ここまで来たから、手が届くと思ったから悔しいのだ(ルヴァン杯決勝セレッソ大阪vsフロンターレ)

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0-2

 

とてもじゃないけど、切り替えられません。私ですらこうだから、選手の心境は察するにあまりある…。結果論だし個人を責めてはいけないけど、それでも開始早々の守備のミスと失点が出鼻をくじいたし、90分間ストレスが溜まりっぱなしの試合にしてしまいました。

 

もちろん守備のミスが失点に直結したのですが、この失点シーンで私はカップ戦決勝に必要な攻撃の精度の差を見た気がします。すなわち今年正月の天皇杯決勝との比較です。あの試合、開始早々に小林選手が抜け出してGKと1vs1になりましたが、小林選手はこれを決めきれず。あれを決めていれば天皇杯の行方はわからなかったはずで、小林選手もこれを悔しがってました。(小林選手はその後試合を振り出しに戻すゴールを決めました!)

 

今日の立ち上がり、フロンターレの守備ミスからセレッソ大阪の杉本選手はGKとの1vs1を完璧に決めました。もちろん天皇杯決勝と同じシチュエーションではないけど、この差は大きいと思います。何が言いたいかと言うと、もちろん守備のポカはいけなかったけど、「どうぞ決めてください」というシチュエーションで決めることは本当に大事だし、だからこそ難しいし、でもやっぱりそこを決めないと真のエースとは言えないのではないか?ということです。

 

今日のフロンターレは、その後悪くないフロンターレでした。大島選手が戻ると途端にネット選手がいきいきしたように見えたし、家長選手はどうして日本代表に呼ばれないのか不思議なくらいでした。でもこれは裏返すと、早々にアドバンテージを得たセレッソがゴール前を超コンパクトに守ってスペースを消し、両サイドからのクロスでしか攻撃させないようにしたからだと思います。要は、フロンターレにボールを持たせて、中央を死守しながらカウンターを狙う、という戦術だったと思います。ウンジョンファン監督の周到な準備とクレバーな采配ですね。

 

それでもフロンターレはチャンスを作りましたね!あわや!という場面を作り続けたけどゴールは遠かった。セレッソの守備が上回ってました。さすがでした。圧倒的に攻撃しながら、カウンターでソウザ選手に追加点を許したシーンは、あの2009年の決勝を彷彿とさせましたが…。

 

これでルヴァン杯は4回目の準優勝です。他サポの中には「無冠ターレ」と揶揄する方もいらっしゃるでしょう。事実とはいえ揶揄することは良くないけど、今日は言い返す気持ちにもなれないですね。

 

ただね、やっぱりこの決勝の地に連れてきてくれた選手達には感謝したいです。埼スタのメインスタンドから応援しましたが、パッと見てフロンターレサポーターとセレッソサポーターの数は2:1くらいでした!こんなにもたくさんのフロンターレサポーターが今年ルヴァン杯決勝に来ることができました。タイトル獲れたら最高だったけど、今はその気持ちをグッとこらえます。私は来年も、再来年も、何度でもこの場所に来たいです!そしていつか(出来るだけ早い時期に!)フロンターレがタイトルを獲るその瞬間に立ち会いたいのです!

 

2017ルヴァン杯の冒険は終わりました。フロンターレは間違いなく前進し続けてくれました。ただ、今年もあと少し届かなかった。悔しいけど、その少しはどうしたら埋まるのかわかりません。今日と明日を使って、自分の心を整理して、残りのリーグ戦という冒険を、フロンターレとともに前進したいと思います。

 

最後になりましたが、セレッソ大阪とサポーターの皆さん、優勝おめでとうございます!セレッソの完勝でしたよ!

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何度相手に「おめでとう」って言っただろう…

帰ったら、今日の試合録画したの消そっと。

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