傷を負っても誇りを取り戻そうと前に進む狼達(ボルクバレット北九州vs名古屋オーシャンズ)

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2-6の完敗。Fリーグ開幕以来5連敗、勝ち点ゼロ。厳しいシーズンとなったボルクバレット北九州。しかし今日の試合はこれまで、特に前々節の浦安戦や前節の立川戦で感じた悲壮感はなかったと思います。なんて言うと「負け犬が偉そうに〜」と言われそうですし、実際大敗には変わりはないし。でも現地では感じたんです、今シーズンの手応えを。

 

今シーズン、私は新しいゲーフラを作ったのですが、これ間違ったかな?と不安になってきてたのが正直なところ。ところがこの日のボルクはまさに「勇猛果敢」。原点に立ち返ったかのように、ボールを持つ絶対王者追い詰め、奪いきりゴールを目指す。そういう姿を久しぶりに見たような気がしました。

 

それでも前半で2-4、後半は0-2としっかり差を見せつけられての敗戦。前半で4失点って何試合目だろう?やっぱり失点を重ねると無理に行ってファールも増えるし、どんどん厳しくなります。攻撃面、すなわちゴールを重ねることが厳しいなら、失点しないようにしてロースコアで試合を動かしたいのですが、こうして前半で失点を重ねることでそれもできなくなる。

 

でもね、繰り返すけど応援席に悲壮感はなかった。できるようになってきているのを感じさせてくれたし、0-2から追いついたときなんて、選手達を絶対に勝ち点取らせて北九州に帰らせられるって思った。結果的のそこから連続4失点したけど、守備の時間が多くても今日のボルクの矢印は前に向いていたと感じました。

 

 

では、今節印象に残った選手を挙げさせていただきます。

 

まずは川上翼選手。6失点は悔しいでしょうが、6失点で済んだのは、幾度となくスーパーセーブでシュートを防いでくれたから。2回の第2PKも守りきってくれました。特にあの、手に当てたけどゴールに入ってしまったのは悔しかったでしょうね~。でも、飛び出してのクリアも多くて力を魅せてくれました。次はクリーンシートで!

 

次に玉井勇輝選手。プロ初ゴールですか?(違ったらごめんなさい。)ボールを持ったら何をするんだろう?そのテクニック満載のプレーはサポーターをワクワクさせてくれます。攻守に光った存在でした。連続ゴール頼みます!

 

そして待ってました、松川網汰選手!昨年の活躍を見て今シーズンユニを78にした私にとって、本当に待望の復帰。そして「山椒は小粒でもピリリと辛い」(失礼!)と言わんばかりの松川選手のプレーが、確実にボルクに強度を加えていました。今節でチームの成長を感じた大きな理由の一つが松川選手だと思います。ゴールまであと少しまできてたし、さらに調子を上げて次はゴールを!

 

 

完敗しといて何を脳天気なことを…と思われるかもしれませんが、それはやはり現地で感じたもの。もちろんボルクの勝利を見たいし、ボルクを勝たせるために現地参戦してるのですが、スポーツは相手あってのものだし、そう簡単じゃない。だからけっかだけでなく、今節のように矢印を前に向け、交わされても交わされても噛みつかんばかりに喰らいついていく狼の群れが、誇りを取り戻そうと一心不乱に頑張っている姿に感動したし、どんなに傷を負っても仲間がカバーしながら猛然と前に行こうとする姿勢に勇気をもらったと思うのでしょう。

 

そんなボルクバレット北九州が誇りを取り戻し、雄叫びをあげるのを現地で見たくないですか?私は一緒に雄叫びをあげたいので、まだまだ老体に鞭打ちながら応援しますよ!

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