我らの誇り(全日本フットサル選手権準決勝 ボルクバレット北九州vs立川アスレティックFC)

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試合終了後、選手達がサポ席前に並んだ時、感極まってボルクコールで声が出なかった。続けて退団選手達の名前をコールしたのですが、ほとんど声にならなかった。今までどんな試合の後でも泣いたことなんてなかった(フロンターレ初優勝の時も泣かなかった)けど、この試合ではこらえても涙がこぼれた。ボルクを応援し始めてわずか3年程度なのに、自分がこんなにもボルクに思いを入れていたのか。この試合のボルクは、そうなるくらい素晴らしい試合をして魅せてくれました。

 

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簡単に試合の感想を。前日の立川の試合(町田戦)を現地観戦しましたが、まあ強い強い。攻撃はピヴォ大澤選手の強さ、上村選手・中村選手・酒井選手らが織りなすハーモニーのような連携、そして二列目からの積極的な精度の高いシュート。守っては町田戦で見せた相手パワープレーに対する強固な守備、しかもそこからこれまた高精度のパワープレー返しと、弱点ないんじゃん…。レギュラーシーズンでの対戦実績からも圧倒的にボルクが不利と思われていたと思います。

 

でも選手権は一発勝負。準備はもちろん、気持ちの強さも大事。ボルクは攻守に焦れず、とにかく集中を切らさないこと。相手よりも一瞬でも速く動くこと。それを「40分間」続けること。試合前、私はそう思ってましたし、ボルクの選手達はそれを実行してくれました。

そしてボルクの先制で得点が動き、その後も攻守にボルクの選手達は壮絶な頑張りを魅せてくれた。一人ひとりの戦いぶりを書き出したら何文字にもなってしまうので書きませんが、とにかく全員がそうだった。相手より動き、最後の瞬間まで足を出し身体を投げ出した。

 

あえてこの試合の個人的な見どころとなった点を挙げるなら、立川の酒井選手とボルクの松川選手のマッチアップはめっちゃ熱かった。ふたりとも速い、強い、足元上手い!お互いに相手を消しながら、お互いに仕掛けてバチバチでした。準決勝の名に恥じない名シーンだったと思います。

あと立川の大澤選手とボルクの星野選手のマッチアップ!勝手知ったる仲でもあり、前を向きたい大澤選手に対し、自由を与えない星野選手の攻防も緊張感高くすさまじかった。もちろん他の選手達も全員がすばらしかったです!

 

そういった強度の高いフットサルを集中して「40分間」やり切ろうとした、残り40秒でした…。立川のパワープレーを耐え切れず被弾、同点。前後半各5分の延長戦へ。

 

延長では前半終了近くに失点。後半立ち上がり早々に失点。相手ゴレイロのスローに対しボルクが処理を誤って失点。そしてパワープレー返しで失点。強度と集中力をあと10分持たせることができず、ここで地力の差が出てしまったと言わざるを得ないと思います。結果は4-8での敗戦と、スコアだけ見るとボルクの惨敗となりました。

 

配信がなかったこの試合、4-8の結果だけが世の中に流れました。恐らくほとんどのFリーグファンの方は「予想通りの試合」と思ったことでしょう。でも、あと40秒まで決勝進出の権利はボルクが持っていた。それはまぐれではなく、ボルクが魅せた素晴らしいフットサル、磨き上げてきたクアトロがもたらした強さによるものだということは、会場で観戦した方々にはわかってもらえると思います。

 

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それでも準決勝敗退したのは事実だし、リードを守り切れずに引き分けたというのはレギュラーシーズンでも何度も経験したこと。試合の最後の最後のところで、0コンマ1秒とかで反応する集中力と強度。選手権で試合を追うごとに成長してきたボルクですが、やはり解決できていない課題だったのだと思います。

そして延長戦の10分を戦いきる集中力、強度、体力、精神力といった要素は、レギュラーシーズンにはありません。私が試合前に必要と考えた「40分間」やりきるでは足りなかったのです。勝ち上がることに価値がある大会であれば、延長戦も含めた50分間の集中力や強度、試合をマネジメントする力が必要だったのです。

 

さらにもし、現地サポーターとして「たられば」が許されるのなら、あの最後の40秒を迎える瞬間、私達が違うコールをしていたら、あのシュートが誰かの足に当たったり、ゴレイロの指先に触れたりしたのではないか…。選手達からしたらそんなのバタフライエフェクトにもならないと思うでしょうが、現地で声を出していたファンとして、やっぱり何かできたのではないかとおこがましくも考えてしまいます。応援席の人数では立川より少なかったかもしれないけど、50分間選手達に声をかけ続けたし、全身全霊で選手達と一緒に戦った。その自負があっただけにこんなに悔しいのだと思います。私達でこうなんだから、アリーナの選手達は想像以上の悔しさだろうな…。

 

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いつもだったら私が印象に残った選手を挙げるのですが、この試合では本当に枚挙に暇がない!というか全員が素晴らしかったと思います。松川選手と星野選手を上述しましたが、全選手が同じようにマッチアップする相手に負けず、走り、足を出し、身体を投げ出した。卑怯かもしれませんが「MIPは全員」です!

 

No.4村山選手!チームの強度が落ちそうになった時にブーストかけてくれた!

No.6岡田選手!フィクソとしてはもちろん、誰よりもベンチから鼓舞する姿も印象的!

No.9星野選手!誰よりも気持ちを出して、誰よりもアリーナを走っていた!

No.10安嶋選手!頼れるキャプテン!ゲームを支配するのに必要だった先制ゴール!

No.13樋口選手!苦しい時間帯に前線でボールを収めてボルクの時間を作った!

No.14玉井選手!ドリブル、フリーランでサイドを切り裂き何度も相手ゴールを襲った!

No.20津田選手!相手の徹底的なマークを搔い潜ってピヴォとして大活躍!

No.21中村選手!試合が途切れる都度、鈴木選手にコーチングしてた!

No.23中嶋選手!けがを乗り越えて決めてくれたボルク初ゴール!

No.25鈴木選手!好セーブ連発で試合を相手のペースにしなかった!

No.32宮崎選手!アリーナの支配者として攻守に先頭に立つ!選手権ゴールランキング2位!

No.34小原選手!試合を落ち着かせたり、攻撃に厚みを加えたりの活躍!

No.78松川選手!さすがのテクニックとスピードで、何度もチャンスを作った!

  
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これでボルクの2024-2025の旅が終わりました。レギュラーシーズン11位で終わったボルクが、選手権で試合ごとに成長し全国3位となった。準決勝を見た他サポの方々から「ボルク強い!」とたくさん言われた。サポーターとして誇らしくて仕方ありません。私達は全国3位のクラブのサポーターなのです!

 

数ヶ月後には2025-2026シーズンが始まります。すでに小原諒万選手、星野佑作選手、樋口海成選手、玉井勇輝選手、中嶋脩太郎選手、鈴木雄大選手、小原光稀選手の退団が発表されてます。これまで一緒に戦ってくれたことに感謝するとともに、次のステージでの活躍を祈っています!そして新加入選手情報を今か今かと待ちながら、シーズン開幕を首を長くして待っています。

 

ボルクバレット北九州の選手・スタッフの皆さん、一年間本当にありがとうございました。そして現地でお会いしたボルクサポの皆さん、他サポの皆さん、仲良くしてくれてありがとうございました。これからも楽しく、切磋琢磨しながらFリーグを応援していきましょう!

 

さあ、来シーズンの目標のハードルが高くなりました。勇猛果敢に、前へ前へ!

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