「やるべきこと」は「いつもやっていること」と同じじゃない(フロンターレvs湘南ベルマーレ)

1-2。点数差以上に内容は完敗でした。ホームでは0-4で惨敗してますので、今シーズンは湘南に対して全く歯が立ちませんでした。振り返るのもむしゃくしゃするような、しょうもない内容の試合でしたが、DAZN観戦したことを残しておくために、感想を書いておきます。

 

この敗戦は、監督と強化部の責任が大きいと思います。中2日に対し、相手は2週間ぶりの試合。体力的なハンデは分かり切っていたこと。また、湘南が3バック(5バック)で最終ラインのスペースを消すこと、走力を生かして猛烈にプレスに来ることなどもわかってたこと。それにもかかわらず、中2日のメンバーを変えず、戦い方も変えずに試合に臨んだ。素人から見ても「なんで?」ということです。負けに行きますと言っているようなものです。

 

この状況で「選手を信じている」とか「選手達には力がある」なんて言うのは、選手への責任転嫁でしかない。そういう意味では鬼木監督は選手の力は信じながらも、「自分が反省すべき試合」と述べていますので、ギリギリセーフですね。でも、同じメンバーで連戦を戦い、ろくなパソーマンスを発揮できず負けたことは昨日にとどまりません。その場しのぎのコメントで反省してなかったのか、反省したことを忘れていたのか?

 

それにしても、選手も変えなければ戦術も変えないというのはひどいものです。5バックでマルシーニョ選手にスペースがなくても、同じボール配球。もちろんスペースがないから快足は生かせない。相手が大外を制圧しているから中盤制圧しに行くかと思いきや、キーマンとなるはずだった大島選手はもはやどこにいるかわからない。個人的にはセットプレーとパワープレーしか得点チャンスはないと思いましたが、最後までそうしなかったのは、ピッチ全面を制圧されていてもボールをつなげていると誤認していたからですかね。

 

また、かえすがえす悔しいのは強化部の自己満足的な補強ですね。ワールドカップの影響で過密日程になるとわかっていたにもかかわらず、事実上5億円で1人を「ピンポイント補強」したのみ。スタメンvsベンチ&ベンチ外に差がありすぎてメンバーを変えられないのなら、もはや今シーズンの補強は愚かというしかない。結構なサポーターの方々が「2019以下」と言ってますが、私もそう思ってますし、そこを踏ん張っているのは株式会社川崎フロンターレではなく、監督・コーチと選手達の奮闘です。社長も強化部もなんとも思ってないのでしょうね。こんなところにも「組織はできた瞬間から組織の存続が目的になる」があるのかもしれないです・・・。

 

勢いで思いのたけを書いてしまいました。不快な気持ちになった人もいるかもしれないけど、私が心から感じたことです。昨日の試合に関しては、わかっていて無策だった監督と、わかっていて無策だった強化部の責任。選手達はそんな愚かな組織の中で奮闘した。ということだと思います。

 

以上!