味方にサッカーの楽しさを感じさせる10番(フロンターレvs湘南ベルマーレ)

2-0で勝利しました!リーグ戦ホームでようやく勝利!うれしいです!

 

湘南との試合はいつも簡単ではありません。フロンターレにとって最も苦戦する試合のひとつです。それを2-0で勝利できたのは、フロンターレ同様湘南もまだまだ構築途中のチームであることが大きいのではないか、と正直思います。つもり次アウェイで戦う時はこうはいかないだろうということです。

 

とはいえ、湘南のアグレッシブな守備と散開し次々と襲ってくる攻撃をクリーンシートに防いで勝利した第1の要因は、やっぱり10番大島僚太の復帰だと思います。

 

大島選手が前節復帰し、今節までに感じたことは、まず味方がよく走ってることです。数字に表れてるかわかりませんが、いるべき場所・行くべき場所に向けて選手達がよく動いてるなぁと。気持ちよく走って攻撃してるなぁと感じました。

 

そうさせているのは紛れもなく大島選手だと思います。前後左右にゆったりとポジションを移動しながらスペースを作り出し、味方に使わせる。ボールを受ければ失わずマーカーを引きつけてから味方に通す、そして長短のパスで揺さぶる、こう書くとほぼ完璧です!

 

そんな大島選手ですが、後半は湘南に合わせてしまった感があり、味方がだいぶ守備に走ることになってしまいました。このあたりは選手達自身が感じてると思うので、伸び代と捉えていきたいと思います。サッカーで90分間ボールを握り倒すというのは現実的にはないし。

 

もうひとつ触れたいのは、知念選手の4試合連続ゴールのアシストをした奈良選手。攻撃的なCBと言えば元日本代表だった闘莉王選手が思い浮かびます。奈良選手は違うタイプの攻撃的CBを目指してるのではないかと思います。守備に関しては昨日も対人の強さや読みの良さからのスライディングカットなど、相変わらずの活躍(本当はあんなに活躍させないほど攻撃したい)でしたが、FWに一発でパスを通すことで怖いCBになると思います。これ、奈良選手の代表招集あっていいんじゃないですか!?

 

大島選手の復帰から俄然サポーターを楽しませて勝つサッカーが戻りつつあるフロンターレ。逆に言えば大島選手がいない時の戦い方には課題が残っています。脇坂選手が途中出場しましたが、大島選手に代わって個性を出してチームを勝たせるボランチが出てくる必要があります。守田選手、碧選手、脇坂選手、カイオ選手、原田選手…。誰が名乗りをあげるのか?それも楽しみながら、フロンターレを応援していきます!