負けないチームにはなってきた。ここからいかに次のステージに進むのか(ボルクバレット北九州vs湘南ベルマーレ)

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2週連続の引き分け、それも2点リードを追いつかれての…。町田戦では終盤の3分でパワープレーを耐えきれなかったのですが、今節はちょっと違っていたと思います。いずれにせよアウェイ三連戦は2試合終えて勝ち点2。悪くないと言えなくもないけど、やっぱ勝ちたかったと思います。

 

この試合では常に先手を取ることができましたし、得点内容も良かったと思います。前半開始早々の津田選手の恩返しゴール、相手が修正してくる前にイザケ選手の追加点!この二人に2試合続けてゴールが生まれているということは、チームの攻撃面での連携が熟成されつつあるということです。本当に頼もしいですね!

 

そして失点後、すぐに今度は玉井選手の角度のないところからの気持ちの良いゴールで突き放す。湘南も追加点で追いすがるけど、今度は川上選手がまた突き放すゴール!このようにシュートの意識の高さと、失点してもすぐに取り返すことで前半を4−2と2点リードで折り返すことに成功しました。本当に流れの良い前半でした。

 

でも私は全然安心できなくて…。というのも昨年のアウェイ湘南戦、同じように前半リードで折り返したのですが、後半見事に逆転されて負けたから。このように湘南の攻撃はハマると怖いのをわかっていたつもりでした。

 

そして案の定というか、ハーフタイムを経て様相は一変。ほぼ一方的に湘南に攻め立てられる展開となり、結局後半は0−2。修正してきた相手に対しボルクは対応できず4−4の引き分けとなってしまいました。

 

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後半に強度が落ちてしまうというのはずっと続いていたのですが、ここ2試合はそれで勝ち星を手放すという痛い結果となってしまいました。それも自分達が強度を落としているのではなく、相手の修正に対応できないことから相対的に落ちている。相手の上を行く対応が、ピッチ上の選手達の意思でも監督からの指示でもできていないのだと思います。クラブ全員で乗り越えなければならない課題だということです。

 

それでも前節町田戦は3得点、今節は4得点とゴールを奪うことはできている。あとは守備、特にセットした守備で脆さが出るのを克服して失点を減らすか、もしくはイザケ選手が言ったようにもっと点を取るか。選手達は手応えを感じつつも満足していない様子だったので、まだまだ強くなると期待しています。

 

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では、今節の印象的な選手です。

イザケ選手!ここに来て本調子なのか、前プレとパワーショットが効きまくっていました。守備のしぶとさもすばらしかった。試合中に相手と揉めるのは作戦だと思っておきますね。もっと得点ペースを上げないと、背番号に届かないよ!

 

川上選手!今節も抜群のシュートストップでしたし、2失点は残念な感じでの失点でした。でも、川上選手のシュートストップがなければ早々にこの試合は壊れていたと思います。勝ち点1でしたが、0.5は川上選手のおかげなのは間違いないです。

 

安嶋選手!古巣ということでいつも以上に魂のこもったプレーを魅せてくれました。最後の最後まで足が出るし、身体を張る。そのプレーは他の選手達にきっと伝播してるし、サポーターにも伝わってきます。ボルクはスタッフの体外的な発信がめちゃくちゃ弱いのですが、そういう面も安嶋選手が担ってくれてて、本当にありがたい。クラブを引っ張るキャプテンシー、本当に敬服です。

 

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確実に強くなっているボルクバレット北九州ですが、アウェイ三連戦のうち2試合を終えてまだ勝ち点は2。このまま未勝利で年末年始を迎えさせることは、首都圏サポーターとしてやってはならないこと。次のすみだ戦、絶対に勝たせて北九州に帰ってもらいますよ!そのために私ももっともっと選手達の後押しをします。

積み上げと準備が垣間見えただけに悔しい引き分け(ボルクバレット北九州vsペスカドーラ町田)

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いやぁ~~これは本当に悔しい!傍から見たらジャイキリと言われそうな、11位のボルクが4位の町田に勝利目前だったし、内容も十分渡り合ってたから。結果は最後数分間のパワープレーから連続失点し3-3の引き分け。敵地でドローは御の字、と言いたいところだけど、それはホームで勝っているチームが言う言葉であって、ホーム未勝利のボルクはアウェイだろうが何だろうが勝たなければならないのですよ。
 

