完勝!そして鬼木監督続投(ACLグループリーグ フロンターレvsジョホール・ダルル・タクジム)

DAZN観戦しました。フロンターレは5連勝でグループリーグ突破を決めました!ACLて苦労する印象しかないのですが、こんなにすんなり突破を決めるとは…。

 

といっても、振り返ったらやっぱり簡単ではなかったですね。アウェイJDT戦、ホーム蔚山戦はスーパーゴールでの1-0勝利。パトゥム戦は4得点こそしていますが、内容的には圧倒したとは言えず、2失点以上に相手にやられた感がありました。昨日のホームJDT戦、5-0となりましたが、やっぱりJDTにボールを持たれると怖かったです。マレーシアリーグで無敗はだてじゃなかったですね。一方、リーグで圧倒しているということは守備面が熟成されていない可能性があるということ。それを感じさせた結果が5-0という結果だと思います。

 

フロンターレは金曜日に鹿島戦があったのですが、その時は3-0勝利といえども右サイドは鳴かず飛ばずでした。ところがこの日は右サイドから攻略しまくりましたね。DFが比較的ボール保持させてくれたのは大きいと思いますが、JDTのコンパクトな守備陣形をDF陣みずから切り込んだり、ワンツーで侵入するなど、相手が捉えられない動きを繰り返していたと思います。得点経過を見ると山根選手がよく絡んでいることが分かります。日本代表を諦めたわけじゃないでしょうし、ここにきてようやく本調子になってきたのだと思いました。

 

ゴールをした選手達は、それぞれが得意なプレーを披露しました。家長選手がなぜか左サイドから正確に左足を合わせ、ダミアン選手は家長選手のピンポイントクロスを左右のバーに当てながら押し込むヘディング、マルシーニョ選手は山根選手のクロスに相手DFの後ろからスピードをもって飛び込むダイビングヘッド。

小林悠選手は得意のヘディングにボレーシュート両方魅せ、仕上げは再三チャンスメイクした山根選手の左足コントロールミドルシュート。予選通過には勝つしかないJDTが前掛かりになったことで逆に攻撃しやすくなったとはいえ、どれも見事な連携でした。

 

では楽な試合だったかというと、冒頭書いたように全くそうではなく、JDTにボールを持たれるとあやうく失点というところまで持っていかれました。ただ、そこは何といっても橘田選手でしょう。久しぶりに「ピッチに5人いる」姿を魅せてくれましたね。橘田選手も今シーズン、なかなか調子が上がりませんでしたら、彼の調子の良さがここ2ヶ月のチームの無敗につながっているのは間違いないと思います。

 

こうなると俄然、天皇杯優勝への期待が大きくなります。苦しみながらも天皇杯決勝に進んでいて本当によかった。ようやくチーム力が向上してきたところでシーズンオフってもったいないと思いますもん。鳥栖戦でケガしないようにしながらもコンディションを上げ、天皇杯決勝に臨みたいですね。

 

そして今日、鬼木監督との契約更新が発表されました!今年のチーム作りの失敗(時間がかかりすぎたということ)を踏まえ、来シーズンは新たなチャレンジをしてくれると思います。ほとんどベールを脱ぐことのなかった山根ロールか?ゴミス選手がキーを握るのか?楽しみです。

 

何はともあれ予選リーグ突破、おめでとうございます!楽ではない戦いでしたが、勝ち切ったことは価値があります。さらに積上げ、アジアの頂点を目指しましょう!