ルヴァンカップは未勝利敗退。何度も言う、これがフロンターレの現在地(フロンターレvs浦和レッズ)

フロンターレは三か月ぶりに等々力に帰ってきました。私も久しぶりの等々力。浮かれてか、いつもより早く等々力に到着し、コンコースを一周してなつかしさに浸ってました。観客は5000人上限ですが、等々力の雰囲気はやっぱりいいですね。試合開始までのドキドキワクワクも久しぶり。

 

ですが、結果は3-3の同点も、アウェイゴール数の差で敗退。悔しいといえば悔しいけど、試合内容は浦和のほうが明らかによかったので、私は結構さばさばしています。もちろん、勝ち抜けそうなところまで行ったから、悔しいです。でも、それ以上に力の差があったと思う。だからまあ、この結果は仕方ないと受け入れられています。こんなにさばさばしてるなんて、自分でもびっくりですが。

 

あ、現地観戦、しかもメイン北1Fから観戦してると、正直南側のゴールで何が起こったのかよくわかりません。だから終盤の2失点はいったいなにがどうなったのか?ただ、球際で負け続けてるのとみんなPA内に引きこもってたのはわかりました。

 

1~2年前だったら、フロンターレは「足元の技術が」「パスワークが」「止めて蹴るが」と言われてました。でもそれらは徐々に失われ、去年はスーパールーキーが苦しい時にアシストしたり得点したりで2冠。今年の前半も同じでしたが、オリンピックから明らかに落ちました。現在のフロンターレは「攻守に圧倒する」なんて言葉はとてもじゃないけど言えない。オリンピック以降で自分たちが試合のペースを握った時間は非常に少なくなっていると思います。ルヴァンカップも、浦和のほうがフロンターレらしいサッカーをしてましたし、フロンターレは浦和のプレスに軽々と屈してました。

 

まあ、残念は残念ですが、上述のように心から思っているので、この結果は想定内と言えば想定内。というと「そんなのサポーターじゃない!最後まで勝利を信じるのがサポーターだ!」とか言われるかも?でも、勝利は私も信じてましたよ?最後に引きこもって2失点を喫する、というのがまた、現在のフロンターレらしいとすら思います。

 

さて、これから鬼木監督はどうするのか?2009年のようには、決してなってはならない。あの時も「目指せ4冠」なんて言われ、雑誌では特集も組まれ、それからひとつひとつ落として結局無冠でした。それでもシーズンこの時期の強さでいうと、2009年のほうが強かったかもしれませんね。あの時は憲剛さんがFWに繰り出すスルーパスという武器があったから。でも、今は武器と言えるものが見当たりません。

 

あんまりネガティブなこと書いても・・・。なので今日のポジティブな点。脇坂選手のセットプレーのキック精度が高かった。流れからの得点が厳しい中、なんだかんだでセットプレーで得点できたのは、こんな状態でも点が取れるということがわかってよかったです。キッカーって大事ですね。それから、長谷川選手の調子が戻ってきたかも。今シーズンもうどうなることかと思ってた長谷川選手ですが、ようやく左サイドで戦力になるレベルに戻ったかな、と。宮城選手がどうも前半途中から消えていくので、こうして交代でカラーを変えることができるようになりつつあるのはよかった。

 

というわけで、今年のルヴァンカップは1勝もできませんでした。まあグループリーグで敗退した年もあるし、今年はACL出場のご褒美でここからの出場というだけですから、ベスト8なんて言ったらおこがましいですね。「未勝利」が一番適切だと思います。

 

監督や選手としては、挑戦できるタイトルには挑戦する、というスタンスだと思うし、最初から「4冠取る」ということではなかったと思います。今の強くないフロンターレがどうやってどれか1つタイトルを獲るか。そういう視点にはなりますが、やっぱり応援していきたいと思います。