立ち上がろう!俺たちはこのやり方で強くなるんだ!(ギラヴァンツvsアビスパ福岡)

誰が呼んだかダービー。開幕戦のリベンジを果たすべくアウェイに乗り込んだギラヴァンツですが、0-2で悔しい敗戦となりました。

 

反省点を挙げればきりがない…かと思いきや、私はそうでもないと思います。結局、自分達の中に課題はある。これまで積み上げたギラヴァンツのサッカーが、現在の到達点だと足りていないというだけのこと。サブのメンバーやベンチ外の選手達含めて、技術と連携を高めるだけです。ギラヴァンツがここまでやってきたことが、今通じないからといってあきらめる必要はないと思います。

 

そんな中、通用していたのが福森選手!ワイドに張って高い位置でボールを引き出し、深くえぐることでアビスパDFは混乱し、バイタルエリアを開放してしまいました。ゴールを奪うことはできませんでしたが、今日は唯一「戦術:福森」が効果的でした。毎試合本当にハイパフォーマンスで、素晴らしい選手ですね!

 

ギラヴァンツは順位を3位に落としましたが、首位との勝ち点差は3だし、まだ18試合も残してます。忘れちゃいけないのは、ギラヴァンツはチャレンジャーだということ。発展途上のチームです、ちょっと勝てなくても下を向く必要はない。チームが立ち上がるのを、サポーターはまさにサポートしましょう!

 

進め!ギラヴァンツ!

痺れあがった好試合(フロンターレvsセレッソ大阪)

3-1のフロンターレ勝利という結果を見ると、好試合というのは当てはまらないかもしれない。ですが内容は本当にドキドキが止まらない素晴らしい試合でした。

 

スタッツはフロンターレがポゼッションしてますが、必ずしも効果的なポゼッションではなかったです。セレッソからするとボールを持たれるのは想定内。しっかりスライドして、守備ブロックの中にボールを入れさせない。フロンターレは効果的なボールはあまり入れられませんでした。

 

ではどうやって3得点したのか?それは守備ブロックをむぎゅむぎゅ!グシュグシュ!としてしまう。愚直にゴールに向かうそんな攻撃だったと思います。

 

先制点はノボリ選手と脇坂選手のアイデア勝ち。ワンタッチでつないだ驚速グラウンダークロスは守備組織に考える余裕を与えず、本能的に足を出したセレッソDF2よるオウンゴールでした。2点目は相手DFを中央にぐちょぐちょに集めて、後ろのスペースからの旗手選手のシュートが弾かれたところをダミアン選手が押し込。(旗手選手のふかさないボレーも見事!)。3点目は山根選手がまるで小学生のサッカーのように(愚直で真っ直ぐ!という意味)、相手に当たりながら運ぶことで相手DFがぐしゃぐしゃになり、パスを三笘選手がフリーターで決めました。

 

いずれもセレッソの選手がゴール前を固めてはいたのですが、その塊を言わば不条理なものにしてしまったと思います。きれいに崩すのではなく、不条理にしてしまう。まあ、恐ろしい攻撃です。

 

そして特に後半にこれができるのは、やっぱり先発陣がしっかりゲームをコントロールしてるからですよね。前半はセレッソにボールを持たれてましたが、FW陣も守備を怠らず我慢強く戦いました。セレッソに先制されると厳しい試合になるので、素晴らしかったと思います。そして交代で入る選手が役割をわかってて、しっかり結果を出しました。ベンチ外の選手やスタッフ含め、鬼木監督の言うとおり全員がしっかり働いてると思います。

 

6ポイントマッチを制し、フロンターレは2位セレッソに勝ち点14差をつけました。でもやっぱり油断はできませんよね。だけど選手たちは全く満足してなさそうです。無失点じゃなかった、もっと得点できた、もっと圧倒しなければならない、もっともっと勝ちたい。そのチャレンジャーとしての貪欲さを持ち続け、連勝記録を伸ばしていきましょう!

課題は自分たちの中にある(ギラヴァンツvs町田ゼルビア)

1-1の引き分けでした。両チームが持ち味を出そうとして、試合の流れが大きくギラヴァンツに寄ったり町田に寄ったり。ポゼッションしながらゴールに迫りたいギラヴァンツと、ギラヴァンツのSB裏のスペースを利用し速くゴールに迫る町田。そういう意味でも面白い試合だったと思います。

 

この試合では、当初町田のプレスはそんなに厳しくなかったです。その時間ではギラヴァンツはボールを持つことができましたが、一方で町田はゴール前ではスペースを消して且つ厳しい守備をしてきたため、町野選手と池元選手にいいボールをなかなか入れることができませんでした。一方、後半から町田がプレスを強めると、やはりポゼッションがあっぷあっぷになってしまいます。この課題はずっと変わらないので、やはり自分たちの中に課題があるし、逆に言えば自分達で解決できることだと思います。

 

要は相手よりも先に手を打つ、ということ。そのためには相手よりも先にいいポジションを取るということ。そのためには相手よりも速く頭を回転させるということ。


相手よりも先に手を打つことができれば、この試合でも見られた無理なパスを出して簡単にインターセプトされ、カウンターをくらう、なんてことも減るはず。

 

また、いいポジションにいるだけではだめだから、やっぱり基本技術をもっともっと磨くこと。


トラップミスを減らす、パスミスを減らす。さらには難しいパスを止めることができれば、仲間のミスを帳消しにできる。

 

ギラヴァンツには、J2最強FW陣とJ2最強サイドアタッカー、J2最強ボランチとJ2最強SB、J2最強GKがいるんですよ。(と私は本気で思ってる。)0.5秒の判断スピードが、このチームをさらに高みに上げることになると思ってます。

 

あんまり試合の感想にはなってないけど、今節私があらためて感じたことは以上です。まだまだ伸び代だらけですね!

