これぞ求めていた戦い方!勝ち方!(ボルクバレット北九州vs立川アスレティックFC)

f:id:cleanfuture_big:20251201130803j:image

2025年11月29日(土)、私にとって今シーズンのベストゲームを目の当たりにすることができました。私にとって、立川はやはり昨シーズンの全日本選手権準決勝の相手。延長の末ボルクが敗退した、あの相手です。そのため私は勝手に苦手な印象を持っていました。また今シーズンここまで立川は首位争いに食らいついている一方、ボルクは連敗で最下位。下馬評では立川勝利だったと思うし、私もそれを全否定できませんでした。
 
しかしながらこの日、ボルクは素晴らしい試合を完遂してくれました!私なりに感じたことを攻守両面で書いておきたいと思います。

 

 
まずは攻撃。自分達の形になったときに決め切る、と言うことだと思います。そうなると本来セットプレーは自分達の形にセットできるのですが、この試合では前半の2ゴールが「流れの中での自分達の形」を作り、そして決め切った、素晴らしいゴールでした。1点目の宮崎選手→安嶋選手→岡田選手、2点目の津田選手→安嶋選手、どちらも流れの中で自分達の形に持っていき、引いた相手の隙間を通し、フィニッシャーが瞬時の判断で合わせた。今シーズンやってきたことがようやく実現した、そんな風に思いました。
 
次に守備。私はボルクの試合で必要なのは「守備で圧倒する」ことだと思います。そのために弾丸プレスはもちろんではあるのですが、弾丸プレスは全員が連動しないと外された時に大ピンチになる。連動したプレスをかけ続けることと、引いた守備でもなお相手に自由を与えないようにすること。両方を高いレベルで遂行しなければ、F1ではやられてしまう。そして残念ながら今シーズンのボルクはこれらができていなかったのが、ここまでの成績だし失点内容だったと思います。ところがこの試合ではこれらを高いレベルでやり遂げました。失点シーンは、前半は1人少ない中で外されたものと、スペースをドリブルで切り裂かれたもの(後者は警戒してほしかったが)。後半は相手のパワープレーでの1失点でした。その他は立川に対しやりたいことをやらせていなかったと思います。
 
また後半の松川選手の2得点も、持ち前のプレス発動からでした。相手にボールが入る瞬間、または入ったボールが少し足から離れた瞬間に奪い取ったものですが、前提としてプレスにくるボルクの選手達が見えているからこそ起こるプレーです。松川選手だけでなく、この日は出場した全選手がこのような連動したプレスをかけ続けること、引いたときにも相手に寄せ自由を与えないことをやり通してくれました。今シーズンのベストゲームと言って差し支えないと思います!
 

 
では、この試合で特に印象に残った選手です。こういう試合の時はMIPがたくさんいるので、選出が大変(うれしい)。まずは得点者3人。
岡田大毅選手!早い時間での先制ゴールはお見事でした。自分の読みとは異なったコースに来たボールに対し、瞬時に反応しゴールに押し込んでくれた!このゴールが間違いなくその後の試合展開を大きく左右しました。守備面でもピッチを左右に動いてボールを受ける相手ピヴォに対し、厳しく当たって自由を奪い前を向かせないようにし続けました。
 
安嶋健至選手!ゲームキャプテンではなくても、チームのキャプテンは間違いなくこの人です。誰よりも選手達とサポーターを鼓舞し続けました。追いつかれた後に再度突き放すゴールは、安嶋選手のポジショニング、津田選手の斜めに差し込むパス、すべて練習と連携のたまものだと思います。連携含めビューティフルなゴールでした。久しぶりにボルクインパルス見られた!
 
松川網汰選手!前回のホーム町田戦では相手に研究され、特徴を出し切れなかったと思いますが、この試合では前半はゴールこそなかったものの抜群の存在感でした。そして後半は見事なプレスから相手ボールを奪い、ゴレイロとの1vs1を制して2ゴール!最初は右足、次は右足で跨いで左足かな?スキルでゴレイロを振り切ってくれました。守備面でもボールを奪ったプレスはもちろん、アジリティとスピードで相手のストロングを奪い続けた。そしてゴールしてもスマートな印象の松川選手でしたが、この試合ではサポーター席に煽りにきて、アピールしてくれたのは嬉しかった!ゲームキャプテンとして、最後まで選手達を引き締め続けてくれました。MIPです!
 
そしてスクランブル発信となったゴレイロ中村亮冶選手!1失点目、3失点目は数的不利な状況だったし、事実上2失点目以外は全部止めてくれた!日頃からしっかり準備し、試合中もいつ出場してもいいようにメンタル整えているのですね。風貌もすっかり大人びてて、主力ゴレイロ争いにしっかり加わったと思います。本当に心強かった。(なお試合終了後、岩永選手がサポ席に来たので「あの退場は疑惑の判定?」と聞いたら、まあまあ明らかな判定とのことw。会場サポ席から対角だったので、良くわからなかった。)
 

 
ここ数節、上位との対戦において良い戦いをしていたボルク。しかしながら混戦となった下位戦線で必要なのは何よりも勝ち点だったので、いくら良い試合でも負けては意味がなかった。そうしている間にライバルチームは積極補強の効果もあって勝ち点を挙げ、この試合前ではボルクは最下位となってしまってました。しかしながら上述したようなすばらしい試合で勝利し、順位は一気に9位にアップ!それでも勝ち点差は1しかない、全く油断できない状況です。ボルクがやるべきことは1つ。今回のように守備で圧倒し、自分達の形になったら決め、そして勝利すること。そのための努力は惜しむべきではないし、私も精一杯の応援をし続けたいと思います。

 
最高の勝利、ありがとうございました!