 
中断明けから好調に勝ち点を積上げてるとまでは言えませんが、ボルクの選手達の動きの良さは目立っている感じがします。私が観に行った横浜戦、大阪戦も良かったし、この町田戦も選手達がすごく動けていました。前半終了時、1-1でしたがこれは期待できる!とサポ席で話したくらいです。

 
とはいえこの試合も先に失点してしまいました。町田の選手達のテクニックはさすがですね。先制点はフットサルのお手本みたいでした。しっかり収めてターンでスペース作ってきっちりゴールに蹴りこむ。この決めるべき時に決めるっていうのが上位ですよね。他にも教科書に載りそうなプレーがたくさんありましたよ。
 
一方、ボルクは失点してから守備に凄みがでてきました。中でも村山選手は鬼神となって、すべてを振り払ったかのような守備で相手に自由を与えない。そこから全員が連動して前プレの迫力が増したと思います。やっぱりボルクはこれですよ!何のため名前に「バレット(弾丸)」がついているのか?弾丸プレスはボルクのフィロソフィーだと思います(もちろん全員が連動するのが前提)。
 
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町田相手に3-1まで差を広げることができたのは事実ですが、反省点も多かったと思います。たとえば、前半終了直後のあわや失点シーン。最後の1秒まで1ミリも強度を落とさないプレーをすることへのこだわりに疑問を感じました。セットプレーはしっかり準備して惜しいシーンを作り出しましたが、結局仕留められませんでした。追いつかれてしまったパワープレーにおける守備も含め、セットされた守備はシーズン当初から課題。たらればですが試合の締め方も、同点にされてからタイムアウトやパワープレーに移行するのではなく、3-2の時点でできなかったのか…などなど。私ですらこうだから、選手や監督はもっと「ああやることができたはず」「こうやるべきだった」というのがたくさんあるのでしょうね。
 
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では、私が気になった選手を簡単に振り返ります。
まずは川上選手!見事なシュートストップ連発で、大声援を背に攻撃してくる町田の選手に対し立ちはだかりました。シュート数そのものは町田の方が多かったけど、実感以上に撃たれた印象。しっかり止めてくれたから、逆転&突き放しへとつながりました。ナチュラルパワープレーもどんどんレベルが上がっていると思います。守護神として、残り試合とファイナルシーズン期待大です。
 
続けて2ゴールのイザケ選手!すばらしいシュートでした。やっぱりフットサルはゴールですよね!遠めの位置からでもパワーとスピードのあるイザケ選手のシュートは脅威だと思う。そしてこの試合では守備でも魅せてくれました。厳しくチェックに行くことで相手のミスを誘うこと多数。ゴール量産で背番号と同じ15ゴール目指せ!
 
もう1人は星野選手です。イザケ選手の同点ゴールに繋げたプレスは圧巻でした。守備固めでの投入が多い印象だけど、もっと出場時間を与えてほしい選手です。交代後ベンチで悔しそうだった姿、2点リードを追いつかれて誰よりも悔しそうな姿…。今もっともボルクらしさを体現しようとしている選手だと思うし、だからこそサポーターに大人気なんだと思います。大丈夫、サポーターは星野選手が誰よりも自分に矢印を向けていることをわかってますから!
 

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本当に良い試合ができるようになってきました。でもその一方で勝ちきれないのも事実です。町田、湘南、すみだと続くアウェイ3連戦、未勝利で北九州に帰るわけにはいかないし、首都圏限定サポの私としても未勝利で帰らせるわけにはいかない。次のアウェイ湘南戦、良い準備をして絶対に勝ち点3を勝ち取りましょう!

未来へ貫いたファンタジスタのスルーパス(ギラヴァンツ北九州vsYSCC横浜)

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2024J3リーグ最終節。ギラヴァンツはYSCC横浜とアウェイで対戦し、3-2で勝利を掴み取りました!

