監督は全部わかってる(天皇杯福岡県代表決定戦ギラヴァンツvs福岡大学)

辛勝!この言葉がぴったりくる試合でしたね。

 

快晴のミクスタはメインスタンドが日陰で、海風が心地よかったです。ただ、選手達には暑くて厳しいコンディションだったと思います。そんな中、福岡大学は5バックで臨んできましたが、試合の入り方は強さを感じるものでした。ギラヴァンツはCKから加藤選手の見事なニアへのヘディングシュートが決まり、幸先良く先制しましたが、試合全体としては五分五分だったと思います。

 

井上選手が1ボランチ気味になって試合を作ろうとしたのでしょうが、福岡大学のFW2人に見張られうまくボールを受けられませんでした。結局これが一番のポイントになってしまったのかなと思います。受けても挟まれてるのでCBに返すしかない。というか、そこで前を向こうとしたり、井上選手が降りたスペースに誰かが入ってそこにボールを入れる、とか、展開できなかったです。

 

「井上システム」では、やっぱり井上選手が狭くてもボールを受けて前を向かないと始まらないですね。福岡大学のFW2人のマークも良かったけど、ギラヴァンツはチャレンジが少なかったように思います。

 

もちろんカテゴリーとしては大学生は下となるでしょうから、負けるわけにはいかない。(去年は負けてるし。)福岡大学もさすがに上手いし速いし身体も強いしで、J3と大学トップレベルとは差がないんだなと思いました。

 

なんてつらつら考えてたのですが、小林監督は試合中にもうわかってたんですね。もちろん私なんかが感じる何万倍も…。試合後の監督コメント読んだら、あ〜そうだったのか〜って腹落ちしました。今日のギラヴァンツはダメダメで、チャレンジも少なく、もっとやれるはずだった、もちろん福岡大学は流石の強さだった、ということですね。

 

今日はたまたま勝てたと思うので、監督の言葉で安心しました。しっかり自分達の実力をわかって、レベルアップしていってくれそうですね!

 

ともあれ天皇杯出場できます。これは相当うれしい!勝ち上がってJ1チームと戦いたい!

天皇杯出場おめでとうございます!テッペン目指して進む!ギラヴァンツ

残ったセンターライン(フロンターレvsベガルタ仙台)

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3-1で勝利しました!私にとってはゴールデンウィーク(一応10連休です)のクライマックスは今日の等々力でしたので、しっかり勝ってうれしかったです!

 

さて、今日はトップ下に脇坂選手、CBにジェジエウ選手を入れた配置でした。そしてボランチは大島選手ではなく、守田選手と碧選手。憲剛選手、奈良選手が怪我で離脱とは聞いてたけど、大島選手がベンチスタートにはびっくりしました。そして脇坂選手とジェジエウ選手がセンターラインに入ることに、正直期待とともに不安もありました。結果的には2人とも大活躍!快勝に大貢献でした。

 

脇坂選手は「憲剛2世」とか言われるけど、それは違いますね。脇坂選手は後ろ向きにボールを受けてから次の瞬間には前を向いている。この動きが前向きの広い視野を早く獲得させてるんだと思います。憲剛選手は前向かないまま前にパス出すもん。脇坂選手は前を向くことで攻撃センスを発揮してるんだと思います。

 

ジェジエウ選手は、正直前半はピンときませんでした。それは守備陣が厳しい状況に置かれることが少なかったからです。しっかり跳ね返すなぁ、ジェシ選手を思い出すなぁ、って思ってました。ところが後半、仙台の攻撃シーンが増えた時にはっきりとわかりました。ジェジエウ選手がハモン・ロペス選手を自由にさせないことで、仙台の攻撃を機能停止にしてたんですね。

 

それでもこの2人が力を発揮できたのは、ソンリョン選手、谷口選手、守田選手、碧選手、悠選手というセンターラインが残っていたからだと思います。このラインに新しい選手を2人組み込むことで、まわりがしっかりフォローしながら力を発揮させたのだと。さらにはノボリ選手と長谷川選手の左サイド、馬渡選手と斎藤選手の右サイドも彼らをフォローできてたと思います。

 

そう、憲剛選手や家長選手、安倍選手や大島選手らが不在と聞けば「大ピンチ!」と思ってたけど、いつのまにか他の選手が出場機会を増やすことでもともとあったかのようにプレーし始めてて、そこに今日は2人が加わっただけです。気がついたらしっかりと若い選手が力をつけ、発揮し始めてるんですね!

