１０月２０日（金）、等々力でフロンターレvs福岡を観戦しました。結果は天皇杯準決勝に続き４－２でフロンターレの勝利！それも後半３９分から３得点し逆転するという、久しぶりの等々力劇場でした。簡単に感想を残しておきます。
福岡の攻撃は鋭い！パススピードはフロンターレよりも速く、１タッチ２タッチで動かすし、選手達はしっかり動いて良いポジショニングをします。その様は、人よりもボールを速く動かせばよいという、当たり前にシンプルだけど実行するのは難しい、だがこれに挑戦しているように感じました。ミスを全く恐れていませんでしたね。
一方のフロンターレはミスを恐れている印象。自分達がコントロールできる範囲でしかボールを動かさないように 見受けられました。どちらがより攻撃的で魅力的かと言えば、それは福岡の方だったと思います。守備も素早くボールホルダーをチェックするし、 前から前から追い込んできて、フロンターレは苦労しているようでした。幸先よく先制したが、 逆転されて試合終盤へ。でも等々力劇場の幕開けは、試合終了までアディショナルタイム含め１０分程度だったのです。
この時間、さすがに福岡の足も止まり、選手の間にはスペースができていたし、選手の動きも若干落ちていたと思います。山村選手の高精度フィードから小林悠選手の技ありトラップ＆ ゴールは、戻りながら不十分な姿勢で守備せざるを得ない相手に対し、小林悠選手がゴールに向かっていく姿勢で勝ち得たものでした。
遠野選手の逆転ゴールは、小林悠選手のスピードクロスからのゴミス選手のポストプレー、そして難しそうなバウンドに見事に合わせたテクニカルなゴール。
相手を突き放た宮代選手のゴールは、ゴミス選手が右サイドで受けてドリブルで持ち込み、相手ＤＦとＧＫの隙間を通したクロスに信じて走り込んだものでした。ゴミス選手は２アシストの活躍。どのゴールも、途中出場選手達が試合終盤での運動量を上げるという期待に応え、スピードをパワーをもって相手を上回ったことから生まれたと思います。
こうして交代出場選手達がしっかり仕事し試合を決めてくれるとうれしいですね。みんなスタメンでもおかしくないのですが、その時の調子や自分達および相手との組み合わせなど、諸々考えられたうえでのスタメンですし、その結果ベンチメンバーになっているだけです。こうして地力を見せつけてくれるのは、サポーターはもちろん監督にとっても嬉しいでしょうね！
リーグ優勝の可能性がなくなり、あとはリーグ順位を少しでも上げていくしかないフロンターレ。今節勝利したけど、順位は変わらず。最大のモチベーションは天皇杯とＡＣＬとなりました。ハードな日程が続くので、ベンチメンバーの活躍は必須です。まずはダミアン選手とゴミス選手という、大物ＣＦにさらに調子を上げてもらい相手の脅威となって、その周辺で他の選手達が自分のストロングポイントを発揮する、というようになって欲しいと思います。まずは１０月２５日（火） のＡＣＬ、アウェイですが完勝お願いします。
それにしても、やっぱり等々力はワクワクさせてくれますね！ 平日ナイトゲーム、皆さんもお仕事忙しいでしょうが、 こういうことがあるので後半からでも来ることをおすすめしますよ ！ゲームによっては「遅割」もあるし。
