難航するフィロソフィーに沿ったチームづくり(ギラヴァンツvs松本山雅)

う〜ん…ホーム初勝利が遠い。2-1の敗戦でした。

 

チームが出来上がっていないことは、スタメンが固定されないことが表していると思います。競争の激しさでスタメンが変わるのでなく、最適な組合せが見つからないことで起こるスタメン変更。シーズン前のストーブリーグでうまくいかなかった…のかもしれません。

 

小林監督はギラヴァンツ北九州にフィロソフィーを作るために招聘さてました。就任早々、走力の強化に着手し、守備では相手を圧倒する走力とスタミナでアグレッシブにプレスをかけ続け、攻撃では全員が常に動きながらポジションを取り続けゴールに迫ってました。ところが今シーズンはその影が見えません。

 

今日も試合開始からプレスは腰が引けてる感じだし、DFはラインを上げきれず攻撃時にも中盤にスペースを作ってしまってたと思います。前半の飲水タイムで指示があったのでしょう。そこから改善されたけど、後半になるとまた同じようになってしまった。

 

率直に言って今のギラヴァンツはチーム作りが遅れていると思います。11節を経てもなお、勝てるチームになれていない。もちろん小林監督もこんなつもりじゃなかったでしょう。「J1昇格」という目標がただのリップサービスだった、なんてことはないと思います。「こうすればできる」と考えていたはず。ただ、そうはなっていません。

 

ギラヴァンツに植え付けようとしたフィロソフィーが去年までのようなサッカーだとすれば、今は全くできていない。かといって、私はフィロソフィーを変えるのは反対です。変えたらそもそもフィロソフィーじゃない。時間がかかりすぎたけど、選手達に必要なトレーニングを課し、必要な力をつけることだと思います。

 

また、今のメンバーでそれを待っているだけでなく、補強も検討して欲しいと思います。サッカー界では、必要な戦力の補強は当たり前のことです。経営に余裕があるとは思いませんが、今のままでは維持だと今の順位です。

 

私のTLに流れてくるギラヴィスタ達のコメントは、チームを信じるものが多いです。この2年間の躍進という、サポーターに素晴らしい経験をさせてくれたギラヴァンツ北九州を、もちろん私も信じています。あの強さ、面白さがギラヴァンツ北九州のフィロソフィーだと信じています。

 

J2は活躍すれば引き抜かれるカテゴリーというのはわかってたし、仕方ないことです。脱皮しながら、フィロソフィーに沿ったチームを作り続けてほしい。そんなギラヴァンツを応援し続けます。