 

これでリーグ戦は4連勝。しっかりチームの力を発揮し始めました。でもACLでは苦戦中です。今日は温存気味だった大島選手が先発するのかな?リーグ戦もACLも、選手達やチームの整地とともに私も成長したいと思います。

出場したメンバーで起こせる化学反応を最大化するということ(フロンターレvsヴィッセル神戸)

DAZNで観戦しましたが、スタメン聞いて少し驚きました。いわゆるAメンバーと言えるメンバーが少ない。長谷川選手と齋藤選手という両サイドの香車が機能するのか?谷口選手とマイケル選手は神戸の強力な外国人選手を抑えられるのか?期待と不安の混じったキックオフでした。

 

結果としては、フロンターレはとてもいい試合をしたと思います。それは、このメンバーでないとできない試合をして勝ったからです!特に私の印象に残っていること(冒頭の2つ)について感想を書きます。

 

まずは両サイドの香車について。結果としては「前半の斎藤選手、後半の長谷川選手」となりましたね!2人とも持ち味を出してくれたと思います。もともと2人とも切れ味鋭いドリブルが武器。今日は2人ともクロッサーとしてではなく、アタッカーとしてやってたと思います。個人的には、やっぱり2人はアタッカーだと思いますし、そういう役まわりの時の方が好きです。そして前半は斎藤選手が、後半は長谷川選手がいい働きをしました。ゴールに向かう動きだけでなく、味方とのパス交換での局面打開や、ゴール前へのクロスもありました。贅沢言えば、前後半通じて魅せてほしいですね!でも、2人とも巡ってきたチャンスでしっかりやってくれたのは本当に嬉しいです!

 

守備は谷口選手とマイケル選手が相手を1失点に抑えてくれました。ビジャ選手を自由にさせない、ということについては満点と言ってもいいと思います。谷口選手の読みからのインターセプトも良かったですね。マイケル選手は得意のロングフィードはまずまずだったけど、ビジャ選手を抑えきりました。ちょっと危ないパスミスがあったけど。

 

ただ三田選手が入ってからはフロンターレDFは苦労させられました。古橋選手と三田選手が左右に入ると、途端に神戸の攻撃は流動的のなり怖さが増しました。正直、三田選手が先発しなくてよかった…

 

他にもリーグ初得点の悠選手や見事なFKを決めた馬渡選手、前線でボールをおさめまくった知念選手などなど、今日はいつもと違うメンバーがそれぞれ力を出し切ることで、今までにない選手間の化学反応が起こったような試合でした。普段見ないようなスタッツ、ボール保持率で負け、相手より走行距離が多い、それでも勝つという事実が物語ってると思います。フロンターレにとって価値ある勝ち点3です。

 

新しいメンバーによるいつもと違う戦い方を魅せたフロンターレ。いつものメンバーはうかうかしてられません。もちろん今日のメンバーも、今日と同じ戦い方をしていればいいわけじゃないです。どの選手が出場しても、あらゆる戦い方をすることができ、そして勝つ。そんな姿を目指して、総力戦のフロンターレはこれからも前進してほしいと思います。

 

 

 

 

味方にサッカーの楽しさを感じさせる10番(フロンターレvs湘南ベルマーレ)

2-0で勝利しました!リーグ戦ホームでようやく勝利!うれしいです!

 

湘南との試合はいつも簡単ではありません。フロンターレにとって最も苦戦する試合のひとつです。それを2-0で勝利できたのは、フロンターレ同様湘南もまだまだ構築途中のチームであることが大きいのではないか、と正直思います。つもり次アウェイで戦う時はこうはいかないだろうということです。

 

とはいえ、湘南のアグレッシブな守備と散開し次々と襲ってくる攻撃をクリーンシートに防いで勝利した第1の要因は、やっぱり10番大島僚太の復帰だと思います。

 

大島選手が前節復帰し、今節までに感じたことは、まず味方がよく走ってることです。数字に表れてるかわかりませんが、いるべき場所・行くべき場所に向けて選手達がよく動いてるなぁと。気持ちよく走って攻撃してるなぁと感じました。

 

そうさせているのは紛れもなく大島選手だと思います。前後左右にゆったりとポジションを移動しながらスペースを作り出し、味方に使わせる。ボールを受ければ失わずマーカーを引きつけてから味方に通す、そして長短のパスで揺さぶる、こう書くとほぼ完璧です!

