1つのファールが試合の評価を難しくした(フロンターレvsガンバ大阪)

 

すっかり遅くなってしまいすみません。7/9(土)のフロンターレvsガンバ大阪の感想を簡単に残しておきます。

 

フロンターレとしては、結果として4-0の快勝となりました。得点力不足という、ちょっと考えられない問題を抱えている今シーズン。この試合の良かった点は、何と言ってもFWにゴールが生まれたことだと思います。ダミアン選手、マルシーニョ選手そして家長選手。どれをとっても文句のつけようのない、すばらしいゴールでした。そしてインサイドハーフの脇坂選手も。インサイドハーフは当然ゴール前に入っていくことを求められているのですが、今シーズンどうもサイドバックにお株を奪われがちでした・・・。この試合では、山根選手がやや控えめだったせいもあるかもしれませんが、脇坂選手にゴールが生まれたのは本当によかった。やっぱり前線が期待された結果を残すと盛り上がりますね!

 

一方、課題は後半にあったと思います。ガンバ大阪がぐっとラインを下げ、5バック気味にシフトすると、一人多いにもかかわらず攻めあぐねました。結果、後半だけを見たら0-0。交代選手を含め、スペースを消されたときにどうじれずに相手を動かしたり、ミドルシュートで前に引っ張り出したりし、隙間を作ってゴールに迫るのか。これまでもなかなかうまくいかない部分はこの試合でも健在だったと思います。しっかり兜の緒を締めてほしいですね。

 

そしてこの試合の最大の問題点は、前半早々のガンバ大阪の選手のファールによる退場だと思います。その前にフロンターレが先制しており、ガンバとしては反撃に向かう場面ではありましたが、自陣のパスワークの乱れを突かれたときに、スライディングしながら足を上げてしまいました。このファールによってこの試合の評価が難しくなってしまったと思います。前半4得点のうち、3得点は退場後に奪った得点。少ない相手をうまく動かしたという面では良いのですが、やはり11人対11人だとどうだったのか。フロンターレは成長しているのかどうか。判断がつかなくなってしまいました。やっぱり、お互いにベストな状態でやってる試合を観たいですね。

 

天皇杯の敗退により、フロンターレは次の試合まで1週間空きます。しっかり調整して、アウェイ名古屋へ・・・と思ったら、なんと名古屋の選手やスタッフにコロナ陽性が発生し、次節は延期!後半戦がきつきつになるのはいやだなぁ。でも仕方ない。こうなってもいいように、強化部は選手を補強してきたんですもんね!?ね!?ね!?今更言い訳するなよ~

 

というわけで、PSGとの話し合いはあるが事実上フロンターレはしばらくお休み。再調整して後半戦の逆襲に期待したいと思います。