 

横浜在住の私にとって、約1年までの日程発表後ずっと楽しみにしていた対戦。たくさんのギラサポが私の住む街にやってきて、一緒に選手達の後押しをできるというのは本当にうれしいです。最終節を前にしてギラヴァンツは7位。昇格プレーオフに進むには6位福島が負け、ギラヴァンツが11点もの得失点差を稼いでの勝利という、非常に厳しい条件でした。しかし、そんな状況で日和ったサポーターは恐らく一人もいなかったのでは?そう思わせる三ッ沢アウェイゴール裏でしたし、DAZNで応援してくれた皆さんにも現地のサポーターの歌うチャントが三ッ沢を支配していたのは伝わったのではないでしょうか? 三ッ沢はほぼ屋根がないので、心配だった天気も快晴。すばらしいサッカー日和の中、ギラヴァンツ戦士達は躍動してくれました。
 
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試合展開は他の記事やDAZNハイライトをご覧いただくとして、私が気になったポイントを感想として残しておきたいと思います。3ゴールとも魅力的だったのですが、中でもこれ!YSCCを突き放すチーム2得点目、スンジン選手のゴールです。
まずは皆さん、この試合直前にギラヴァンツのHPにアップされた「シマダノメ Season6 第7回 深掘りインタビュー 矢田旭 選手」をご覧になった方も多いと思います。矢田選手の思いあふれた良記事なのですが、これを読んでいた私はYCSS戦後半から矢田選手が投入されたときに「来たっ!!」と思いました。それも藤原選手と2人同時にピッチに立つなんて、まあなんてワクワクするのでしょう!二人のコンダクターがピッチに立ったことで、そこからどういう攻撃が繰り広げられるのか?楽しくて仕方なかったです。
 
そしてスンジン選手へのあのスルーパスですよ!永井選手(だったと思う)の優しい落としを走りながら受けたワンタッチ目で前に運び、2タッチ目でDF間を抜くスルーパス!スンジン選手のスピードを殺さず、かと言って無理しなくても追いつくことができる。まさにファンタジスタでした。スンジン選手は矢田選手の意図通りに相手をちぎりながらGKとの1vs1をしっかり決め、そのままゴール裏を駆け抜けていきました。1点目の高吉選手のクロスに身体ごと合わせた永井選手のゴールも、後半アディショナルタイムラストプレーでの髙橋選手のらしいドリブルからのクロスにファーで合わせた乾選手の勝ち越しゴールも、どれも素晴らしいゴールでしたが、今回はシマダノメを読んでいたこともあり、ここで魅せた矢田選手&スンジン選手を私のMIPに選出です!まだシマダノメ読んでいない方、必読ですよ!
 
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今シーズンギラヴァンツ北九州は7位で終了。昨シーズンがあわや降格という状況からすれば、見事なジャンプアップです。まずは増本監督の力量があるのは間違いありません。戦力を見極め、守備をしっかり構築し、永井選手というスーパーな選手が一撃必殺のゴールを奪うスタイルをベースにここまで上がってきたことには、本当に感謝したいと思います。
また、大卒2年目が揃ってブレイクしチームを牽引してくれました。みんなスピードもパワーもスタミナもあって、ハードワークをいとわずに一年間やり通してくれました。そこにベテランと他チームからのレンタル移籍組が見事に融合した上でのこの結果です。なにか一つでも欠けたらあり得なかったと思います。
 
一方で6位との勝ち点差は2というのも悔しい現実です。特にシーズン終盤は後半アディショナルタイムに失点したことで勝ち点を失った試合が続きました。最後の最後のところまでしっかりと勝ち切ることの大事さ、それ以前に複数得点差の重要性を認識させられたと思います。これはギラヴァンツの得失点差の少なさが上位陣に比較すると際立っていることからもわかります。しかしながら攻撃面を意識すると攻守のバランスが崩れてしまい、かえって結果が出ないこともよくあるので、来シーズンの増本監督のかじ取りに期待したいと思います。
 
昨シーズンまで、私のアウェイ参戦した結果は未勝利が続いていました。しかしながら今シーズンは、沼津戦・大宮戦は負けたけど、相模原戦・YSCC戦で勝利!さらにミクスタにも2度参戦でき1勝1引分と、現地参戦では勝ち越すことができました。Xやこのブログを読んでいただいた方とも同じスタジアムで応援できたし、きっとすれ違ったり横でビール飲んだりしていたと思います。皆さんのおかげで本当に充実した楽しい一年間でした。ありがとうございました。

 
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さあ、ちょっとビクビクそしてワクワクするストーブリーグを経て、年が明けたら新しいギラヴァンツ北九州のお目見えです。私も一緒に高みに連れて行ってもらいますよ!進め、ギラヴァンツ

 

