2週連続の引き分け、それも2点リードを追いつかれての…。町田戦では終盤の3分でパワープレーを耐えきれなかったのですが、今節はちょっと違っていたと思います。いずれにせよアウェイ三連戦は2試合終えて勝ち点2。悪くないと言えなくもないけど、やっぱ勝ちたかったと思います。
この試合では常に先手を取ることができましたし、得点内容も良かったと思います。前半開始早々の津田選手の恩返しゴール、相手が修正してくる前にイザケ選手の追加点!この二人に2試合続けてゴールが生まれているということは、チームの攻撃面での連携が熟成されつつあるということです。本当に頼もしいですね!
そして失点後、すぐに今度は玉井選手の角度のないところからの気持ちの良いゴールで突き放す。湘南も追加点で追いすがるけど、今度は川上選手がまた突き放すゴール!このようにシュートの意識の高さと、失点してもすぐに取り返すことで前半を4−2と2点リードで折り返すことに成功しました。本当に流れの良い前半でした。
でも私は全然安心できなくて…。というのも昨年のアウェイ湘南戦、同じように前半リードで折り返したのですが、後半見事に逆転されて負けたから。このように湘南の攻撃はハマると怖いのをわかっていたつもりでした。
そして案の定というか、ハーフタイムを経て様相は一変。ほぼ一方的に湘南に攻め立てられる展開となり、結局後半は0−2。修正してきた相手に対しボルクは対応できず4−4の引き分けとなってしまいました。
後半に強度が落ちてしまうというのはずっと続いていたのですが、ここ2試合はそれで勝ち星を手放すという痛い結果となってしまいました。それも自分達が強度を落としているのではなく、相手の修正に対応できないことから相対的に落ちている。相手の上を行く対応が、ピッチ上の選手達の意思でも監督からの指示でもできていないのだと思います。クラブ全員で乗り越えなければならない課題だということです。
それでも前節町田戦は3得点、今節は4得点とゴールを奪うことはできている。あとは守備、特にセットした守備で脆さが出るのを克服して失点を減らすか、もしくはイザケ選手が言ったようにもっと点を取るか。選手達は手応えを感じつつも満足していない様子だったので、まだまだ強くなると期待しています。
では、今節の印象的な選手です。
イザケ選手!ここに来て本調子なのか、前プレとパワーショットが効きまくっていました。守備のしぶとさもすばらしかった。試合中に相手と揉めるのは作戦だと思っておきますね。もっと得点ペースを上げないと、背番号に届かないよ!
川上選手!今節も抜群のシュートストップでしたし、2失点は残念な感じでの失点でした。でも、川上選手のシュートストップがなければ早々にこの試合は壊れていたと思います。勝ち点1でしたが、0.5は川上選手のおかげなのは間違いないです。
安嶋選手!古巣ということでいつも以上に魂のこもったプレーを魅せてくれました。最後の最後まで足が出るし、身体を張る。そのプレーは他の選手達にきっと伝播してるし、サポーターにも伝わってきます。ボルクはスタッフの体外的な発信がめちゃくちゃ弱いのですが、そういう面も安嶋選手が担ってくれてて、本当にありがたい。クラブを引っ張るキャプテンシー、本当に敬服です。
確実に強くなっているボルクバレット北九州ですが、アウェイ三連戦のうち2試合を終えてまだ勝ち点は2。このまま未勝利で年末年始を迎えさせることは、首都圏サポーターとしてやってはならないこと。次のすみだ戦、絶対に勝たせて北九州に帰ってもらいますよ!そのために私ももっともっと選手達の後押しをします。