完敗は崩壊への序章か、再起へ駆け上がるのか(フロンターレvs浦和レッズ)

DAZN観戦しましたが、結果は1-3の完敗。

 

コロナに関してここのところいろんなことが発生しているフロンターレ。自チームで陽性者が発生、濃厚接触者も試合に出場できないのでしょう、ベンチメンバー5人、しかも3人はGKという布陣で試合に臨みました。感想を簡単に書いておきます。なお、どうしても感傷的になってしまう今回の試合ですが、できるだけそこは排除したいと思います。

 

先発メンバーは、どうにかなりそうなメンバーを揃えることができました。本職のSB不在ということで、橘田選手と瀬古選手がSBへ。それでもどこか安心感があったのはCBがジェジエウ選手と谷口選手であること、シミッチ選手はフロンターレ移籍当初にアンカーとして大車輪の働きだったこと、そして前線5人はほぼ通常のスタメンということからだと思います。懸念されるのは、FPの交代が2人しかいないため、基本的に全員が90分戦うと思ってていい、ということです。

 

そういう意味でも、フロンターレは立ち上がりからガンガン行って早々に試合の主導権を握りたかったと思います。しかしながら実際は立ち上がり早々の失点。DF連係ミスを露呈した感じとなりました。また、その後の2失点も全てDF連係に問題あり。しぶとく勝ち点を稼いできた大元は守備だったのですが、そこが崩れてしまったらどうしようもないですね。

 

結局、コロナ禍で紅白戦もままならなかった影響が最も出てしまったのが、DFなんでしょう。いろんなチームをみていて思うのですが、攻撃は個の力だとか、ドンピシャクロスといわれるものでどうにかなることもあるけど、DFはそうはいかないですね。ラインの上げ下げやマークの付き方受け渡し方など、日頃から阿吽の呼吸を養っておかなければならない。急造のDFラインだとやはり難しいと思います。

 

一方の攻撃は、まあまあやれていたと思う。それだけにPKによる1得点というのは悔しいですね。先述したように、全員が90分戦う前提でのペース配分も必要にもかかわらず、相手に先行される展開だとどうしても走る時間が長くなります。後半最後の浦和の早い攻撃についていけなかったのも当然かなと思います。

 

問題はこれからです。コロナによる日程変更や今回の大幅なメンバー落ち。これは過去5年間栄光の中にあったフロンターレが崩壊していく序章なのでしょうか。それともここから踏ん張り、もう一度駆け上がっていくのでしょうか。これはどちらもあり得ると思います。ただ、どちらにしても成すのは選手と監督・コーチ陣。反省すべきは強化部をはじめとするスタッフ部門ですね。コロナ罹患は仕方ない、ではなく、このようなことを二度と起こさない。誤った選手編成、コロナ禍での集合時間の長さ、1か所の寮、練習方式など、あらゆる部分を見直してほしいと思います。これ、すでに一般企業ではやってることですから。

 

そして、必ず再起するように。