なんだかんだで、終わったら6-1だった試合(フロンターレvsコンサドーレ札幌)

8月の連戦、名古屋でのルヴァンカップから中2日でのアウェイ札幌戦。フロンターレは6-1で快勝し、再開後9連勝としました!

 

立ち上がり、予想された通りの低調な試合の入り方。前半はもうあらゆることが上手くいかなくて、ああ、やっぱりこんなもんだよなぁ…と思いました。そんな中セットプレーでまさかのどフリー車屋選手のヘディングで先制。これで楽にはなったけど、試合内容はそんなに変わらなかったですね。

 

前半、何がどうだったかって、監督の指示で「動くな」と言われてたのかな、と思うくらいでした。DFはラインを上げきれない。FWとMFはボールが足につかない。パスは動く先を想定して出すけど、選手が動かないからパスなつながらない。まあ、ひどいひどい。面白いくらい連携がない前半でしたね。そんな中、札幌はフロンターレDF前の広大なスペースにうまくチャナティップ選手らが入り込み、最後のシュートこそ少なめだけど、チャンスは構築できてました。

 

後半。結局いつものやり方です。推進力が今一つで相手DFラインを下げることができなかった宮代選手に代わり、三笘選手を投入。今一つ試合をコントロールできなかった下田選手に代わり碧選手を投入。交代出場した選手が一気に流れを変えるといういつものやつで、終わってみたら快勝となりました!

 

まあ、三笘選手の決定力には驚かされますが、今日は旗手選手がすごかった!3トップからインサイドハーフにポジションを移してもなお、推進力を持って決定機を作り出しました。ゴールこそ三笘選手の後塵を拝してますが、勝利への寄与はまったく遜色ないですね。このままレギュラー奪取でもいいのでは、と思います。

 

まあ、いいところはたくさんあったのですが、気になったのは宮代選手と齋藤学選手。2人とも強みが生かせていないというか、見失ってるというか。宮代選手はCFでしか生きない。これでは今のフロンターレでは出場機会は本当に限られてしまいます。今日もサイドでの出場でしたが、先述したとおり推進力がなく相手DFラインを下げさせることができない。ボールキープやシュートセンスはありそうなので、サイドでもやれるように早く成長してほしいと思います。

 

齋藤学選手は…。今のフロンターレのシステムは、齋藤選手、長谷川選手、三笘選手といった豊富なドリブラーを生かすことができるシステムです。齋藤選手にとっても、その強みを最大限発揮できるはず。でも今日も、ちょっと何したいのかわからない(素人の私には)。フロンターレで試合に出場するためにパスワークに入るようにしたことが、逆に最大の強みを奪ってしまったのではないか。そんな気がしました。もちろん、天性のドリブラーだと思うので、もう一度カットインしてシュートする齋藤選手を見たいと思いました。

 

結果こそ快勝ですが、課題はたくさんあります。でもそれは伸びしろ。勝ちながら修正するチャンスがあるということは、とても幸せなことです。ここからさらに厳しいコンディションで、強いチームと対戦します。しっかり兜の緒を締め、前進してほしいと思います。