 

そんな大島選手ですが、後半は湘南に合わせてしまった感があり、味方がだいぶ守備に走ることになってしまいました。このあたりは選手達自身が感じてると思うので、伸び代と捉えていきたいと思います。サッカーで90分間ボールを握り倒すというのは現実的にはないし。

 

もうひとつ触れたいのは、知念選手の4試合連続ゴールのアシストをした奈良選手。攻撃的なCBと言えば元日本代表だった闘莉王選手が思い浮かびます。奈良選手は違うタイプの攻撃的CBを目指してるのではないかと思います。守備に関しては昨日も対人の強さや読みの良さからのスライディングカットなど、相変わらずの活躍(本当はあんなに活躍させないほど攻撃したい)でしたが、FWに一発でパスを通すことで怖いCBになると思います。これ、奈良選手の代表招集あっていいんじゃないですか!?

 

大島選手の復帰から俄然サポーターを楽しませて勝つサッカーが戻りつつあるフロンターレ。逆に言えば大島選手がいない時の戦い方には課題が残っています。脇坂選手が途中出場しましたが、大島選手に代わって個性を出してチームを勝たせるボランチが出てくる必要があります。守田選手、碧選手、脇坂選手、カイオ選手、原田選手…。誰が名乗りをあげるのか?それも楽しみながら、フロンターレを応援していきます!

サガン鳥栖は僚太がここで復帰したことを恨むべき(サガン鳥栖vsフロンターレ)

天気予報では曇りだったし、なんなら夜は晴れだったのに、いざ試合時間が近づくにつれ雲が厚くなり、結局雨のゲームとなりました。フロンターレサガン鳥栖両チームとも今シーズンは調子が上がってない中、是が非でも勝ちたい試合でしたが、1-0でフロンターレが勝ちました!

 

憲剛選手、守田選手、谷口選手、車屋選手と主力を怪我で欠くフロンターレ。CBには奈良選手とマイケル選手、ボランチに下田選手と復帰初戦の大島選手を並べ、1トップに知念選手という布陣。CBは安定するのか?ボランチコンビは連携できてるのか?ドキドキの試合でした。結果は「大島僚太、すごい!」というものでした。あらためてフロンターレ大島僚太選手のチーム、彼はまさしく心臓なんだと感じました。

 

もちろん今日の大島選手の出来は、彼にしてみたら60点かもしれない。でも60点の大島選手でもフロンターレに落ち着きとリズムをもたらすことができてたと思います。試合を通じてみたら大ピンチもあったし、押し込まれることもありました。ボール保持率もほぼ半々。こうなると大島選手の持ち味が発揮されなかったと思うかもしれないけど、実際はその中でもしっかり魅せてくれました!

 

ちょっと気になってのは、大島選手が相手3人に見張られてる時にボールを欲しがったのですが、パスするのを避けることが散見されたこと。いわゆる「フリーの定義」というやつにチーム内でズレがありそうです。どこを狙っていくか、今はどうする時間か、など、まだまだ「目が揃ってない」ようにも感じます。今シーズンのフロンターレ、調子が良くないのは、これまでチームとして熟成してきたこれらにまだズレがあるからかもしれません。

 

もうひとつ、今日の勝利の要因は、ズバリ「走る家長選手!」。とは言ってもまだまだマイペース感は否めないです…。そんな中でも今日はよく走ったのでは?守備にスライディングする姿も久しぶりに見た気がします。もしかしたら家長選手はこれまで走れない状況だったのでは?それが大島選手が復帰したことで走ることができる状況になったのかも。アディショナルタイムだけでなく、試合を通じて走ってくれたら、文字通り「無双」です。これからも走ってください!

 

勝ったとはいえ両手をあげて喜べる状況ではありません。うまくいかなかったことの方がたくさんあります。知念選手のゴールも彼の強さで獲ったゴールだと思いますし、何よりシュートチャンスを作れてません。でも今日はわずかですが光が見えてきた気がします。満身創痍のフロンターレですが、見えた光をさらに明るく輝く光にすべく前進してほしいと思います。

勢いだけから、本格的な成長にシフトしないといけない時期(ギラヴァンツ北九州vsアスルクラロ沼津)

今シーズン初のミクスタナイトゲーム。夕方から夜にかけてということで、やっぱりまだまだ寒いですね〜。震えながらも門司港地ビールを2杯いただきました。寒くてもビール飲むのは、冬でもアイス食べるのと同じだし、今日は寒かったからきっとカロリーゼロです!

