このスタイルで強くなるという理想と現実(ギラヴァンツ北九州vsYSCC横浜)

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今日もホームで勝てませんでした。2-3。

 

やっぱり守備が気になります。

ギラヴァンツはメンバー少しいじってきたけど、基本フォーメーションは同じだったと思います。3バックで臨みましたが、やっぱり失点が怖いのか、両サイドが下がってる時間が長かった。5バックになってるんだけど、それでもスペースを突かれてしまう。YSCCの攻撃が破壊力抜群というわけではないのに、あっさりDFの裏に抜けられてしまう。5バックだから跳ね返してもすぐに相手に拾われる。3バックのチームが全てこんなではないのになぁ。

 

もう一つ守備で気になったのは、前線の守備です。ダヴィ選手がしきりにプレッシャーをかけに行くけど、誰もついていかない。ダヴィ選手が上げろ!プレスをかけろ!とジェスチャーしますが、空回りでした。これ、チームとしてどういう約束だったんだろう?前からいくという約束だったら、みんな腰が引けてたってことだし、リトリートして守備組織を立て直すという約束だったら、ダヴィ選手は?ってなる。やっぱりギラヴァンツは守備のとこが問題ありというか、気になります。

 

それにしても、どうも森下監督はこのやり方を変えないつもりなんでしょうね。このやり方で強くなることを目指してそうです。フェホ選手をあのタイミングで入れるとこがそれを表してるのかな、と思いました。今日の試合、とにかく勝ち点を取るならもっと早くフェホ選手を入れて、パワープレーを仕掛けてもいいはずです。森下監督はギラヴァンツを、前に人数をかけてボールを動かしながらゴールに迫る、奪われたボールは前の人数で囲んで回収する、というサッカーをするチームにしたいのかな、と思いました。

 

ただ、今日の山岸選手ー村松選手ーダヴィ選手という、元J1のセンターラインでも上手くボールを運べませんでした。3バックでこれをやる、ってすごく攻撃的だと思うけど、ハードルも高いと思います。できるようになったらすごいけど、そこまで行きつけるのか?時間はあるのか?心配です。

 

連敗中、ホームで未勝利のチームの応援に、ミクスタには4886人が集まりました。悪くない人数だと思います。たくさんの人がギラヴァンツのレプリカユニフォームやコンフィットシャツを着てました。ギラヴァンツはスタジアムでのイベントやスタグルを頑張ってると思うけど、それだけを楽しみにこんなにサポーターが集まってわけじゃないと思います。やっぱり勝利が見たい、一緒に喜びたい、そういう思いだと思うんです。目指すスタイルを貫くのはありだと思います。ただ、可能性を感じさせて欲しいです。今日の2得点は悪くないけど、3失点では勝てないです。

 

理想でサポーターをついて来させるか、現実でついて来させるか。サポーターとしては両方欲しいけど、監督とチームはどうするのか?J3に降格はないから、なんて考えてたら、いつまでも浮上できないと思います。時間はあるようでないと思います。