失点しない試合だけじゃなく、点の取り合いも見たいな(ボルクバレット北九州vsシュライカー大阪)

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どうしてもボルクの後押しをしたくて、アウェイシュライカー大阪戦に参戦してきました。結果は1-1の引き分け。これで大阪とはホーム、アウェイとも引き分けとなりました。ただ、試合内容はお互いに悪くないと感じたのではないでしょうか。

 

ボルクのスターティング5とベンチメンバーを見たときは驚きました。安嶋キャプテン、星野選手、小原選手らの名前がない!?ケガかコンディション不足か、理由はわかりませんが、何らかの事情があるのでしょう。苦しいところで身体と声を張ることができるメンバー達ですので、アウェイで相手ペースとなった場合の耐性に少し不安を感じたのも事実です。

 

試合は一進一退。前半は相手が退場になったものの、1人多いボルクはそのメリットを生かすことができませんでした。しかし、村山選手が角度のないところから先制ゴールを決め、1点リードで折り返し。後半は大阪ペースの中、頑張って守り続けたものの、GKのナチュラルパワープレーから失点。この形はその後も何度か危ないシーンを作られてしまいました。ちょっと守備の修正が効かなかったかな。

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前節のホーム仙台戦、そしてこのアウェイ大阪戦。少し不思議なのは、拮抗した中で勝ち点3を取りたいであろうにも関わらず、パワープレーに出ないことです。もちろんパワープレーはひっくり返されることもあります。しかし、残念ながらボルクはFP4人で複数得点を奪うことが少なく感じます。守備をサボらないことでロースコア展開に持ち込むのは良いのですが、「なんとしても勝利」と思う時にリスクをおった攻撃も必要だと思うし、前節で言えば仙台が、今節は大阪が、ボルクよりも「勝ちたい」と思っていたのではないか。そう思えてしまうのです。

 

もちろんそんなことはないでしょう。であるならば、やはり展開によっては撃ち合いも辞さない試合もあると思います。今のボルクは、ちょっと「失点しないこと」に重心が傾き過ぎかも?と素人の私は思ってしまうのです。フットサルの魅力はやはりゴールの多さ。狭いピッチと少ない人数ですから、失点のリスクも大きい。それを承知で、相手よりもゴールを奪いに行く。そういう試合展開もあっていいと思います。
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 素人の意見はこれくらいにして、今日の試合で特に印象に残った選手を3人挙げさせていただきます。

まずは華麗なるブロッコリー🥦村山選手!ゴールの形は練習してたんでしょうね!その後も同じ形惜しいシーンがありました。攻撃も良かったけど、今日は守備も素晴らしかったです。相手のピヴォが本当に素晴らしかったのですが、村山選手は粘り強い守備で仕事をさせませんでした。ブラボーです!

これは違う話ですが、試合終了後私がアリーナを出て帰ろうとしてたら、村山選手がご友人の方とお話してました。私が通り過ぎようとしたら村山選手がこちらに少し近寄って「いつもありがとうございます」と言ってくれてびっくり!もしかして認識されてる!?嬉しい気持ちと驚きで「ナイスゴールでした!」としか言えませんでした...。そんな気配りできるいい人なんですね。

 

 次は浦上選手!安嶋キャプテン不在の中、精神的な支柱としても抜群でしたし、さらにチームを鼓舞する身体を張った守備でした。そのため何度も身体を痛めてて心配になりましたが、しっかり戻ってきて最後まで奮闘してくれました。いつも以上に負担がかかっていたと思います。本当にお疲れ様でした。

 

最後は川上選手!多分5点くらい防いでます。素晴らしいシュートストップでしたし、ナチュラルパワープレーも自らシュートに行くなど、攻撃の積極性も素晴らしかったです。ただ、偉そうに言わせていただくと今日はスローが少し精度を欠く場面がありました。いつものように高い精度のスローができたら、もっと津田選手や樋口選手が収めてチャンス作れたかも。つまり、まだまだやれるってことです。期待です!

