90分ずっとは支配できないとの割り切り(フロンターレvs鹿島アントラーズ)

DAZN観戦。アウェイマリノス戦での惨敗からわずか中2日。フロンターレはアウェイで鹿島アントラーズに2-0で勝利!連敗を免れました。ホッとしましたね…

 

この試合のポイントは、「割り切り」だと思います。鹿島は中6日でホーム。一方フロンターレは中2日でアウェイ。コンディション差は絶対あったと思う。フロンターレは、勝つためには90分間圧倒することをやめ、行けるとこまでガンガン行く。後半はどうしても足が止まるだろうが、割り切って守備を頑張る。そういうものだったと思うのです。

 

前半それをもっとも体現したのが知念選手、チャナティップ選手そして佐々木選手ではないでしょうか。試合中に感じたのでツイートもしましたが、以下の通りです。

 

知念選手は、立ち上がりのプレスからボール奪ってのゴールに象徴されるように、より相手に寄っていくプレスが効きました。知念選手のプレスといえばパスコースを限定するプレスで、去年だったか試合中に鬼木監督に奪いに行くよう指示されてたこともありました。今シーズン知念選手が出場機会を得ているのは、調子の良さだけでなくプレス強度の向上があるのではないかと思います。シュートのスピードの速さはリーグトップですね!PKでもコース読まれてても決めますもんね。

 

チャナティップ選手は、攻撃面ではシュートを放ったことが大事だと思います。連携はどんどん良くなるでしょうが、最後を譲るのではなく、自分で決めに行く。これをやってくれると、相手DFはゴール前で誰に対して身体を張れば良いのか難しくなる。やはりシュートを打つ選手が多いほうがいいと思います。

守備面も、相手へのプレス強度が増したし、二度追い三度追いするし、倒されてもボールキープするなど、鬼木監督がIHのスタメン続けさ出るだけのことあるなぁと感じました。もちろんまだまだ伸び代の方が大きいと思います。

 

そして佐々木選手は後半途中で足が攣って交代となったように、行けるとこまで全力で行く!ということを体現してました。危険なミスもあったけど、攻守両面の貢献はミスを帳消しにして余りあるものでした。サッカーってミスが付き物だし、チャレンジすればするほどミスも増える。もちろんミスを減らすために基本スキルを上げないといけないけど、ミスが0にはならない。であれば、貢献度合いとの収支で十分プラスだったらいいんでしょうね。すごかったと思います。

 

後半押し込まれるのは想定内だったでしょうし、そこからは谷口選手と山村選手を中心に踏ん張りました。私は、去年フロンターレがタイトルを取れたのは守備力だと思ってるので、後半踏ん張れたのは本当に良かった。前節の守備の軽さというか、マークできていないところや、相手に競り勝つところ、ボールをゴールから遠ざけること。基本的なところを徹底してたと思います。

 

積極プレスでボールを奪い、速く相手ゴールに迫る。セットプレーでゴールを奪う。そして守備サボらず踏ん張る。ボールを保持し続け、攻撃で相手を圧倒したフロンターレは去年前半までのものです。相手よりも基本を徹底的に遂行し、少ないチャンスをモノにする。今シーズンもそういうサッカーにならざるを得ない。であればそう割り切って戦うだろうし、私も応援したいと思います。