しぶとく勝つ!今はとにかくこれしかない(フロンターレvs湘南ベルマーレ)

2-1!鹿島戦に続き、湘南戦も後半アディショナルタイムに逆転し勝利することができました!等々力劇場と言えば聞こえはいいけど、スタートのユニットが機能しなかったのは大きな課題です。そういう意味でも、途中交代となった選手たちは口惜しでしょうが反省ですね。

 

いつも書いてますが、フロンターレはこうやってしぶとく勝っていくしかありません。相手を攻守に圧倒する、なんて、今は期待しすぎないこと。守備をさぼらないのはいいのですが、失点は続いてるし、前節も今節もギリギリで勝ち切った。もちろん勝ち切ったことは重要だしすばらしいことです。ただ、内容の悪さが改善されないことはしっかり注視しなければならないと思います。

 

鹿島戦から中2日で今節でしたが、また中2日で神戸戦があります。鬼木監督としては、今節はある程度ターンオーバーしたかったのだと思います。しかし、結果的には後半から3枚替え。特に橘田選手はルーキーながら彼がいないと試合がコントロールできない。本当は出場させるにももっと後の時間が良かったのでしょうが、そうもいきませんでした。

 

今節目立ったのは、旗手選手・橘田選手・ノボリ選手ですね。この3人が揃うとピッチ上で試合をコントロールできる気がします。旗手選手は攻撃面に集中しながらパワーを発揮するし、橘田選手は前述の通り攻守に走って中盤を抑え、ノボリ選手はサイドバックの位置から敵味方の選手たちを操ります。しぶとく勝つには外せない選手達だと思います。

 

そして知念選手について。今シーズン、私も知念選手に対してかなり厳しい失礼なことを言ってきました。でも、知念選手は出場チャンスをつかみながらコンディションを上げ続け、今節の大仕事です!逆転ゴールの直後は足を攣って動けないほど前線で左右に流れたりしながら走ってました。(相手へのプレス強度はもうちょいだけど。)

 

知念選手と言えば、2018シーズンの初戦でワントップだったのを思い出します。相手からすると「誰?」という感じだったでしょうが、ジュビロ磐田相手に1トップでボールを収める、身体の強さのあるストライカー。シーズン初戦でスタメンというところに、鬼木監督の信頼を感じました。大分から戻ってきて今シーズン、鬼木監督は知念選手のことを最もよく知っているのでしょう。起用しながらコンディションが上がるのを待ち続け、そして今節の大仕事!お見事です。

 

一方、大いに不安なのは左ウイング。宮城選手もマルシーニョ選手も、どうもピリッとしません。ここはやはり長谷川選手なのではないでしょうか。コンディションの問題があるのだと思いますが、なんとしても戻ってきてほしい。体調と頭の整理、両方を取り戻せば、キレキレのドリブルやパスワーク、ダミアン選手らとのコンビネーションに期待できるのです。早く取り戻して!

 

連勝していますが、内容が良くないのは歴然とした事実。しぶとく勝ち続けながらも、こんな試合が何度もできるわけではないので、内容は早急に改善しないといけません。相手を圧倒するとまではいかずとも、自分たちの狙い通りの試合をできるようになってほしいですね。Jリーグ残り8節。何とぞよろしくお願いします。