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今日に関してはどうしても不在メンバーのことが気になってしまいます。たらればですが、安嶋キャプテンだったら身体を張って止めたのではないか?星野選手だったら豪快にゴール前に飛び込んだのではないか?などなど。でも監督が選んだメンバーが今節のベストメンバーだと信じることにします。逆に言えば監督は選んだメンバーで結果を出すことでしか、自分の判断の正しさを証明できない。責任重大ですが、選手もサポーターもボルクの魂を預けているので、頑張ってほしいと思います。

 

ここからホームが2試合続きます。さすがにホームサポーターが待ちくたびれてますよ。来週こそホーム初勝利を!全選手スタッフ一丸となって、守備の固さを維持しながら、あと1点を取れる攻撃を、連係突き詰め、サポーターに歓喜を与えましょう!f:id:cleanfuture_big:20241110204211j:image

 

圧巻の右SB(ギラヴァンツ北九州vsアスルクラロ沼津)

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8月のギラフェス以来となるミクスタ参戦でした。心配された雨も試合開始時にはほぼやんで、ギラヴァンツはミクスタに沼津を迎え6ポイントマッチに臨みました。

 

沼津は中山監督のもと、攻撃サッカーが根づき、アウェイでの対戦時はギラヴァンツが構築途上だったのもあり敗戦。目下連敗中とはいえ自分達のスタイルを築いてきたことで、どのように沼津に対峙するか注目でした。f:id:cleanfuture_big:20241103115319j:image

 

試合は全般にギラヴァンツペースだったと思います。増本監督は守備の構築で負けないチームを作ってきたと思ってたのですが、この日選手達が見せたのは、ホームで絶対に勝利すべく襲いかかる姿でした。とにかくゴールを奪うんだ!その気持ちはスタッツによく表れていると思います。

 

しかしながらここまで堅守ベースに勝ち点を獲得してきたチームですし、正直なところ決定力不足と言われても仕方ないところ。試合最終盤までスコアレスの展開。そこを打開したのが渡辺選手の魂のゴールでした!ホームサポーターの目の前で、相手と顔面をぶつかりながら頭で押し込んだ姿は、サポーターを熱くさせるの十分でしたね!

 

しかしこの怪我によって渡辺選手は交代。その後沼津に押し込まれ続けたけど、試合終了間際に同点ゴールを奪われてしまいました。渡辺選手と交代で入った大森選手は悔しかっただろうなぁ。もちろん大森選手のせいじゃないし、チーム全員の責任だけど、自分が入ったあとの失点はこたえますよね…。f:id:cleanfuture_big:20241103115338j:image

 

この試合で私が一番気になったのは右SB、山脇選手です。この右サイドからのチャンスクリエイトが多かったし、質も高かったと思います。もちろん左サイドの乾選手も素晴らしかったけど、右サイドが目立ったのは私がゴール裏上層部のバックスタンド側に座っていたせいだけじゃないと思います。

 

山脇選手は右サイドからいくつもの高精度クロスを供給してました。それもタッチライン際まで持ち込んで相手をちぎったり、PA手前からアーリークロスを入れたり、浮き玉だったりグラウンダーだったりと、アイデアとバリエーションも豊富。相手が対応を絞ることができなかったと思います。

 

そして山脇選手は体格もいいですよね。乾選手と山脇選手が両SBに入ると、相手FWが流れてきてロングボールを受けようとしたときでも、結構競り勝ってると思います。2人ともあの身体で走力もあるから、本当に頼りになります。この試合の山脇選手の気迫というか、そういうのはすごくて、ハーフタイムに私は座席をメインスタンド寄りに移動しましたから。この試合、私のMVPです。f:id:cleanfuture_big:20241103115400j:image

 

どうしても勝ちたかった試合を引き分け、ギラヴァンツは昇格プレーオフ圏内に入れず。でも勝ち点差は本当にわずかしかなく、団子状態です。ギラヴァンツがやるべきことは、残り試合を全勝すること。選手達もサポーターも、誰一人諦めていないのですから、あとはやるだけです!やれるはずです!

 

 

私の次のギラヴァンツ観戦は最終節、アウェイYSCC戦の予定。そこでプレーオフ進出を決めますから!待ってるよ!

