リーグ順位は噓をつかない(フロンターレvs京都サンガFC)

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等々力で現地観戦しました。試合開始時点で雨は上がってくれましたが、すっかり寒い!保温下着にセーター、厚手シャツ、ダウンジャケットの冬の観戦スタイルで臨み、おかげで寒さはしのぐことができました。これからの季節のスタジアム観戦は、防寒準備をしすぎるくらいしておいてちょうどいいですね。ガタガタ震えながらの観戦はできるだけしたくないですから。でも冬は震えながら観戦してますけど。なお、フットサルFリーグは室内で開催するので、これからのJリーグオフシーズン、是非観戦してみては?年末年始は町田・名古屋・墨田で集中開催ですし、お近くの方おすすめですよ!

 

さて、フロンターレの試合結果は3-3の引き分け。お互い3ゴールずつ生まれたにもかかわらず「見ていて楽しい試合」とはなりませんでした。失礼ながらリーグ戦終盤にきての中位以下のチーム同士の対戦ということで、順位なりの内容だったと思います。備忘録程度に感想を残しておきます。

 

フロンターレはスタメンをいじってきました。ダミアン選手・マルシーニョ選手・家長選手の3トップを、バフェ選手・宮代選手・小林悠選手へ。まるでフットサルのようなセットチェンジで、ようやく入替できるようになってきたか(遅いけど)という思いと共に、この3人が織りなす攻撃はどんなだろうとワクワクしました。しかしながら前半は常に京都に先行される展開。攻撃の前に守備面での課題を突き付けられました。

 

守備で気になったのは、ガーッと複数で取りに行って取り切れず逆スペースからカウンターを受けることと、全体的にボールウォッチャーになってしまうこと。複数でボールを取りに行くことについては、他チームからスカウティングされていると思います。レイソル戦の失点もそれに近かったと思いました。複数で行くということは、どこかにスペースができるということ。だからボールを奪い切るのが大前提です。でも、奪いに来た時の相手選手のフォローが良ければ、こういうことになってしまいます。取れなかった時のリスクヘッジ、具体的にはカウンター対応としてどこに誰が立っておくのか、あらためて検証し練習して欲しいと思いました。天皇杯決勝でレイソルと対戦しますしね。

 

後者についてはジェジエウ選手がまだトップフォームでなかったのと無縁ではなさそうに感じます。この日はいつもの俊敏にピンチを潰すジェジエウ選手ではなかったと感じました。今までだと「ジェジエウ選手がやってくれるだろう」みたいな雰囲気があっても、実際にジェジエウ選手が何とかしていた、でもこの日はまだそうではなかった、ってことなのかなと。3失点目がそうで、確かに以前のジェジエウ選手だったらあんなにあっさり競り負けることはないと思います。他の選手達が「ジェジエウ選手が勝つだろう」と思っていたかどうかわかりませんが、そこから折り返されたボールに対して誰も反応できていないというのは、そりゃ失点するよなと思いました。以前、PKでGKがはじいた時に備えて走り込んだのがノボリ選手だけだったというのがありましたが、どうも根っこのところでそうなっているのではないか?大いに心配に思いました。

 

あとは予想された京都のハイプレスをまともに受けてしまい、逃げ道を作ることができなかったことです。まず、ひとりひとりの技量としての問題があるのは当然ですが、ボールを持った見方に対するフォローが相手選手に負け、良い位置取りができていないのではないかと思います。湘南戦だったかは、ハイプレスに対し中盤を飛ばすロングボールで割り切っていましたが、今節は必ずしもそうではなく、結果として捨てるようなパスをせざるを得ないことも。ここも一年間良い改善が見られていないので大きな課題です。レイソルはプレスも上手いので、大至急の手当てをお願いします。

 

攻撃面で言えば、ここ数試合複数得点できるようになりました(遅いけど)!バフェ選手と宮代選手の関係性は良さそうだし、なにより宮代選手・小林悠選手というFWにゴールが生まれたのはいいことですね!バフェ選手のゴールを期待していましたが、この日はあと少しというところでした。正直言ってリーグ戦はどこまで順位を上げられるか(賞金が変わる)というレベルの話ですし、やっぱり天皇杯優勝とACL勝ち上がりに期待しているので、バフェ選手にはどんどんトップフォームになっていっていただき、これらの場で爆発して欲しいと思ってます。ジェジエウ選手もね。

 

ということで、ゴール数の割にはいまいちな内容の試合でしたが、冒頭に書いた通りお互いの順位なりだったなと思います。やっぱり一年かけて積み上げたリーグ戦順位は嘘をつかないですね。寂しいけど、来シーズンはこの時期に優勝争いしていることを期待します。

 

以上、審判についてはもうノーコメントで!