岡田よ、アリーナの支配者たれ!(Fリーグファイナルシーズン名古屋ラウンド ボルクバレットvsエスポラーダ北海道、vsYSCC横浜)

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年が明けてファイナルシーズンは名古屋ラウンドへと場所を移し、ボルクバレット北九州は1/6(土)に北海道、1/7(日)に横浜と対戦しました。ファイナルシーズンをここまで1分け1敗のボルクとしては、北海道との裏天王山で勝利し、F1残留を決めたいところ。町田ラウンドでは勝利こそなかったものの、内容としては悪くなかったため期待した名古屋ラウンドでしたが、かなり消化不良のゲームとなってしまいました。私の思い出レベルですが、感想を残しておきます。

 

■1/6(土)vs北海道
レギュラーシーズンでは2勝と相性の良い北海道相手でしたが、ここで勝利しなければ残留がなくなることから相当な気迫で試合に入ってきました。そのせいもあってか北海道はファールが多く、ボルクは第2PKを獲得。しかしながらこのチャンスを宮崎選手が枠に当てるなど、大決定機を複数回外してしまい、結果は2-2の引き分け。勝ち点1を獲得したことでF1残留を決めることができましたが、なんとももやもやした試合でした。

 

では、印象に残った選手です。
まずは安嶋キャプテン。サポ席目の前への華麗な先制ゴール!だったようですが、ゴールが真下なのと、ゴールした瞬間にゴール裏にスモークが出てくるので、誰がゴールしたかすぐにはわかりませんでした…。ゴール後、みんなが飛行機ポーズ。会場アナウンスで安嶋キャプテンとわかりました。ゴール直前まではしっかり見てたのですが、相手を崩した連携は素晴らしかった。その後も攻守に体を張り、まさに声と行動でチームを引っ張ってて、素晴らしいキャプテンですね。でもやっぱりあのシュートは決めてほしかったな~。

 

次に今給黎選手。スターターとサブが発表されて、ゴレイロが1人なのに驚きました。でも我々には超攻撃的ゴレイロ今給黎空がいる!選手によって特徴があるわけで、空の良さを存分に出せばノープロブレム。そしてその期待に応える活躍でした。失点は自分のせいと思ってしまうでしょうが、スーパーセーブにパワープレーと、墨田ラウンドと選手権が楽しみになりました。

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■1/7(日)vs横浜
この日はホームから大応援団がやってきました。私はボルクのホームに何年も行けてないので、ホームでどのような応援をしているのか知らなかったのですが、なるほど賑やかですね!今シーズンのボルクはホームの方がアウェイより勝率がいい(普通そうでしょうが)のですが、やっぱり応援が多いと選手もより動くことができるんだろうな・・・と、いつも関東では数人で声を張り上げることしかできないのが申し訳なく感じました。アウェイももっと応援者を増やしたいですね。

 

試合はというと、残念ながら久しぶりに見る「内容も良くない、結果も良くない」というものでした。立ち上がりから、圧倒的な運動量とボール回しにボルクはついて行けず。先制されてしまいましたが、田村選手のテクニカルなチップキックによるゴールで同点。ここまでは「これは点の取り合いか?」と思わせる内容でした。しかし、相変わらず守備が後手に回って連続失点。ハーフタイムで修正かけたものの、その差は縮まらず2-5の完敗でした。

 

レギュラーシーズン後半に入って以降、上位陣と互角の戦いを行うなど攻守に成長が見えたボルクでしたが、この試合では横浜との差を見せつけられました。私の嫁さん曰く「レギュラーシーズンと短期決戦はそもそも別物」と。つまりこの試合の敗因は「この試合に向けた特別な準備がどれだけできたか」なのかもしれません。もちろんボルクもしっかり対策したでしょう。ただ、それがレギュラーシーズンの延長だったり、選手権前の熟成だったりでは、準備としては不足だったのではないか?と思いました。

※私の勝手な推測です。ちゃんと対策と準備をしたはずです。

 

気になったことは、前半途中から選手達が上手くいかないことに対してイライラしてきているように感じたこと。そしてハーフタイム、控室に戻る選手達が心なしか下を向いていたような気がしたことです。どんな時でも勝利に向かって前進しようとするボルクの選手達が、あんな表情になっているのを初めて見たと思います。それくらい自分達の狙いが外され、相手に圧倒されているのを感じていたのでしょう。でも、私たち現地にいたサポーターは一人も諦めていませんでした!ハーフタイムにしっかり修正してきたのを感じたので少し安心しましたが。

 

では、印象に残った選手です。
まずは田村選手。立ち上がりから支配される展開の中、老獪ともいえるテクニックでさすがの同点ゴールでした。きっと前日に私が名古屋市内にある龍神社に「田村選手がゴールしてボルクが勝利しますように」とお参りしたからですね!龍神社の神様、半分は願いをかなえてくれましたが、半分は却下でした。それでも田村選手は相変わらず尽き果てないスタミナで、アリーナを走り回って攻守に奮闘してくれました。

 

次に花嶋選手。次節がFリーグとしては最後の試合とは思えないテクニックと運動量で、後半1ゴールを挙げました。もちろん不満の多い試合だったと思いますが、花嶋選手の存在は確かに相手の脅威となっていました。次節はもっと華やかな活躍を期待です。本当にやめちゃうの?やめるのをやめれば?

 

最後に岡田選手にフォーカスしたいと思います。普段は2セットを回すボルクですが、この試合では3セットを回しました。そのため、普段であればスポットで出場することが多いメンバーが第2セットで登場した時には、サポーターは盛り上がりましたよ。結果としては失点を喫してしまいましたが、「自分達もできる!」という気持ちが感じられるプレーでした。そしてその中心にいたのが岡田選手です。ご存じの通りイケメンなのですが、そんな岡田選手がなりふり構わず汗をかき続ける姿には凄みを感じました。

 

ボルクがシーズン通じて勝ち点を積み上げるには、特定の選手やセットに頼っていてはだめだと思います。例えばパワープレーの時には宮崎岳選手が捌くことが多いのですが、やっぱり左の花嶋選手へのパスが多いし、相手もそういったところはスカウティングして対策してきます。やはり違う選手の違う目線や戦術も高いレベルで必要。そういった時に重要人物のひとりが岡田選手だと思います。まだプレー時間は短いですが、その中でしっかり評価を上げ、早くアリーナの支配者になることは、ボルクが強くなるために絶対必要だと思いました。

 


ファイナルシーズンは未勝利のまま最終節の墨田ラウンドへと進みます。相手はホームのフウガドールすみだ。大きな声援を受けて戦うであろうすみだに対し、ボルクは1週間でどう修正し対策してくるか?次も現地で選手達の後押しをするつもりです。ファイナルシーズン初勝利で花嶋選手の引退の花道を!
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