変われないフロンターレ(ACLフロンターレvs蔚山現代)

フロンターレのACLはグループリーグを突破したものの、トーナメント初戦で敗退となりました。ルヴァンカップもACLボーナスでグループリーグなしでしたが、決勝トーナメント初戦で敗退。これは偶然じゃないと思います。チームの力や勢いがマイナスになっているのは明らか。「トーナメントは何より次に進むのが大事」天皇杯で下のカテゴリーのチームと対戦した時、散々苦戦しPK戦で次に進みましたが、その際もこのように言ってきました。ルヴァンカップ・ACLも同じ論理で言えば、何も残せず・残らず。そういうことです。

 

ただ、ルヴァンカップの時と同じで、これがフロンターレの現在地と認識さえしていれば、不思議の負けでは全くありません。もちろん悔しいけど、私としてはサバサバと受け入れられてます。だって、彼我の力の差は明白でしたもん。ボールさばきや強度、すべてが蔚山の方が上でしたから。フロンターレの守備時の選手の立ち位置がまるでスカスカのように、面白いように間間でボールを繋がれました。

 

オリンピック以降の戦績は、〇△〇△✖〇▲▲▲ですよね?引き分けで得点することができたのはルヴァンカップだけかな?とにかく点が取れなくなってしまいました。何度も言ったけど、フロンターレはオリンピック前後で違うチームになっています。同じ戦い方で勝てるわけがないと考えるべきでしょう。つぶれる会社経営者と同じで、どうしても良かったころと同じことをやろうとするとダメになりますよね。組織のセオリーだと思うのですが、わかってないのか?知ってるけどあえてやろうとしないのか?部外者にはわかりませんが、後者であると期待してます。まあ、それでも結果は出てませんが。

 

違うメンバーなんだから、守備をサボらず、少ない決定機を決め切る。そういう戦い方になると思います。だから「戦術:ダミアン」も仕方がない。ダミアン選手と他のCFでは、守備強度が違いすぎますし、決定力も差があります。昨日も、全員守備は奮闘したけど決定機を決め切れず。ダミアン選手が守備で疲れると、そこからプレスが弱まってしまってました。

 

2009年と同じ香りがしてます。ひとつひとつタイトルの可能性が剥がされ、後半にチームが停滞気味になり・・・。リーグ戦も、マリノスに追い越されたら追いつけないでしょうね。マリノスの強さと勢いはすごいです。リーグ連覇には、のらりくらりと勝ち点を稼ぎ続け、最終節の直接対決前に何とか優勝を決めたいところですね。

 

まあ、ここまでの4年間が、選手層や戦術の浸透度と実現度でうまくいったことがすごかったんだと思います。もちろん今シーズンのタイトルを諦めることはないです。精一杯応援します。同時に、現実を認識することも忘れないようにしたいと思います。