あと1点。取るか、防ぐか(ボルクバレット北九州vsヴォスクオーレ仙台)

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自分の過去のツイートやブログから推察するに、2020年10月のホーム戦以来となるボルクのホームでの応援!この日に向け色々と画策してきたのですが、いざ実現となったら台風!?風の影響は小さいながらも大雨の平日ナイトゲームとなりました。

 

ホームの記憶は4年前ということで曖昧でして、今回も悪天候の平日だし、果たして観客は来るのかな?と勝手に心配してたけど、どんどん埋まっていくスタンドを見て、あぁボルクは着実に北九州に根付いているんだなぁ〜と感慨深くなりました。

私は首都圏アウェイしか行けないので、いつも10人位の応援席で精一杯声を出してきました。しかし相手ホームサポーターは多いし声量もあるので、どうしても私達の声が選手達に届かなくてもどかしくて。いつも相手チームを少し羨ましく思ったりしたけど、今回ボルクもしっかりホームの圧を感じさせていて、うんやっぱりホームだね!そしてその一員になったのが嬉しかったです。f:id:cleanfuture_big:20241103113715j:image

 

さて試合ですが、今シーズンホーム未勝利のボルクは、現在最下位の仙台相手になんとしても勝ち点3が欲しいところ。一方仙台もシーズン未勝利とはいえ、まだ半分しか過ぎておらずF1残留にボルクとの6ポイントマッチで是が非でも勝利し残留を果たしたい。お互いの意地をぶつけ合った好ゲームだったと思います。

 

立ち上がりはボルクのペース。チーム名称に「バレット(弾丸)」がついている理由を知らしめるような前からのプレスが、仙台にボールを運ばせません。逆にボルクは奪ったボールを左右に大きく振りながら仙台ゴールに近づき、イザケ選手と浦上選手のゴールで2点リードしました。

 

ただ、前半の途中から仙台の戦術が変化。遠目の位置からミドルシュートを狙うシーンが増えました。結果的にこれがこの試合の結果を決めたと思います。威力あるミドルシュートゴレイロがキャッチすることは少なく、弾いてセットプレーを得ることに繋がりやすいと思います。

 

前半セットプレーで失点し2-1で折り返したボルクは後半、松川選手の見事な自陣からのドリブル&切り返して相手を滑らせてのゴールで突き放し!ホーム初勝利に近づいた、と思ったのですが、上述した仙台のミドルシュートで詰め寄られ、試合終了近くにPKで失点し同点。その後も仙台の攻撃を凌ぐ時間が長く、ホームサポーターからするとフラストレーションが溜まる展開での引き分けとなりました。

 

この試合で気になったのは、相手の流れを引き戻せなかったことです。特に守備面において、ハーフタイムにどのような指示や修正があったのか気になります。突き放したところまでは良かったけど、やっぱり2失点目の流れは前半途中からあったので。f:id:cleanfuture_big:20241103113735j:image

 

では、この試合での気になった選手の発表!順当にゴールした3人を選出です。

イザケ選手。今シーズン初ゴールが古巣仙台戦とは、縁を感じますね。パワーを感じさせるプレー、試合中に感情を剥き出しにする姿。怪我から復帰後、どんどん調子を上げています。ここから連続ゴール、そして背番号の15ゴール必達でお願いします!

 

浦上選手。パワープレーではスルスルっと相手ゴール前に入り込むのが上手いのですが、ゴールシーンはPPじゃないけど同じようなシーンでした。相手が気づいててもついてこれない微妙で絶妙な動き。しっかりボールを身体に当ててゴールする嗅覚。攻守にベテランの魅力を堪能させてくれました!

 

松川選手はこの試合のMVPだと思います。私は川崎フロンターレのサポーターでもありまして、3点目のプレーは三笘選手が等々力でのマリノス戦で魅せた自陣からのドリブルを彷彿とさせました。(あのときはマリノスのチアゴ・マルチンス選手をひっくり返してラストパス。)あれがなかったら負けてたかもしれないと思うと、プレーそしてゴールの価値は素晴らしいものだと思います!

 

 

とは言え結果は引き分け。最下位との勝点差が詰まらなかったことを良しとするしかないですね。

当たり前ですが、もう1点取れていたら…、もしくはあと1点防いでたら…。タラレバ言っても仕方ないというけど、タラレバこそが反省し改善すべき点でもあります。如何にゴールを増やすか?如何に失点を減らすか?リーグ後半戦、そういう視点でボルクに注目していきます。

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最後に試合以外について。

試合後、選手達が場内一周するのも初めて見ました。たくさんのサポーターが選手とコミュニケーション取ってて、ボルクは愛されてるなと思いました。(私はちょっと遠慮)

 

