、第1戦のメンバーの頑張りは素晴らしかったということですね!

 

さあ、狙わなくていいなんてひとつもありません。準決勝の相手は仙台。リーグ戦、ACL天皇杯ルヴァン杯を戦う過密日程ですが、過密日程は強いチームの特権(by黒津選手)!我々サポーターもしっかり体調整えて、強いチームのサポーターの特権を楽しみながら、それぞれのカタチで、選手達の後押しを続けましょう!