勝って終わりたかったけど…。たくさんのワクワクをありがとう!(ギラヴァンツvsジェフユナイテッド市原・千葉)

ギラヴァンツ北九州が小林監督を擁して臨んだJ2の1年目最終節は、ジェフ千葉に対して1-2の逆転負けを喫してしまいました。

 

この試合では、ギラヴァンツはいわゆるアタッキングサードの手前まではボールを運べても、そこから先に良いボールを供給できませんでした。前半3バック、後半4バックとシステムを動かして千葉とのギャップを作ろうとしましたが、チャレンジするパスが悉くと言っていいほど引っかけられ、そこからカウンターでフィニッシュまで行かれてしまう。千葉としては狙い通りでしたし、ギラヴァンツとしてはそうなる前にフィニッシュにいきたかったところ。小林監督が試合後に「少しボールを運べば違った景色があったはず」ということをおっしゃっていましたが、まさしくそんな感じでした。とにかく選手たちの距離感が悪く、アンカーやボランチは前線にチャレンジなパスを送るしかない、という感じでした。

 

もともとギラヴァンツは、豊富な運動量で良いポジショニングを続けながらパスを動かし、相手ゴールに迫るスタイル。良いポジショニングを続けることができなければ、狙ったサッカーはできません。J3では通用したスタイルですが、J2では一通り対戦した後は通用しなかった、ということだと思います。今節は後半のギラヴァンツが集約されたかのような内容と結果だったと思います。もっともっと精度を上げる必要がある、ということです。まだまだ伸ばせるぞ!と。最後は勝って終わりたかったですね~残念!

 

一年間を簡単に振り返ります。思えばコロナ中断から再開する直前に、北九州市でコロナのクラスターが発生して、ギラヴァンツは練習を中断せざるを得ませんでした。正直、どうなることかと思いました・・・。でも蓋を開けたら、序盤はJ2の先輩チームに苦戦しましたが、早々に主力選手にチーム戦術がフィット!彼らが躍動し、一時期は首位に立ったのです。(「主力選手」というのがポイントだったのですが。)

 

「今シーズンは勝ち星先行で行ければ良し」と思ってた私も、この快進撃は痛快でワクワクしました。そして、DAZNの桑原さんとか、蹴球メガネースとか、多くの人がギラヴァンツのサッカーを魅力的と言ってくれ、一人のファンにすぎない私もうれしかったです。この貯金があったから、後半苦戦しながらも19勝を挙げての5位という、すばらしい結果を迎えることができました。勝ち点は4位タイですよ。

 

さて、J2一年目の冒険は終わりました。思ったよりできたこともあったし、できなかったこともありました。来年に向け監督は続投すると信じてますが、ギラヴァンツでスキルを磨いて活躍したたくさんの選手たちには、良いお誘いがたくさんきてるようです…。来年はどういう布陣になるのか皆目わかりませんが、今はこんなに北九州をワクワクさせてくれた選手達、監督とスタッフ、経営陣に感謝したいです。そしてまた来年、ミクスタでさらに大きなひまわりを咲かせてくれることを期待せずにいられません。ありがとう!

 

でも本当、ストーブリーグが怖い・・・