
全日本フットサル選手権準々決勝。ボルクは大阪での1・2回戦を勝ち上がり、駒沢に進出しました。大阪に応援に行けなかった私にとっては、勝ち上がってきたボルクと、現地で応援してくださった方々に本当に感謝です!
昨年の選手権、ボルクは準決勝に進出。後半残り45秒で追いつかれ、延長の末敗退という悔しい結果でした。今年はそれ以上の結果を出すべく、しっかり準備してきたと思いますし、それが感じられる内容でした。相手はFリーグチャンピオンの名古屋。相手を分析し、いかにして勝利するか。その道筋通りに試合をすすめなければ、準決勝に勝ち上がることができないのは自明でした。そしてボルクは作戦通りの試合の入りだったと思います。
まずスターティング5を特に守備で強さのあるメンバーを揃えました。名古屋の攻撃を受ける時間が長いことが想定されましたし、早い時間で失点すると試合が壊れてしまうかもしれない。そういう意味では正しい選択だったと思います。そしてアリーナに立つ選手達全員が「守備で圧倒する」を遂行。名古屋の攻撃を粘り強く、しっかりを抑え込みながら攻撃に転じ、ここぞというシーンで安嶋選手の先制ゴールが生まれました!どんな試合でも守備しっぱなしということはないのですが、この試合も攻撃シーンで確実に仕留めた、すばらしいゴールでした。
ただ、ここからは名古屋の時間。ボルクの守備は素晴らしかったのですが、前半途中で5ファールとなってしまい、やはり守備の厳しさが若干弱まったと思います。同点弾は相手の上手さを褒めるべきですが、前半終了間際の逆転弾は自分達の稚拙な試合運びが原因で、言い訳できません。同点の状況でゴレイロを上げてボールを保持し、前半終了ギリギリのタイミングでシュートし、上手くいけば突き放す、上手くいかなくても同点で前半を折り返したかったのでしょう。しかしミスからボールを奪われ、逆に残り6秒で逆転されてしまいました。
こうなるともう名古屋の試合展開。後半、ボルクは良い守備をしたものの名古屋は横綱相撲。PK含め2失点して1-4と試合の大勢はついてしまいました。ただ、ここからパワープレーでイザケ選手が1点返したところは、負けたら終わりの選手権におけるボルクの意地だったと思います。最終的には2-4で試合終了、今シーズンの名古屋との対戦は3回とも2-4での負けとなりました。完敗でした。
ボルクはリーグのファイナルシーズンを下位リーグとはいえ4勝1敗、選手権も大阪を破って準々決勝進出と、今シーズン終盤にしっかりチーム力を上げてきたことがわかります。選手権準々決勝も相手が名古屋とはいえ「通用しない」という感じではありませんでした。負け惜しみではなく、前半終了間際の自分達のミスがなければボルクにも勝ち上がる目が十分にあったと思います。でもそういうミスをするのも自分達の実力だし、それをしっかり突いて試合の流れを持っていくのはやはり名古屋の強さだと思いました。これはものすごく大きな差です。やはりチャンピオンにはチャンピオンたる理由があるのだと、自分達はまだまだ伸びしろだらけなのだと、あらためて思い知らされました。
では、この試合の個人的MIPです。最後なので選手全員!と言いたいところですが、無理やり3人選びました。
村山選手!スターティング5に名を連ねました。ミッションは何といっても名古屋の強力なピヴォを封じること。同点弾は相手を褒めるべきだと思います。全体を通じて試合が壊れず、緊張感をもって進行したのは、ボルクの特にフィクソ勢が守備でものすごく頑張ったからです。そんな中でも村山選手は守備だけでなく、攻撃でもチャンスを作り出してくれました。
安嶋選手!まさかの(?)先制ゴール!今シーズンは運動量だけでなく、こうしてゴールでもチームを引っ張ってくれました。この日は先制ゴールは本当に貴重で、もし先に失点したらかなり苦しい試合になったと思います。名古屋を慌てさせ、本気にさせるゴールでした。もちろん攻守に奮闘する姿も健在。守備で圧倒するボルクを常に引っ張ってくれた、ボルクのレジェンドでした。
イザケ選手!1-4で終わるのと2-4で終わるのでは、やっぱり違います。イザケ選手のゴールが、安嶋選手の先制点がフロックではないことを示してくれました。つまり、ボルクが実力で奪った2得点です。この試合のように終盤のパワープレーにおいて、左利きのイザケ選手は重要な存在。右サイドで相手がほんの少しずれた隙を狙う、まさに狼が獲物を一発で仕留めるようなゴールでした。
思えば今シーズン序盤は「今年のボルクは違う!」と思わせてくれたのですが、その後失速。特にホームで勝てない日が続き、選手達もサポーターもストレスを感じました。そんな中でもアウェイでは貴重な勝利を挙げ、前述したようにファイナルシーズンで勝ち点12を積上げました。ファイナルシーズンの戦いぶりは本当に見事で、守備で相手を圧倒しながら、自分達のペースで試合を進めるという横綱相撲っぷりを魅せてくれました。終盤にかけてのチームの成長は本当にすごかっただけに、まだまだこのメンバーのボルクを見ていたかったです。
来シーズン、すでに松川選手と味岡選手の退団が発表されています。松川選手はボルクでの3年間で主力中の主力となり、代表にも召集されました。味岡選手はピヴォとして攻守に身体を張りまくってくれました。退団は残念ですが、2人とも次のステップで(ボルク戦を除き)大活躍してほしいと思います。
以上で2025-2026シーズンのボルクの感想文は終わりです。なんだかんだでたくさん応援に行くことができました。願わくば、ホームでもアウェイでももっともっとたくさんの方々と応援したいです。
(もしも私が応援の邪魔になっているなら、遠慮なく言ってください。改めることをはばかりませんので。みんなで楽しくボルクの応援しましょう。)
では、2026-2027シーズンまでしばらくお休みします。またお会いしましょう。ありがとうございました!
