緻密だが精度の低いサッカーではどこにも勝てない(ACLフロンターレvs上海上港)

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Jリーグチャンピオンとして臨んだACL第一線は、フッキ、オスカル、エウケソン擁する上海上港をホームに迎えました。寒い平日ナイターとは言え、等々力には12000人以上が応援に駆けつけました。しかし結果は0-1で敗戦。上海に勝ち点3を献上する結果となりました。

 

ゼロックスカップ同様、コンビネーションというか連動した動きが今ひとつかみ合わないフロンターレゼロックスカップの時よりは選手達に動く意思が感じられたけど、今度はそこにパスが少し合わないように見えました。去年から大きくメンバーを変えたわけじゃないけど、時間が開くとこれだけ落ちるとは、どれだけ緻密なことをやろうとしてるんだろう…

 

緻密さはもちろん正確さがないと意味がないですし、スピードが遅いと相手に対応されてしまう。去年の終盤にできたことが今日できなかったのは、キャンプと練習試合では取り戻せないものがフロンターレのサッカーに必要なんだと思います。

 

今日に関しては、前半は上海はあまり追って来ず、結構フロンターレはボールを持ててました。上海の強力な前線もどうにかこうにか押さえてましたが、先制されてから上海は余裕が出たと思います。それは上海の後半の入りに「やれる!」というような意思が感じられたほどでした。フロンターレのサッカーに対して自分達が通用するという感覚を前半で掴んでしまったようでした。

 

フロンターレもチャンスを作りましたが、どうしても散発なもので、決まればお見事だけどそうはいかないよね〜というもの。むしろ散発な攻撃に終わる元となった一つはセカンドボールを取れなかったこと。読みというかポジショニングというか、上海はその辺りも上手かったですね。

 

ゼロックスカップ、ACLとこの2試合だけだと確かに良かった点が少ないなぁ。敢えて言えば、実戦でいろいろ試せたことかな?憲剛システム、嘉人システム、守田選手の連続起用、ノボリの奮闘…。逆に言うと、その他は全て課題だと言うことですね。

 

でも、楽観はできないけど、悲観しすぎもよくない。というか、それだと楽しくない!お試しが通用するようになったら、もっと強くなれるはず!そう期待しながらJリーグ開幕を待つとしましょう!

 

もちろんACL予選は残り全勝でよろしく!