DFが日替ヒーローになるときだってあるさ!(フロンターレvs湘南ベルマーレ)

1-0で辛勝!湘南戦はいつも厳しい戦いになります。いや、湘南戦に限らず、Jリーグの戦いはいつだって厳しい。たまたま今シーズンは、コロナで中断だったり特別ルールだったり新人だったり布陣だったり、もちろん対戦相手の状況だったり、いろんな要素が組み合わさってフロンターレが得点を量産する試合が多かった。ただそれだけのことで、これが今後も続くとはだれも思ってないと思います。

 

しかし、横浜FC戦、湘南戦と続けて1点差での勝利となったのは偶然ではないと思います。後半戦に入り、しっかりとフロンターレを研究してきている。それを上回って大量得点するのは簡単ではない。どころか、困難だと思うのです。世の中では、やれ史上最多得点の可能性があるとか、史上最速で優勝決定の可能性があるとか、史上最多勝ち点の可能性があるとか、散々持ち上げてくれてそれはそれでうれしいけど、一方で誰もがそううまくいかないとも思ってる。過去には前半戦で独走しても、後半失速しまくられて優勝を逃した例もたくさんあります。

 

ただ、我々のKGIは優勝。KPIのひとつが3得点以上での勝利です。今回KPIは未達ですが、こういう試合でも勝ち切ることがKGIへ到達する最低限の成果です。逆に言えば、KPIが達成困難であればKPIを見直すべきだと思いますが、まだそんな時期ではない。鬼木監督も試合後に自分達で試合を難しくしていると言ってました。逆に言えば、普通にやればKPI達成できたということだと思います。

 

つらつら書きましたが、こういう試合を勝ち切るのに大事なのは「無失点」ですよね。そういう意味でも谷口選手とジェジエウ選手に相当助けられた試合でした。特にジェジエウ選手が持ち場を離れて相手のプレーを切るのには、冷や冷やしながらも何度も「さすがジェジエウ!」と安堵と感謝しました。日替わりで得点する選手が出ることが「日替ヒーロー」と言われやすいですが、こうしてDF陣の頑張りが今節の「日替ヒーロー」だったと思います。

 

反省点も少なくないですが、ここからまた1週間空きます。しっかりリフレッシュし、ここ2節を整理して、次の連戦を勝ち抜いてほしいと思います。

 

おまけ
・学選手が短い時間でも爪痕を残してます。スタートから学選手でも…
・試合後の山根選手への横断幕には感動しました。DAZNで桑原さんも「ずっと見ていたい」と言ってました。

自分達で修整したのは成長の証だと思う(ギラヴァンツvs東京ベルディ)

0-1でギラヴァンツは敗戦…。前節に続いて連敗となり、順位も2位となりました。と言っても、2位ですよ?全然落ち込む必要はないですね。

 

さて、感想を簡単に。やっぱりこうして上手くプレスをかけてくるチームが苦手です。どうしても慌てるし、ボールを受ける動きもなくなるし、何より判断が遅くなる。連勝中はそれでもGK永井選手を中心に身体を張って守り、好調なFWが強さと上手さで得点したけど、そこも今日はうまく消されてたと思います。やられっぱなしの前半だったし、何とか無失点で…と思ってたけど、崩されてしまいました。

 

とはいえ、今日の試合の価値は後半にペースを握ったことだと思います。監督の指示や選手交代はもちろんあったでしょうが、基本的にピッチ上の選手達が自ら修整していったのでは?ギラヴァンツの戦い方は基本的に変わらず、どうやってその形をピッチ上に出すのか?それが後半はできたと思います。ただ、最後のところでゴールが奪えなかったのは、まだまだ練習して高める部分だと思います。

 

ベルディのクオリティはJ2最高レベルでした。手も足も出なかった前半だったけど、後半は修正して互角以上に戦った。そこはチーム全員を評価してあげましょう!もちろん前述したように、ハイプレスに屈するのは相変わらずだし、そこはあと0.5秒判断を速くしないとです。だからギラヴァンツは今がピークのチームじゃないのです。成長余地があるんです。

 

負けて悔しいけど、私はこの試合を楽しく見させてもらいました。次はそこにギラヴァンツの勝利をくっつけられるように!最強のチャレンジャーであり続けましょう!

