選手達が自ら修正する能力はいつの間にかなくなっていた?(ルヴァン杯 フロンターレvsベガルタ仙台)

今日は仙台に行けなかったので、ツイッターのフォロワーさんが教えてくれたフットニック恵比寿店ではじめて観戦しました。http://www.footnik.net/index.php/japanese/location/

山手線沿線に勤務しているので、行きやすいなと思って。18:30過ぎに着いたら、もうすでに中は一杯!たくさんのフロサポとベガサポがいました。席もテーブルも空いてなかったので、ギネス片手に壁際に立って観戦しましたが、思い切って隣に立ってる方に声を掛けたらベガサポ。そこからときどき話しながら観戦しました。いつもぼっち観戦なので1人は慣れてるけど、今日のこういうのもなかなか楽しかったです。

 

さて、試合ですが、まあまあまあまあ酷いもんでしたね。今日は5失点するかと思われる酷さでした。3バック同士のミラーゲームでしたが、ベガルタ仙台にミラーゲームとフロンターレの守備を上手く使われましたね。

 

今日は特に感じたことが2つあります。まず1つ目。

「自信がないならミラーゲームなんかするな!」

 

ご存知の通り今年のフロンターレは攻守を早く切り替えて、相手からボールを奪取しようとします。その時に2人で行くんですね。瞬間に周囲ではベガルタは数的優位になってて。取られる前にボールを離すことで、ベガルタは数的優位な状況で面白いように攻撃してました。今日の3バックはとにかく守備がはまらなくて、CBはほとんど数的不利な状況だったと思います。ベガルタは中2日と日程の厳しさもあり、前半で試合を決めにきたのもあり、フロンターレは受けっぱなし。あれよあれと前半で3失点ですよ…。

 

フロンターレがミラーゲームで勝ち切る時って、1vs1で自信を持って戦う時だと思うんです。自分がボールを持っている時も、相手がボールを持っている時も。いつかの浦和レッズ戦で、当時風間監督だったと思いますが、ミラーゲームで完勝したことがありました。数的同数を恐れずに、果敢に挑んで勝ったのだったと思います。数的優位でないと戦えないなら、フロンターレは最初からミラーゲームなんてやらない方がいいと思いました。まあ、今日はミラーゲームというより、止むに止まれず3バックにしたんだと思いますが。

 

で、後半。ノボリが入って4バックになり、ようやくフロンターレは「いつものところに味方がいる」という感じで、ボールを回せるようになり、そこから2ゴールで決勝進出の可能性を残してくれました。ほっ…。

 

とはならないのが、今日の試合だと思いました。今日感じた2つめです。

「前半なぜ自らの意思で対応しなかったのか?」

 

風間監督から鬼木監督に変わって、この辺の自主性がおろそかになってはいないか?前半、憲剛選手が森谷選手とポジションを入れ替えました。それもベンチの指示だったと思います。そして、あれだけ守備がはまらないにも関わらず、結局前半は3バックをやり続けて、ベガルタにPKまで与えて…。後半からようやくの4バックです。

 

もちろん監督に最終権限があるのはわかるが、あの状況で選手達がやられてる感がなかったとしたら、もう開いた口が塞がらない。まさかそんなことはないでしょう〜。だとしたら、あとはピッチ上の選手による修正の意思がないということです。これは由々しき問題だと思う。

 

ハーフタイムに修正した鬼木監督はさすがですが、今日はさすがに修正が遅すぎて褒められたものではないと思います。また、それに頼りきり(そうとしか思えない)、自ら修正する能力が怪しくなったフロンターレベガルタとはあと2回戦いますが、ベガルタは手ごたえを感じていると思います。だって、後半は日程的にしんどいベガルタの足も止まりだしたし、10人で戦ってたんですよ。その状況での2失点よりも、前半の3得点を評価するでしょう?

 

アウェイゴールを2つ取ったのはすばらしいし、選手も現地に行かれたサポーターも諦めなかったことが呼び込んだ2ゴールなのは間違いないと思います。でも、同時に、数的同数にビビってるように見えることや、的確な指示を出せる鬼木監督に頼り切ってしまっているように感じたことに、ものすごく不安になってしまいました。

 

日曜日はホームで第2戦です。私のネガティヴな考えが、全くの杞憂であることを、フロンターレの選手達が証明してくれる。そう信じるようにします。もちろん、私も諦めてなんかないです!

 

最後に、知念選手!初ゴールおめでとうございます!そして何よりもアウェイゴールありがとう!