あと、密かに楽しみにしてた会場でのグッズ販売。これは私の期待とは全く違ってました。Tシャツとかタオマフを購入する気満々だったのですが販売してなかったです。「推しグッズ」的な商品が多いのを見ると、ボルクのマーケティングは若い世代、特に女性なのかな?おじさんはターゲット外?まあ、それでもフットボール観戦が好きだしボルクが好きだから、応援するけどね。

新入社員が夏休み明けたらめっちゃ成長してた!って感じ(ボルクバレット北九州vsYSCC横浜)

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Fリーグはワールドカップの中断期間が約2ヶ月あり、やっと再開。シーズンオフでもないのに、ボルクロスが長くて辛かったです。そして待ちに待ったアウェイYSCC横浜戦。中断明けがいきなり私の住む横浜市の隣、横須賀市横須賀アリーナということで、もちろん駆けつけました。

 

そして結果は2-1の勝利!もちろん大ピンチもあったし、1点差だしで簡単じゃない試合でしたが、私は辛勝とは感じませんでした。むしろしっかり勝ったという印象です。中断期間にしっかりいいトレーニングができたのが感じられたし、総じて相手よりも動けてたように思います。

 

前半はややボルクの流れだったと思います。みんな本当によく動けていて、それもあってしっかりボールを繋いでたし、相手は遅れる分ファールを重ねてしまってたと思います。それでもなかなかゴールを挙げられなかったのですが、村山選手が難しい角度から先制ゴール!ボルク移籍後初ゴールを挙げてくれました。

 

後半はYSCCの流れ。それでもしっかり集中した守備でしのぎながら、自分達もチャンスクリエイトはできてました。その流れの中で樋口選手のFリーグ初ゴール!トレーニングマッチでもゴールを挙げており、好調さを維持しているのは試合を観ててわかりました。それでもこのゴール前への入り込みからのシュートはお見事でした。

 

その後1失点したものもの、相手のパワープレーをしっかり抑えきって(宮崎選手のパワープレー返し惜しかった!)、辛勝ではなく、しっかり勝ち切りました。もちろん冷や冷やはたくさんあったけど、その何倍もワクワクしたし、結果はアウェイサポーター全員が飛び上がって喜ぶものでした(アウェイサポいつも少なくて選手達に申し訳ないけど...)。f:id:cleanfuture_big:20241012213133j:image

 

では、今日印象に残った選手を。

まずはやっぱり樋口選手!今日のブログタイトルは樋口選手のことです。大卒即戦力として加入、出場機会はあったし、試合で奮闘する姿は見てきましたが、今日は全然違ってた!もう本当にすごかったです。新入社員が夏休み明けたら急成長してて、仕事バリバリって感じ。もともとテクニックは間違いなかったけど、強度とスピードが段違いになってました。今日のMVPその1です。後半戦のキーになるんじゃないかな。

 

次に、これまた今日のMVP、村山選手!先制ゴールはエグい角度と距離でした。そして今日は守備でもめっちゃ効いてた。イエローカードは完全に相手にやられるシーンでしたし、覚悟のファールだったと思います。とにかく身体が切れてて、攻守に効きまくってました。身長もあるから、こうしてコンディションが良い状態を続け、後半戦を牽引してください。

 

もう一人挙げます、松川選手!ゴールないからMVPにはしません。でも攻守に素晴らしかったです。毎回のようにここで言ってますが、あのアジリティとスピードすごいですよ。相手が大きくても、絶妙なタイミングで相手の懐に入り込んでボールを奪う。交わされても2度追い、3度追いが速くて追いつく。だからこそ次はゴールお願いします!f:id:cleanfuture_big:20241012213200j:image

 

他にもたくさん、というか全員良かったし、とにかくみんな良く動けてました。中断期間、本当に充実してたんだろうなぁ。そういう意味では選手達だけじゃなく、もちろんのこと監督やスタッフにも大感謝ですね。

 

さあ、ようやく2勝目を挙げたボルクバレット北九州。でもまだホームで勝利がありません。次はホームにフウガドールすみだを迎えます。本当に積み上げたのか?ボルクは強くなったのか?ここから勝利を積み重ねることと、順位を上げることでそれを証明しましょう!

 

いつも私に感情の起伏と最高の喜びを与えてくれるボルクバレット北九州。次の関東アウェイで会えるのが楽しみです。f:id:cleanfuture_big:20241012213215j:image