上手いだけじゃなく、強いチームを目指す両チームの闘い(フロンターレvs名古屋グランパス)

急いで仕事から帰ってギリギリDAZN観戦間に合いました。現地にいたわけじゃないので、簡単に感想を書きたいと思います。

 

結果は1-1の引き分け。好試合と言えますが、勝手な印象は「外国人選手が目立った試合」です。両チームともポゼッションや素早い守備への切り替えが特徴ですが、試合を決めるシーンは外国人選手がインパクトを残しました。もちろん両チームの日本人選手もハイパフォーマンスだったし、クラブチームにおいて国籍なんてナンセンスです。でも、事実だと思います。

 

これは良くないことか?というとそうは思いません。サッカーで勝ち続けるには「上手い」だけじゃだめだからです。フロンターレACLで今ひとつ成績を残せなくなったのは、これが原因だと思います。いろんなチームがあって、それらと対戦して勝ち続けるには「強く」ないとだめだと思います。そしてそのための重要な選手が、フロンターレだとソンリョン選手、ジェジエウ選手、レアンドロダミアン選手だし、名古屋だとジョー選手をはじめとする外国人選手だと思います。今日の試合、マテウス選手とレアンドロダミアン選手のいわゆる個の力による素晴らしいゴールだったのは偶然じゃないし、これはこれで喜ばしいことだと思います。

 

ただ、両チームともに相手を動かしてゴールを決めたかったのは間違いないでしょうね。そういう仕掛けもたくさん見ることができました。個人的には名古屋の方が決定機も多かったし、上手かったと思います。風間監督はフロンターレの時にはなかった「上手さ」と「強さ」の融合で、素晴らしいチームを作ってますね!

 

でも、鬼木監督も「攻守に圧倒する」という素晴らしいチームを作ってきました。その過程で、以前はあったパススピードは少し失われたかな?でも、レアンドロダミアン選手がその強さを見せはじめてますので、ここから強いフロンターレにどんどんなっていくのでは、と思います。

 

なにはともあれ、両チームとも「ゴールする」ことから逆算でプレーしているため、本当に緊張感のある試合でした。現地の皆さんが羨ましいぞ!