 

さて、目下無敗で首位のギラヴァンツでしたが、初黒星を喫してしまいました。ただ今シーズン負けなしとはいえ、「上手くいってる」感がなかったギラヴァンツとしては、負けるべくして負けたという感じです。攻守ともに連携ができていないにもかかわらず、しぶとさで勝ち点を積み上げてきましたが、相手が強いとやっぱり勝てないということですね。逆に言うと沼津は攻守にすばらしいサッカーを見せてくれました。

 

まず守備の連携は2失点の様子に見てとれます。相手を簡単にフリーにしてしまいました。沼津の選手の外す動きが良かったのもありますが、マークがつききれてなかったですね。

 

また、沼津のビルドアップに対してほぼ守備がハマらず。ショートパスもロングパスも面白いようにつながれてしまいました。特に前半は全く打つ手なし、2失点以上してもおかしくなかったです。

 

攻撃も相変わらず連携できないですね。まず守備から攻撃に移った時の精度が低すぎて、簡単に相手にボールを渡してしまいました。これ、去年と同じです。攻撃に移った時に選手達のポジションが悪い。すぐに走って取るべきポジションにいない。あまりいい雰囲気ではありません。

 

慢心してたとは思わないです。監督は毎回「やりたいことができてない」と言い続けてたし。ただ、そろそろ次のフェーズに移らないといけないのだと思います。しぶとさや勢いで勝てたのはシーズン初めだからで、各チームの練度が上がってきたらそうはいかないですよね。だからしっかり練習して早く連携を構築して欲しいと思います。

 

それにしても沼津はすばらしいサッカーでした。今こそあの順位ですが、そんなチームじゃないですね。ギラヴァンツとは逆で、勝てないけど連携を構築することに注力してたのかもしれません。攻撃も多彩でお見事でした。

 

負けたといってもまだ1敗です。反省だらけ、できてないことだらけのギラヴァンツですが、それは全部伸び代です。小林監督は全部織り込んでそうだし、もともと3年間を見据えてチームを作っていくつもり。サポーターとして勝敗に一喜一憂しながら、しっかりチームを応援していきたいですね!

浮上のきっかけとなるスイッチがある場所のヒントとなる絵地図を手に入れるためのカギの在りかにつながるものが見えたかな?(フロンターレvsセレッソ大阪)

う〜ん、引き分けかぁ…

 

昨日等々力にて観戦しました、フロンターレvsC大阪。今シーズンの初勝利を前節アウェイvs松本山雅戦でようやく飾ったフロンターレ。でも、浮上のきっかけを掴んだかというと、このタイトルどおり、かすかな望みが見えたというところでした。

 

やっぱり右SBが狙われてるように感じます。ラルフ選手はSBが本職ではないとはいえ、鬼木監督が起用し続けるということは、現在のメンバーの中では最もやれてるんでしょう。今さらエウシーニョ選手と比べてもナンセンスですから、いる選手が力を発揮するよう期待するだけです。右SBが狙われてるとは本人達も気づいてるようなので、それを見返して欲しいし、そういうチャンスもありました。

 

知念選手がフロンターレの新エースに名乗りをあげる2試合連続ゴールは素晴らしいですね。今回のC大阪戦、攻撃における解はどうやら中央にあったようです。守備の時に5バックとなり、前後もコンパクトにしてスペースを消すC大阪フロンターレは大外に降ったりいろいろ苦労してるように見えたけど、そうやって外に振りながらもゴールは中央をぶち抜いたものだったし、その後の惜しいシーンも中央でした。これ、フロンターレの得意な形でしたよね!そういえば今シーズンは普通のクロスを多用してるけど、そこから中央ズバッ!というのが少ないかもしれませんね。

 

CB中心に守備はどうにか踏ん張ってるし、昨日も失点まではプレスも効いてたと思います。だけど何せ得点が少ない!これは決定力不足というよりもチャンスそのものの数が少ないように思います。そりゃ昨日も「これ決めてれば…」って言うのがあったけど、だいたいは相手も寄せるし自由にシュートを撃てることは少ない。だったらシュートチャンスをたくさん作るしかないです。そういう意味でも、外に振りながら中央ズバッ!は大事だし、増やして欲しい。もちろん中央だけというわけにはいかないので、ボール持って攻撃する時間とシュートチャンスをたくさん作って欲しいです。

 

最後に気になったのは、最終盤のダミアン選手が入ってから。いくらなんでも攻撃の質が低すぎる。あれではダミアン選手がかわいそうですね。体力的に厳しい時間帯ですが、そういう時間でも相手を圧倒するスキルをもっと磨いて欲しいです。できてたんだし。

 

それにしてもソウザ選手だよな〜。多分ソウザ選手1人にやられてる気がしてならない。ソウザ選手がボール持つと、全てが無効化したみたいな空気になる。誰かマンマークにつくとか、何か考えなきゃ…