 

狙いを遂行した横浜FC(フロンターレvs横浜FC)

3-2でフロンターレの辛勝でした~。スタッツもほぼ同じで、まさしく互角の戦いだったと思います。私が感じたことを簡単に残しておきます。

 

コロナ禍でのJリーグはご存じの通り、途中に給水タイムが設けられたり、5人まで交代できたり、降格がなかったりと、いつもと異なりアグレッシブに戦うことができるようになりました。フロンターレは5人交代をフルに活用し、試合終了まで攻撃力が落ちず、ここまで1試合あたり3得点以上を挙げ首位ターンしています。ただ、これらのルールはフロンターレだけのためにあるのではなく、他チームもうまく活用すれば90分間力を落とさずに戦い抜くことができます。今節の横浜FCはまさにそうだったと思います。

 

試合前、横浜FC三浦カズ選手、中村俊輔選手、松井大輔選手が先発出場するのでは?という情報が流れました。正直私は、これはフロンターレ対策としてボールを持ち続けるために、ポゼッションの上手い選手を起用すること、また中2日のためターンオーバーしているのだと思いました。しかし、実際はそうではなく、90分間最高の力を発揮し続けるための作戦だったのです。

 

すなわち、ベテラン3人を中心にボールを保持し、顔を出しながらボールを受けながら前進する。そうやってフロンターレの選手を動かし続ける。後半になったら、前半戦で主力だった若手選手を投入し、一気にギアを上げて襲い掛かる。フロンターレ小林悠選手や三笘選手を後半から入れて一気にギアを上げ、大量得点を呼び込んできたように、いやそれ以上のギアアップを横浜FCはやってのけました。

 

その結果、横浜FCは3失点したものの2得点。あわやと言う場面を何度も作ったことからすると、フロンターレが負けていてもおかしくない。そんな試合だったと思います。敵ながらあっぱれ!でした。

 

フロンターレにしてみたら、常に先行したことは評価できると思います。先行するということは自分達でコントロールできる状況にあるということ。(コントロールできたかどうかは別。)しかし、2失点はいただけません。横浜FCに簡単にプレスをはがされ、ボールを回されたり、マークをずらされたところにど真ん中にパスを通されたり。でもこれは、横浜FCのビルドアップを褒めるべきでしょうね。GK含め徹底的に繋ぎぬいてきましたが、それだけのスキルもあるし、何より選手たちが顔を出していました。

 

さあ、今年のJリーグも後半戦となり2巡目の対戦が始まりました。今節のように、どのチームもフロンターレ対策を練りに練ってきます。フロンターレはそれを上回っていかないといけません。まだ我々は何も得ていません。今節を良薬として、最後まで走りぬいてほしいと思います。

斎藤選手と槙野選手のこと(フロンターレvs浦和レッズ)

遅くなりましたが、日曜日のフロンターレvs浦和レッズの感想を簡単に。私みたいなのにとっては、この感想ブログは試合後さっさと書いちゃった方がいいですね。なぜなら、時間が経つとその間にいろんな方の詳しいブログや記事を読んじゃうから。戦術なんて何度見てもわからない私が、他人様の文章で中途半端にわかった気になり、あたかも自分がそう思ってたかのような感想を書いちゃう。だから、試合後できるだけ早く、思ったままを書くのが私らしいのかなと。

 

というわけで、もう時間が経ったので掻い摘んで。斎藤選手と槙野選手についてです。

 

まず斎藤選手。大人な左サイドという感じですね。もちろん相対的な意味で、比較の対象は長谷川選手と三笘選手です。2人に比べると、ゴールという結果がなかなか出ていない。きっと本人も悔しいでしょうね。でも、アシストはしっかり残してます。また、アシストの1個前のプレーも絡んでますよね。試合終了近くなっても攻守に走るし、何夜笑顔!左サイド3兄弟の長男として、合格判定だと思います。

 

ただ、今節についてはドリブルで相手SBをちぎるシーンは少なかったですね。何度も勝負してたけど、抜ききったのはそんなになかった気がします。そうすると下さい我々が敵として見ていたときの斎藤選手にはちょっと届いてない気がするし、本人もそうなのでしょう。でも、例えばパスコースを切りながら守備するのとか、すごく上手だと思うし、先述したようにアシストもやってる。フロンターレに来て以来、なんだかすごく前向きにサッカーしてる気がして。まだまだ成長すると思うから、もっとフロンターレで活躍してください!

 

何より笑顔ですよ!

 

次は相手選手だけど槙野選手について。敵ながら好きな選手です。あの熱さたっぷりのプレーは、本当にすごいと思う。あの、PA内でピッチに這いつくばってヘッドで西川選手にパスしたプレーなんて、熱くてすごい!悠選手のゴールについては、マークを外されて悔しかったでしょうが、マークを外すのが悠選手なので。敵ながらピッチで見ることを楽しみにしてます。

 

今節はフロンターレは盤石と言っていい試合運びでした。大人のサッカーだったと思います。相手に合わせてしまうのではなく、相手に合わせて変える。これができると強いでしよね。Jリーグも一巡し、これから後半に入ります。研究対策してくる相手に合わせてどう変えるのか?もしくは変えずに強行突破するのか?毎節楽しみです。