90分をマネジメントし最後には勝っている(フロンターレvsセレッソ大阪)

まさか5-2で勝利するとは…。

 

苦手とか言われてたC大阪に対して、この勝利は素晴らしいと思います。というのは、C大阪がやっぱりすばらしいチームだったことと、しっかり90分間で試合をコントロールしたと思うからです。

 

まず、C大阪。守備のバランスが素晴らしいだけでなく、攻撃のときにパスコースを作るのも素晴らしかったです。フロンターレの選手がコースを切っても、いつの間にかパスコースができている。そんな感じでした。C大阪の選手は皆技術が高いので、フロンターレも苦戦してましたね。

 

ただ、サッカーは90分間で勝負を決めるスポーツ。今は飲水タイムがあるので、なんとなく90分を4つに分けられそうです。その中で、フロンターレは鬼木監督やスタッフのコーチングを受けながら、90分後にはなんだかんだで勝っている。そんな感じがします。

 

今回もそうでしたが、最初の飲水タイムまでは相手ペースで、悪いことに失点までしてしまいました。でもそこからしっかりプレスの行き方やポジションを修整し、同点に追いつくと、体力的にきつくなる後半に選手交代で圧力を強める。相手は疲れもあってミスするようになり、スペースもできてきて、ショートカウンターや遅攻を織り交ぜて追加点を狙う。こんな感じです。

 

これ、連戦も猛暑も、条件は全チーム一緒ですよね。そして、基本的にどのチームも同じこと考えているはず。だけど、フロンターレが頭一つ抜け出たのは、やっぱりベンチメンバーの誰を見てもスタメンとくらべ遜色ないから、という答えになっちゃいそうです。そしてこれが、連戦でも途中交代で体力をキープできたりするし、試合に絡むことでモチベーションも高く維持できるんだろうなと思います。

 

とはいえ、やっぱりJリーグの戦力差なんてわずかなもの。ミスを減らし連携を深め続けないと、あっという間に追い越されます。勝ち続けながら、できていないところを修正し、高め続ける。贅沢ですが、まだまだそれを目の当たりにしたい。そう思いますし、フロンターレはやってくれると思います!