最後のところで出なかった勇気(ギラヴァンツvsザスパ草津群馬)

J加盟10周年記念のゴールドユニはかっこいいですね!ゴールドに黒は渋い。(遠目にスパイクしか履いてないように見える、とか言わない。)このユニで戦う3試合の初戦は、悔しいスコアレスドローでした。

 

守備は大きな問題なかったですが、やはり無得点が続くのは困ったものです。レレ選手が復帰し、町野選手とのFWセットはさすがの高い安定感でした。しかしレレ選手は常に相手CB2枚に監視されてて、なかなか自由にしてもらえない。(それでもポストプレーや戻りながらの守備にと頑張ってた。)ゴール前には迫るのですが、気になったのはそこからの崩し、というより、選手たちの動きのなさです。

 

サイドからクロスを入れたり、DFブロックの前からゴール前にボールを入れるのですが、まるで「ボールよ!後はたのんだぞ!」という感じでした。相手DFとギラヴァンツの選手が並んでしまい、そこを崩そうという動きが少なすぎだと思います。一列後ろから飛び込んでくる、ワンツーで抜く、ドリブルで仕掛ける。アグレッシブさは戻ってきたけど、最後のところで慎重になりすぎです。ここでアグレッシブにならなくちゃ意味ないです。PA内ドリブルなんて、終盤のレレ選手くらいだったんじゃないですか?

 

アグレッシブという意味では残念だったけど、今日のトピックは北九州のドラゴン、川上竜選手!今シーズンは全般に弘堅選手が先発し、川上選手が終盤投入され試合を閉める、という感じでした。でも今日の川上選手は素晴らしかったと思います。このシステムでは弘堅選手だけでなく、もともと守備力の高い川上選手も強みを存分に発揮できるみたいですね。さらに今日はするどい縦パスやサイドチェンジも多く、アグレッシブで頼もしかった。中盤の選手のやりくりに光が見えたと思います。

 

勝てない理由は得点が取れないこと。その原因のひとつは、最後のところでアグレッシブでないこと。つまり、チャレンジャーたるギラヴァンツがやるべきことをやっていないだけ。課題は自分達の中にあります。まだまだやれますよ、ギラヴァンツ北九州は!