タイトルを取るには悪くても勝てるのが大事(サンフレッチェ広島vsフロンターレ)

ありがたいことにNHKが放送してくれたので、自宅TV前で応援しながら観戦しました。ひとつだけ、書きたいと思います。

 

フロンターレは前節の悪さが解消されたとは言えない、内容の悪さでした。守備はハマらず、攻撃は繋げず…。特に前線のプレスは試合開始時と後半開始時こそ少しありましたが、すぐに鳴りを潜めてしまい、引き下がって広島の攻撃を耐えるという形になってました。これが解消したのは、広島がパトリックを入れて4-4-2になってからだと思います。つまりフロンターレは自らのアクションで守備をはめたのではなく、広島の戦術変更によりはっきりした、ということだと思います。前節・今節と改善していないというのは、小心者の私には気がかりです…

 

という状況ですが、悪いなりに3-0で勝ったのは素晴らしいことだと思います。リーグ終盤ともなれば、怪我人も出るしカードがたまって出場停止もあるでしょう。これらは、起こりうることだし、想定内のはず。だから、誰が出てもチームとしていいパフォーマンスが発揮できるように練習しているわけで。

 

今日だって、いわゆるフルメンバーだったとしてもどうなったかわからないです。でも、だからこそ、うまくいかなくても勝つのが大事だし、過去にタイトルを取ったチームはそうだったんじゃないかと思うのです。逆に言えば、あの2009年のアウェイvsトリニータ、2016年のアウェイvsアビスパ。相手が強いとか弱いとかじゃなく、これらを勝てなかったことが、最後の最後にフロンターレは掴みかけたタイトルを手放すことになった。ここに来たら、悪くても勝つことが重要だと思うし、今日のフロンターレはまさにそうだったと思います。

 

さて、次は天皇杯とリーグ戦でのvsレイソル二連戦です。レイソルはいつもフロンターレに対して大人のサッカーをしてきました。フロンターレが悪ければ、徹底的に悪い部分を突いてくることができる素晴らしく強いチームです。さすがに「悪くても勝つ」のは難しいでしょう。短い試合間隔ですが、しっかり立て直してレイソル戦に臨んでほしいですね!

 

レイソル二連戦、天皇杯(ホーム)もリーグ戦(アウェイ)も、現地に行きますよ!