足らざるを知らしめられた三連敗、これを糧に成長して昇格しよう!(ギラヴァンツvs大宮アルディージャ)


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9月14日(土)、待ちに待ったアウェイ大宮戦に現地参戦しました。今回は知人のレイソルサポ・マリノスサポと一緒。3人でギラヴァンツを観戦するのは、昨年8月にミクスタで観戦して以来です。

3人で観戦する時はだいたいメインスタンドからなのですが、今回は2人とも昨年私があげた過去のギラフェスシャツを着て、ゴール裏2階席から「ギラサポ」として観戦してくれました。私は今年のギラフェスシャツを着用していたのですが、2人はスタジアムに到着するなり周りを見て、

「CBさんと同じシャツ来てる人達は、少なくとも8月はミクスタにいた人達ってことよね?すごいねぇ」

と言っていただけました!本当にうれしかった。

また、今回はギラヴァンツでは珍しく、アウェイ戦にグッズ売場ができたことから、事前のチケット販売も調子よかったんだろうなぁと思ってました。実際はそれ以上にギラサポが集結してて、本当に心強かったです。だからなおのこと勝ちたかった・・・

 

 

さて、シーズン序盤はチーム作りしながらということで、思うように勝ち点を積上げることができなかったギラヴァンツでしたが、シーズン中盤は自分達の戦い方が完成してきて、昇格プレーオフ圏内まで順位を上げました。そこから福島、今治、大宮と、J3の中でもその攻撃力は頭一つ抜けている相手との三連戦。「ここで勝ち点を取れなければ、昇格してもJ2では通用しない」、私はそう考えてましたが、結果は残念ながら三連敗となってしまいました。

 

この三連戦の前まで、堅守でロースコア展開に持ち込むというのがギラヴァンツの必勝パターンでした。三連戦のうち福島戦は1失点と堅守を披露できましたが、2位今治と首位大宮には3失点と、得失点差を大きく失ってしまいました。ただ、今治戦の時は守備が切り裂かれた印象がありましたが、大宮戦では同じ三失点でもそうではない印象を持ちました。

と言っても、これは守備が通用したということではありません。ボールを保持しながら前進するというよりも、カウンター気味に早くゴール前にボールを運ぶ大宮に対し、最終局面でゴールを割らせないという守備で持ちこたえていた、というのが正しいと思います。

 

大宮戦の3失点の内容はカウンター2発とCK。もちろんどんな形でも失点は失点。カウンターだからよいとか、セットプレーだから仕方ないということは一切ありません。むしろギラヴァンツの守備は、今回のような縦に早い攻撃・カウンターに対しては脆さを露呈したものと思います。

工藤選手・杉山選手の若きCB陣にとっては、大宮の外国人FWは本当に難しい相手だったと思います。でも、ここで負けを認めるようでは昇格したらどうなるのか?もっと速くて強いFWはたくさんいます。これを糧にしっかり成長して、ギラヴァンツを昇格と上位カテゴリー定着に導いてほしいと思いました。

 

 

一方攻撃は、というと、一緒に観戦した2人曰く「両サイドとも寝ていた」。これは大宮のWBが高い位置を取ることに対応するのが精いっぱいで、自分たちの攻撃でリスクを冒して前に行くことが少ない、ということでしょう。大宮はカウンターが速かったけど、同時に左右の揺さぶりも多く、WBがしっかりギラヴァンツの大外を取っており、ギラヴァンツが受けに回っている時は常に中央はスペースがある状況に感じました。(それにもかかわらず、カウンターとセットプレーでしか失点しなかったのはよく頑張ったと思う。)

これを打破したのが、途中交代で出場した高昇辰選手ですね!彼のダイナミックなプレーは必ずチームに推進力をもたらします。また、大宮のFWの足が止まってきたことで単騎カウンターにあまり行くことができなくなったこともあり、ここから大宮を押し込んだのですが、最後の精度と大宮の必死の守備(GKすごかった!)で結局ゴールを奪うことができませんでした。

攻撃に関しては、好調時の得点源はなんだかんだで藤原選手の高精度のキックと永井選手の動きだったと思うので、この試合でこうなってしまうことはちょっと想定できしまっていたかもしれません。だとしたらなおのこと、他の選手達で「やってやる!」という気持ちをゴールにつなげたかったなぁと思います。

 

 

三連敗は勝ち点0という意味でも痛いですが、それよりも昇格後を想定した時に「こんなに通じないのか」という意味でもっと痛いと思います。だからと言って「昇格してもすぐ落ちるから…」というつもりはありません。この三連敗を分析・反省し、糧にしてさらに成長し、もっと強いギラヴァンツとなって昇格しましょう!だってギラヴァンツのメンバー、全員伸びしろだらけですから。今シーズンが終わったときに「あの三連敗で変わったよね」「あそこから強くなったよね」と、笑って言おうじゃありませんか。

 

試合後、大宮駅近くの飲食店での感想戦で、知人二人は「去年見た時と印象が全然違う。去年はやっぱり悲壮感があったけど、今日は力の差はあっても悲壮感は全くなかった。みんな勝てると思ってやってるのがわかった」と、これまたうれしい言葉をいただきました。本音で言ってくれるからこそ手厳しい意見も頂戴するけど、同時にこういう言葉もお世辞じゃないとわかるので、本当にありがたい友人達です。

私の次の現地参戦は、アウェイ相模原戦の予定です。その時、どうチャレンジし、変わり、強くなったギラヴァンツを見ることができるのか?そう思うだけで今からワクワクが止まりません。早く10月になれ!


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