ACLを獲るために知念は帰ってきた(フロンターレvsサンフレッチェ広島)

2-0と、終わってみたら快勝の得点差。全く、あの内容でよく勝てたな…と思います。

 

前半。まあ、一週間休暇だったんですか?というようなレベルの内容でした。厳しく言えば「本当にプロ?」というレベル。まあ、イージーパスミスは多いし動こうとしないし。そういう作戦だったらたいしたものですが。

 

後半、流れが一変…とは行かず。ちょっとプレスを強めただけで、中盤はずっと広島に支配されっぱなしでした。崩して得点なんてありえない、これはセットプレーしか可能性がないな〜とツイートしたら来ました!セットプレーから先制です。

 

私はかねがね、フロンターレは攻撃のチームじゃなく、しっかり守備をして少ないチャンスを決めるチームに変わったと言ってきました。典型的なのが昨年の最終節アウェイマリノス戦で、押されっ放しフェスタガーデンセットプレーからはダミアン選手が一刺しし先制しました。昨日の広島戦も同じで、勝因は「無失点で守備を頑張ったこと」に他ならないと思います。

 

一方で、今シーズンのマリノス戦やガンバ戦のように、守備をぶっ壊されると打つ手なし。攻撃の強度を上げて複数得点する可能性が低いチームです。私は2007ごろからのファンですが、相馬監督時代を除きフロンターレはずっと攻撃力が売りだったし、かつての「2点取られたら3点取ればいい!」「3点取られたら4点取ればいい!」というような風潮が好きだったので、そこは正直寂しい。鬼木監督は決して守備重視のチームを作るつもりはなく、「攻守に圧倒する」ことを目指しているのでしょうが、今はそのバランスが崩れていると思います。

 

そんな中ですが、注目は知念選手!チャンスを掴みつつあります。もともと身体の強さとシュートスピード速さには定評あり。知念選手がPK蹴るときって、コース読まれてても入るもんね〜。ゴール数はもうちょい増やしてほしいけど、昨日も再度に流れてボールを受けキープする姿、その力強さはダミアン選手を凌駕擦るものでした。

 

私は、本気でACL優勝を狙うなら、ダミアン選手と知念選手ふたりがパワーを遺憾なく発揮することが必要だと思います。屈強な相手DFに対してバチバチに戦い、ボールをキープできる力。そこから2列目3列目の選手が飛び出して決める。もしくは最前線でダミアン選手と知念選手が受けてそのまま決める。そういう力強さが必要だと思うのです。

 

知念選手のファンの皆さま、お待たせしました!大分での武者修行を経て、ACLを取るために知念選手が帰還しました!今シーズンのフロンターレの浮沈を背負うのは彼。一層注目したいと思います。