3-1でフロンターレの勝利となりました!でも、釈然としない・・・。今シーズンのフロンターレはこういう勝利が続いています。試合終了後の選手たちも笑顔は少なく、納得いかない顔をしています。その理由は、90分通して相手を圧倒できていないことにあると思いますし、私も今シーズンのフロンターレは後半明らかに強度が落ちていると思います。
思えば昨年は特別なレギュレーションのもと、前半はイーブンな展開でも後半食ググっとギアを上げ、相手を突き放すという展開が多かった印象です。そのキーは悠選手と三笘選手でした。特に三笘選手はジョーカー的な使い方で後半途中で投入されると、そのスピードとテクニックで左サイドを蹂躙し、途中出場が多かったにもかかわらず13ゴールを挙げました。今年、三笘選手はスタメンで定着しており、後半ギアアップできる選手がいないというのが実態だと思います。
私も今シーズンずっとこれを憂いてました。今シーズン引き分けた3試合はいずれも後半失点し追いつかれたもの。それ以外でも後半はかなりあっぷあっぷしている印象があります。きちんとデータでボール保持率などを比較したわけではありませんが・・・。
攻守にハードワークする中で、特に運動量が必要な中盤の3人と両SBの控えがほぼいない状態なのも気がかりです。連戦ではどうしても運動量が落ち、それもあって特に後半は相手に支配されています。ギアアップする選手の不在、中盤の控えの薄さ。この2点が主要因でしょう。
では、どうしたらいいのか?昨夜ふと思ったのですが、そもそもチームって毎年選手も変わるし、相手だって変わる。毎年同じ環境で試合するわけじゃないですよね。それにもかかわらず私は去年と同じフロンターレを追い求めていたということに気づきました。だから勝っても悶々としてしまう・・・。勝ってハッピーになれないなんて、もったいない!これが今年のフロンターレなんだから、この形で勝利するのを応援しよう、と。
アイネスフウジンというダービー馬がいましてね。1990年の日本ダービーを優勝したのですが、強烈な逃げ馬でした。朝日杯3歳ステークスをぶっちぎり、一番人気の皐月賞ではハクタイセイにさされて2位。ダービーでは3番人気ながらメジロライアンやホワイトストーン、ハクタイセイを相手に、一度も戦闘を譲ることなく圧倒の逃げっぷりで見事優勝!私の中での最強馬の一頭です。
今シーズンのフロンターレはアイネスフウジンだなと思うようになりました。1試合の中では、タゲートが開いたらタイミングよくスタートし(決してふわっと入ってはいけない)、一気にトップに立ち(先制!)、バックストレートでは折り合いをつけ自分のペースで走り(ペース落としても追いつかれない)、最終コーナーからは踏ん張る(必死に逃げ切る、あわよくば交代選手で引き離す!)。そんな感じです。
もちろん鬼木監督はそんなこと考えていないと思います。最初から最後まで攻守に圧倒し続ける。これはブレていないと思う。でも、それを期待し続けて毎試合こうして釈然としないで等々力を後にしたり、DAZNを閉じたりするのは、私の精神によろしくない!だから私は今シーズンはアイネスフウジンを応援するつもりでフロンターレを応援します!
シーズンを1レースで見たとき、これまではホームでの開催が多くいわば良馬場、インコースを走ってきました。ここからはACLもあるしアウェイ戦も多くなる、いわば不良馬場のアウトコースです。でもそこで失速するようではリーグタイトルは獲れない。交代選手はしっかり違いを見せ、相手を突き放してほしい。そして次の試合ではスタメンを奪ってほしいと思います。
いやぁ、アイネスフウジン、懐かしいなぁ・・・。なんだかまたわくわくしてきた!